家曜日~うちようび~

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2020.03.30
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テーマ: 防災の話(1082)



妻が花屋さんで、桜の枝を買ってきました。

今年は、外でのお花見は自粛っちゅーこって。

しゃーねー、花見酒は自宅ですっかな。




さて、これが、うちの新型コロナウイルス対策の備蓄です。
これらは、自然災害の防災備蓄とは別で揃えたものです。

食糧・日用品・薬が所狭しと詰められたケースが12個。
あと、写真には写っていませんが、
この後ろには、お米30キロ、トイレットペーパーやキッチンペーパーの箱買い。
押入れの中には、ペットのエサやトイレシーツ、酒などが入っています。

現在、書斎は、このようにぎゅうぎゅう詰めっす。

これらの備蓄は、2月初めに準備を終えました。
関東の「パニック買い」より、たった60日早い動きですが、
当然これらを購入した時は、販売規制や買い占め防止の「か」の字も無く。
僕たちは、ただの「有難いお客様」という扱いを受けました。

今、この量を一気に購入すれば、常識を疑われてしまいます。

だから備蓄は、早め早めがベストなんです。




あのお、うちは、決して浪費家ではねっす。
ちなみに、これ、うちの寝室っす。
御覧の通り、無駄なものは一切ありません。
ベットすら、じゃまくさいからナッシング。


このように、無駄なモノは徹底して買わない主義ですが、
冒頭の備蓄は 「無駄ではないモノ」 として、見極めているわけです。

さて、この日記は、
先回の日記 【長期化する新型コロナ禍、今こそ夫婦で「備蓄」について考える】

とある備蓄家夫婦の「夫婦漫才」をお楽しみ下さい。

僕)
ちゅーか、昨今のマスク、トイレットペーパー、食糧品の買い占め騒動を、
今回あなたは全て事前に先読みして的中させましたけど、
新型コロナが発生した時、あなたは今のこの世界情勢を、すでに予想していたってことなのかな?

妻)それは違う。予想はことごとくハズレ。

僕)・・・どーゆーこと?

妻)
私、もっともっと最悪な状況を予想してたから。
私は極度の心配性なので、頭に描く未来予想図は、いつも超最悪の事態です。
コトに向かう時は、いつも一番最悪の状況を想定して対応します。
この度の備蓄量も、そのひとつのあらわれです。
そんな私にとっては、今のこの世界情勢は、けっこー明るい現実です。意外と心は軽いです。

僕)中国で新型コロナが発生した時、過呼吸になってたもんねえ。考え過ぎはよくねーよ。

妻)
楽観主義で、快楽主義で、希望的観測だけで生きてるようなダンナを持った妻は、時に過呼吸になります。

僕)たはは・・・いやはや、なんとも。では、「パニック買い」が発生した時、どう思いました?

妻)
ふつーに「やっぱりな」って感じっす。
「人間は窮地に追いやられると、集団でパニックになる生き物だ」 という前提で私は生きています。
首を傾げてもしゃーない、怒ってもしゃーない、憐れんでもしゃーない、そういう生き物なんだから。

僕)なるほど。魚が泳ぐように、鳥が飛ぶように、人は集団でパニックになる生き物だと。

妻)その例えは、よく分りません。

僕)ちっ。けっこーお気に入りだバカヤロー!

妻)まわりくどいんだよコノヤロー!

僕)うるせーコンチキショー!

妻)やんのかハゲチキショー!

僕)
まあ、確かにこの手の騒動は、今日に始まったことではなく、歴然とそうだからね。
今後は、政府も企業も「人は不安になると集団でパニくる生き物」っちゅーことを認めた上で、
災害時の「パニック買い」を考慮した在庫の見直し等、建設的な対応を迫られるだろうね。

妻)
この世から「パニック買い」が無くなる方法は、ひとつだけあるのです。
それは、みんなが常に豊かな備蓄を持つことです。

僕)
今はもう緊急事態なので、買い溜めは控えるべきだけれど、
この未曾有のウイルス災害が終息したら、あらためて「備蓄」が文化として見直されるだろうね。
思えば日本には 「クラ=倉・庫・蔵」 に食糧や道具や財産を備蓄する文化が、昔はあったよね。
そういった古い文化がスタイリッシュにカタチを変えて、現代のライフスタイルに導入されたら、
それはそれでけっこー面白いかもね。

妻)ですね。




僕)では、最後に、あなたにとって「備蓄」とは何ですか?

妻)
ひと言で言うと 「安心」 です。
私には、災害時に食糧を調達してくる力がありません。
長い長い行列に並ぶ、気力も体力もありません。
何日も食糧や日用品が無い状況で、平常心を保つ自信がありません。
私は、ただの平凡な主婦。 「安心」 が欲しいのです。

だから備えるんです。

早め早めに備えておくのです。

備えあれば、行列に並ばなくてよい。

備えあれば、慌てて買い占めなくてよい。

備えあれば、買い占める人に腹を立てなくてよい。

備えあれば、買い占める人を憐れまなくてよい。

備えあれば、無駄なやせ我慢をしなくてよい。

そして、

備えあれば、いざという時、

本当に困った人に分けてあげられるのです。

備蓄は、緊急時の物資であると同時に、
平素から私たちにそんな 「気持ちの余裕」 をもたらしてくれるものだと、私は思います。

備えあれば憂いなしです。


僕)なるほどっす。この度は、ありがとうございました。

妻)いえいえ、こちらこそ。では、晩ご飯を作ってきます。

僕)今日のメニューは何ですか?

妻)パスタです。ローリングストックの賞味期限が近づいてますので。

僕)え~、またパスタぁ~、刺身がいいな~。

妻) パスタです。

僕)・・・分かりました。とほほ。





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最終更新日  2020.04.01 14:21:05
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