2018年07月19日
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テーマ: 心の病(7244)
前回の日記では、妊娠時までを書きましたが、今回は出産時の事を。
山あり谷ありで出産にこぎつけました。
里帰りで出産したわけですが。

出産時にも本当に色々ありました。
一部生々しい部分もありますので、苦手な方は読まない方がいいかもです。


検診に行った日、どうにもお腹が張って痛い状態。
なんかお腹が張ると伝えてモニターされていたところ、
「コレ、陣痛きてますよ。」
エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

陣痛で痛むお腹と腰をさすりつつ、駐車場に荷物を取りに行きました。
検診は一人で行ってたもんで。
もちろん、ママンもパパンも仕事中、旦那は新幹線の距離。
この時点ではお昼ぐらい。

一人で陣痛室でジリジリ。
そのうち、張りが酷くなってきたなーマジで痛ーよとか思いつつ耐えてたら、
看護師さん達がモニターを見て険しい顔。
夕方ぐらいにバタバタし始めたと思ったら、医師が来て、
「胎児の心音が落ちてきてるので、緊急手術をします。
 ご家族の方に来て貰って下さい。」
ェェェΣ(゚Д゚)

ママンは飛んで来て、書類とかサインしたり検査したりと準備して、
夜になって緊急帝王切開。
夜の消灯後、誰も居ない廊下をストレッチャーに載せられ、手術室に入る心細さよ。。。

そして手術時。
ライトの銀色の部分、ピカピカに磨かれ過ぎて、自分の腹が映ってる。

自分の術中の開腹状態は見たくない( ̄△ ̄;)
見えないようにしてもらえないかと頼み、目の前をカバーで覆ってもらいました。
帝王切開は局部麻酔なんですが、その硬膜外麻酔の注射が痛い。
そこまではいい。
「効いてきたかな~?どうですか?」
と医師に訊かれ、触れる感じは鈍くなってきたと言ったのだけど、
メスを入れられた直後、
「イテテテテテ!!!!」
効いてねぇ!!ヽ(`Д´)ノ
涙目で暴れそうになる自分の腕を抑える看護師さん達。
麻酔追加されました。
今度こそ効いたかと、色々チェック後に、切られたけど、怖かったよ・・・。
子供を出すのにグニグニ押すのとか、痛くはないけど感触があるんだね。
生まれた瞬間の感想は、
「良かった。。。終わった。。。無事に出てきた。。。」


この後の方が、自分的には辛かった。
出産した夜、パンパンに脚がむくれ、寝返りも打てない状態。
熱も出てウンウン唸ってました。
ここまではまあ、手術後だし仕方ない。
麻酔が切れ始め、自分で痛み止めを押して打つ感じなんですが、
それを押した直後。
夜中だったんだけど、全身が熱くなって、身体が動かなくなってきた。
息が苦しくなってきて、身体が硬直状態。
このまま死ぬかと思った。
その長い時間の後、ちょっとだけゆるんで動ける瞬間に、
ナースコールを押して意識が飛んだ。
気が付いたら、ベットがナースセンターの隣の部屋に移動されていて、点滴打たれてた。
肩がゴッリゴリで首もガチガチ。
しばらくボーっとして動けなかった。
その翌日、精神科の医師がやってきて、診察があった。
どうやら、麻酔云々ではなく、パニック発作とかそっち方面だったみたい。
それから何回か、退院までにカウンセリングみたいなものを受けて、
退院時には頓服を渡された。


出産後は、今度は旦那と里帰りから帰宅する時の事で揉めた。
旦那は、里帰りから自宅に帰る時に、旦那実家に泊まりたいと言う。
私は日帰りで顔見世は良いけど、泊まりは体調的に無理と言う。
平行線で、夫婦仲悪化。
自宅に帰る日にちが伸びた。
それに伴って、精神的なものも悪化。
しんどかった。
なんだかんだで自宅に戻ってからも、結構その状態を引きずっていて、
生後5か月ぐらいで限界に。
爆発して旦那と大喧嘩。
泣いて辛さを訴え、色々あった。
それから3か月ぐらい、寝たり起きたりしか出来ない日もあったりした。
1歳ぐらいになった時、あまりに具合が悪いのが続くので、精神科にかかる。
薬を服用する為に、断乳決行。
断乳は辛かった。
でも、断乳しないと薬は飲めない。
泣きながら夜を乗り越え、断乳した。

それからしばらく、薬を飲んで、カウンセリングも通い、
落ち着いた頃に減薬、頓服だけ出されてすんなり断薬。
ここまでで1歳半ぐらい。

今度は二人目問題が。
旦那は二人目が欲しい、私は妊娠出産が怖い。
また悪化するかもしれない、手術後にまたパニック発作が起きるかもしれない。
妊娠中の悪阻も辛いし、一人目も見つつそれが出来る自信がない。
出生前診断で羊水検査の時とか、一人目の子はどうすんだとか。
何日もかけて話し合った。
協力をしっかりする、出産は里帰りせずに自宅で、とか色々提案もあった。
結局、私も折り合いをつけられた頃、二人目を妊娠。
今度は、結構幸せな妊娠生活だった。
悪阻は確かに酷くて、一人目は暴れまわる時期だし、辛かった。
でも、気持ちがものすごく落ち込むこともなかったし、夫婦仲も良かった。
多分、何日もかけて本音で話し合ったのが良かったんだと思う。
出産自体も、精神科の入ってる総合病院。
出産前からカウンセリングを何度もしてもらったりした。
ハイリスク妊婦だから、その説明も旦那同席でされた。
予定帝王切開だから、旦那にも麻酔とかそういう説明をきっちりされた。
帝王切開当日は、旦那が付き添ってくれた。
そのおかげで、かなり安定した気持ちで二人目は出産できた。

この経験があったおかげで、一人目の妊娠の時の辛さとか、
そういう気持ちの澱みたいな暗いものが、だいぶ薄れた。
二人目の幸せな妊娠出産の記憶が、上塗りしてくれた感じ。
一人目は、本当にダークな思い出しか妊娠出産期になかったから、
あまり思い出したくなかったりする。
振り返ると、辛かったなぁ、と思う。
今だから、こんなこともあったなって思えるけど、
当時はどうしたらいいか分からなかった。
医師には何も言われなかったけど、産後鬱に足を突っ込んでたんだと思う。
自分ではうつ病の再燃だと思ってたけど。
あと、産後クライシスにも当てはまってたのかも。


・・・てな感じで、妊娠出産したから簡単に幸せになれますよなんて、気軽には言えません。
周りの環境とか人間関係とかで、ものすごく左右されるなって思います。
特に、実家が遠い、周りに頼れる知人友人もいない、
生活基盤や夫婦関係がしっかりと構築できてない、
断薬からあまり時間が経ってない。
こういう状態だと、妊娠後にもずっしりくるなと思いました。
まあ、振り返って思う事なんですけどね。
当時は必死だったし、しんどかった。

今でも眠りはかなり浅いです。
不眠症まではいってないですが、精神的に悩みがあると、すぐに不眠になります。
なので、あまり考えないように、悩まないようにと心がけてます。
うつ病の始まりの頃、最初の症状が不眠と手の震えと食欲不振だったので、
不眠と手の震えが出てきたら、自分でヤバいと思うようになりました。
そこに眩暈が起きてきたら、とりあえず休むようにしてます。
寝込んでいても何も文句を言われないのは、非常にありがたい。。。


こんな感じの妊娠出産・断薬でした。
ということで、断薬からはまだ5年経ってません。
このまま過ごしていけたらいいなと思います。
幸せな記憶で、辛かったのとかしんどかった気持ちも上塗りしていけたらなと。
海を見るのが、しばらくは辛い時期がありました。
特に遠浅のゆるい砂浜。
しんどい時期に、何度も入ろうかしらなんて一人で眺めていた記憶でザワザワして。
ここ2年ぐらい、皆で海に行ったりして、旦那の笑顔を見たり、隣で笑ってたりして、
それで上塗りできたのか、一人で砂浜に立って遠くを眺めても、
ざわざわした気持ちにならなくなりました。
その頃から、当時聴いてた曲を聴いても、不安定にならなくなりました。
記憶の上塗り。
感情の上塗りでもあるんですね。
辛い記憶を、楽しい記憶でちょっとずつ置き換えていって、
感情を安定させていく。
そういうのが自分の安定度を高めていっている気がします。
不安定な頃に触れたものは、自分が不安定になりやすいので避けるか、
こうやって楽しい記憶や感情で上塗りするか。
そうすると、寛解後も安定しやすくなると思います。


安穏と能天気に暮らしてるように書いてますが、
裏では色々あったのよー、なんて。
今だからこそ書けるけど、しんどかったですわ。
こんな感じでした。ハイ。
はー、今生きてて良かったと思います。
出産時は、本気で死ぬかと思ったけど(呼吸が出来ない的意味で)。
二人目出産から2年は経ったので、産後鬱の心配からは脱出できたと自分では思ってます。
日々を大事に過ごしていければいいな。





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最終更新日  2018年07月27日 12時36分52秒
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