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2009.09.06
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カテゴリ: 鑑賞 etc

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「パラス・アテナ」(1898)クリムト


 本日までの展覧会に間に合いました。
暇のあった午前中、車を運転して芸術の森美術館へ。我が家から美術館へ行く道は、ドライブにもってこいなとても気持ちのいいコースです。
途中のにわか雨清々しく、お出かけしてきました。

 19世紀末ウィーン。保守的な芸術のあり方を脱し、アカデミズムに訣別を告げた「ウィーン分離派」を中心に、独創的な表現が彩りと活気をもたらした。
1887年に開館したウィーン・ミュージアム(旧ウィーン市立歴史博物館)のコレクションの中から、クリムト、シーレをはじめ、ハンス・マカールト、カール・モル、コロ・モーザー、マックス・オッペンハイマー、オスカー・ココシュカらの選りすぐりの絵画約120点を公開する展覧会。


クリムト といえばなんといっても『接吻』を思い出しますが、本展にはきていませんでした。ざんねん。
一度は生で観たい絵画なのですが。

今回の目玉は保守派を震撼させたという『パラス・アテナ』。


この頃の、金箔を多用した官能的で妖艶な作品は、好きでも嫌いでもありませんが、目の前にあれば圧倒されてしまう、美に溢れています。背景の不気味さも印象に残る。
私的に好きなのは、背景や洋服に細かく描きこまれている、アラベスクのような模様。そして鮮やかな色遣い。
色や絵の、雰囲気だけでみるとヘンリー・ダーガーを思い出しました。鮮やかさの背後に存在する、確実に在る「死」のようなもの、、、それが似ていると感じさせる理由なのでしょうか。

3359655163_1be6bb51e1.jpg

「牧歌」ldylle (1884) クリムト


そんな絢爛豪華なクリムトですが、若いころ(保守派と決別する前)には、このような宗教画風な作品も描いていたそうです。
ミュシャに似ていると思ったら、ミュシャも同じくオーストリア帝国出身で同時期に活躍した画家なのでした。
これだけ見事な「牧歌」を観ると、作風や精神が革新派ではあっても、宗教的な思想をしっかり持っていた画家なのだと実感させられます。

index_1_3.jpgklimt-gustav-die-erwartung-9700010.jpg

「アルトゥール・レスラー」(1912)シーレ                クリムト


エゴン・シーレ に関してはまったくの無知識でした。
クリムトの生涯にわたる友人で、クリムトは描かなかった自画像を、シーレはよく描いたとか。
強調された手や顔や体の輪郭の武骨さもきらいな作風ではありません。
ダークな「ひまわり」の絵など、いいなと思う作品が幾つかありましたよ。


(検索していたらすごく好みの絵を見付けたので載せてみただけよ、、、)







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Last updated  2009.09.07 06:22:41
コメント(8) | コメントを書く


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素晴らしい  
まさつ5180  さん
オーストリアで展覧会をしたことがあります。
やはり世紀末芸術は素晴らしいですね。 (2009.09.07 11:24:50)

まさつ5180さん   
はる*37  さん
はじめまして。

一時代が終わり、新しい芸術へと向かう画家たちのパワーを感じました。

今更ながら、、「パラス・アテナ」の背景に目がいって。
もっとしっかり観てくれば良かったです。 (2009.09.08 23:58:25)

幾何学  
ほし さん
いつもお世話になってます☆
ブログでは旧姓で行きたいと思います!

クリムトと言えばゴールドのイメージでしたが、
最後の画像の幾何学的な画。すごいステキですね。
これはどこで見れるんだろう。。
こんなファブリックも欲しいなぁと思ってしまいます。

やっぱり行きたかったなーー。 (2009.09.09 11:26:32)

ほしさん  
はる*37  さん
こんにちは!!
コメントありがとう♪

クリムトのかわいらしい感じの最後の絵
いいですよね。
他にも探すといろいろあるみたいです。
こんなのばかりでも、楽しい展覧会になりそうだね^^
今度はなにがくるかなぁ。
駐車チケット6枚綴りを購入しちゃったので
次回も是非行きたくなるようなのだといいですw (2009.09.09 16:33:27)

Re:『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』 札幌芸術の森美術館(09/06)  
ヤスカイ  さん
こんばんは。

芸術の秋を満喫しておいでのご様子ですね♪
いいなぁ・・・

アテナといえば・・ふくろうですね
ちゃんと書き込まれてますね。
あちらのひとたちには、やっぱりギリシャ文明は源流のひとつとして、とても近しいものなのでしょう・・・。
背景も古代ギリシャの壷絵のような感じ・・・面白いですね。なにか神話などの曰くもあるのかな・・・?

アテナといえば・・19日から国立西洋美術館(上野)で、古代ローマ展が始まるんですよ。妻を誘ったら、今回はまんざらでもない様子だったので、もしかしたら出かけるかもしれないんですが、目玉のひとつに「アレッツォのミネルウァ」というブロンズ像があるんです。紀元前3世紀のものだとか・・・。
ルネサンス期に発見されて、当時のトスカーナ大公コシモ・デ・メディチが所有していたものということで、日本に来るのはもちろん初だそうです。
写真で見ると、なかなかの美人。
早く会いたいです~~。
(2009.09.09 18:58:00)

ヤスカイさん  
はる*37  さん
こんばんは。

芸術の秋を少々、楽しんで参りました。
最終日、大混雑。スススッと(笑)

外の芝生の上では アートフリマが催されていて
可愛らしい手作りのブックカバーを買いました。
ずっと欲しかったのですw


>アテナといえば・・ふくろうですね

あ、そうなんだ。たしかに、描かれています。
もっとじっくり観てきたらよかったなぁ~


>国立西洋美術館(上野)で、古代ローマ展が始まるんですよ

それはヤスカイさんにピッタリな展覧会!
行かなきゃですね。一人ででも!(笑)

「アレッツォのミネルウァ」は知らないので、これから調べてみますが、生で見れてとっても羨ましいです。
紀元前3世紀か、、、すごい。
報告してくださいね!! (2009.09.11 03:11:09)

Re:『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』 札幌芸術の森美術館(09/06)  
Lake Moraine  さん
間に合ったんですね! 羨ましいです。 私はてっきり中旬まで
やっていると思い込んでいて 身動きならない時に 最終日だと
いうことに気がつきました。 
クリムト 壮観だったでしょうね。 絢爛豪華な作品を是非とも
堪能したかったのですが、 はるさんご紹介の 牧歌 びっくりしました。 素養の深さと確かな画力 それがあってこそ、
広く知られ 人を魅了する豪奢な絵画の数々なんですね。
 あ~ 同じ展示会とは言わずとも クリムトの作品展また
来てほしいと切に願います。
 シーレの作品は 目のやりばに困るようなのはなかったですか?
友人、師弟関係といった二人ですが シーレの展示が
どんなバランスの作品群でまとめたのかも 気になってました。 (2009.09.12 02:01:39)

Lake Moraineさん  
はる*37  さん
こんにちは。
壮観でしたよ。
でも、金箔をもちいた黄金期の作品はあまり並ばず、作風が多様に変わっていく様をみた感じがします。
「牧歌」にはわたしも驚きました。


>シーレの作品は 目のやりばに困るようなのはなかったですか?

クリムトとも共通の要素はエロス、、なんですね。
そういえば『エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々』なんていう古い作品があるみたいで、、。
でもこの展覧会では自画像などが主でした。
クリムトといい、先入観をちょっぴり覆す展覧だったのでしょうか。

そういえば、この日、外の芝生でアートフリマが開かれていて、ラッキーでした。 (2009.09.13 19:47:38)

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