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2008.03.31
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カテゴリ: イギリス映画

ルネッサンス期のイタリア、ヴェロナの町。
二大名門として知られるモンタギュー家とキャピュレット家は、血で血を洗う争いを繰り返してきた。
ある日、舞踏会で出会い、一目で魅かれあったロミオとジュリエットは、互いの素性を知って嘆き合う―――。



 これほど有名な戯曲を、映画も舞台も、まともに触れたことがありませんでした。
惹かれずにきて、それでも、知らず知らずシェークスピアには触れることが多いです。『 真夏の夜の夢 』『から騒ぎ』『蜘蛛巣城』、大好きな『ウエスト・サイド物語』も。思い出せないだけで、他にもたくさんあるのでしょう。
原作をモチーフにしたものは好きだけれど、そのまま映画化された有名な「マクベス」「リア王」「オセロ」といった作品は、未だ惹かれず未見。
戯曲と映画、おかしなこだわりを持ってしまうからでしょうか。

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舞台劇ゆえ、映画になっても、台詞は芝居がかったもの。詩的な言葉が次々と登場します。

色んな意味での中世の 汚れ というものも、ちゃんと表現されていました。ふたりの悲恋には、非の打ち所がありません。
世間での評判もとてもよく、幾度も映画化された中で、こちらが一番高評価なようです。

純粋に感動できる良作。まだ十代だった主演ふたりの熱演も見所です。
ジュリエット役のオリヴィア・ハッセーは、何処かで名前を聞いたと思ったら以前観た『復活の日』。
後に布施明の奥さんになった方でした。(離婚したけれど)


素晴らしい作品であることを重々承知しながら・・・それでもやっぱり、私個人としては戯曲そのままの本編は苦手。
芝居がかった演技、戯曲だから当然といえば当然ですが、心からは楽しめません。三谷幸喜作品を心底楽しめないのも、その辺にわけがあるのでしょう。
反面、舞台劇を最高にいい映画に演出した『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は大好きです。
舞台でいくら成功している作品でも、俳優でも、題材でも、映画という土俵では映画らしくあってほしい――そう願ってしまいます。






 原作  ウィリアム・シェイクスピア
 脚本  フランコ・ゼフィレッリ  フランコ・ブルサーティ
 撮影  パスクァリーノ・デ・サンティス
 音楽  ニーノ・ロータ
 出演  オリヴィア・ハッセー  レナード・ホワイティング  マイケル・ヨーク
      ミロ・オーシャ  ブルース・ロビンソン  ジョン・マケナリー

 (カラー/138分/イギリス・イタリア合作/ROMEO AND JULIET)








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Last updated  2008.04.01 20:36:19
コメント(6) | コメントを書く


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布施明の奥さんでしたね!  
racquo  さん
このハセーという人は根に理知的なところがあるのが魅力です。

フランコ・ゼフィレッリというと我々にとっては映画監督ですが、
彼は同時期か、映画監督以前からオペラの演出家。
舞台を見る機会は日本にいるとないけれど、
ベルイマンもヴィスコンティもオペラや芝居の演出家ですね、もともと。

ロミオとジュリエットは、三島由紀夫の『永すぎた春』の
陰(裏)の原作とも言えるでしょうか。
C家とM家の対立があり、二人の恋は禁断であるから情熱が燃える。
この禁断が現代にはないから、情熱の燃焼もなというのが、
三島の『永すぎた春』のテーマです。
三島の『憂國』もそういう情熱の愛の世界。
自ら監督した30分の映画『憂國』のバックに三島はワーグナーの
トリスタンとイゾルデの音楽を使っていますが、
ロミオのネタ元も「トリスタンとイズー伝説」だと思います。

ロミオについて言うとプロコフィエフのバレー音楽が好きです。
(2008.04.01 01:58:11)

Re:【ロミオとジュリエット】 1968年 不朽の悲恋(03/31)  
ジウニー  さん
私も三谷幸喜はあんまり
面白いには面白いんですけどね
宣伝では素晴らしいセットとか言われてたのがあったけど
私の目にはいかにもセットという作りで、それにあのセリフまわしだから・・・^^

でもロミオとジュリエットかぁ~~一度見てみたいです
オリビアさんはほんと知的で美しいよね
君はバラより美しいって歌を布施さんが歌ってたけどぴったりだったもの (2008.04.01 19:28:15)

racquoさん   
はる*37  さん
>フランコ・ゼフィレッリ

もともとはオペラの演出家だったのですね。
私はこの方の映画、実は好きなものが幾つかあって
最近では『ムッソリーニとお茶を』がとても好きです。
ベルイマンもヴィスコンティも、今では映画監督というイメージしかありませんね。

>禁断が現代にはないから、情熱の燃焼もない

なるほど、なるほど~。面白い!
手元にある三島作品を読んで気に入ったら是非読んでみますね。「永すぎた春」「憂國」

>トリスタンとイズー

元ネタの元ネタにも元ネタがある感じで。
奥の深いですね。 (2008.04.01 20:50:32)

ジウニーさん  
はる*37  さん
>私も三谷幸喜はあんまり
>面白いには面白いんですけどね

そうそう。面白いは面白いけど、心底は楽しめないで終わります。
台詞回しも、舞台なら気にならないのに・・と思います。

>オリビアさんはほんと知的で美しいよね

映画のオリヴィアさんしか見たことがないのですが、黒髪がとっても可憐でした!
当時15歳ほどだったそうです。(見えない!) (2008.04.01 20:56:19)

Re:【ロミオとジュリエット】 1968年 不朽の悲恋(03/31)  
ヤスカイ  さん
こんばんは。

このオリビアはかわいいですよ
その印象が強くて・・・・

たしかにまた観ようかなと思ったことはない映画です。

舞台を映画に・・・・抵抗あるのわかります。黒澤監督も『安宅』もしくは『勧進帳』を映画にしてますよね。違うんです。仕方ないんですが・・・・どうせなら完全に違った切り口でやったほうがよかったかと思ったりします。
そういう意味で昔の大河ドラマで『武蔵坊弁慶』だったかな? 中村吉右衛門が弁慶だったんですが、安宅関の関守、富樫左衛門を児玉清がやってまして、この二人の演技には惹きつけられた記憶があります。ほとんど『勧進帳』をやってるんですけど、なんだかまったく別物を見ている気がしました。
作り手次第の部分もあるのかな・・・良し悪しは別ですけどね。

『ハムレット』は以前も書きましたが、メル・ギブソンのものが好きです。ケネス・ブラナーも良かったけど、それはお得意なものだからかも・・・

私も三谷映画は『ラヂオの時間』『笑の大学』以外は、まあこんなもんか・・・と思います。この二つも舞台でしたっけ? でも舞台を見ていない(のちのちテレビでちょこっと『笑の大学』を観ましたが・・)からか、楽しめましたけどね。『ラヂオ・・・』は舞台はどういう風にやっているのか知りませんが、トラック運転手という視聴者も巻き込んだりして、空間の拡がりがあって、映像を上手に展開させていたと思うのです。ってこれ舞台だっけ?
『笑の大学』は以前日記で取り上げたので書きませんが、三谷映画でもっとも評価したい作品です。
あ、これ、私の見解でした。失礼しました。
(2008.04.01 23:22:05)

ヤスカイさん  
はる*37  さん
こんばんは。
切り口を変えるというのは、やはり大事ですね。
舞台にしかできないこと、映画だからできること
それを尊重してあるのが一番です。
>『武蔵坊弁慶』
観ていませんが、良質なドラマだったんですね。

>『ハムレット』

観るならメル・ギブソンにしておきます。
ケネス・ブラナーは『から騒ぎ』がアレンジしていてなかなかでしたが、でもいまいち。
でも好きな物をやっていると、本人は生き生きです。

>『笑の大学』

じつは先日観たのですが、ラストのすとんとおとすところ
流石でしたね~。
まるでやっぱり舞台を観ているみたい、な映画で
感想はごめんなさい、まずまずだったのですが
あれは大人の映画でした。
楽しめ度とは別に、いい映画でした。 (2008.04.02 00:19:58)

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