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何とも後味の悪い映画を観てしまった。日曜洋画劇場だったのだが、ホント具合悪くなってしまったからだ。これは、吐き出しておかないと。読者の皆様には申し訳ないが、今日の更新は二本立てです(ホントの更新「色と言葉とこころと音と」は、別ページで)。(以下、ネタバレ) 心の闇を抉って見せ付ける映画だった。自分を取り繕う、自分のほころびがバレないのをほっと見ている。あまりに汚すぎる。でも、そんなところが自分ともの凄く重なる気がして。 ワタクシゴトで申し訳ないが、僕は、素直に生きたい。自分に対しても、他人に対しても。でも、自分を取り繕ってしまう。「そんなことしたくないのに」と思いながら、それでもやってしまう。それを「ホレ、こんなに汚いもんだよ」と教えてくれる。 その挙句が「僕のどんなところが良い?」という、何でそれを言ってしまうかな、という台詞。でも、そう言ってしまう人の「自信の無さ」はどこから生まれてきたのか。人を殺してしまった。追われている。多重にウソを吐(ツ)いている。という以前に、リプリーは本質的に自分に自信を持っていない。才能も高く、趣味も悪くないはずだ。第一、自信があればチネチネせずにどーんとぶつかっているはず。例え愛する相手が自分と同姓であっても! 確かに、僕は同姓に惚れた覚えもないし、人を殺した事もない。が、一時ではあれ愛する人を「傷つけてしまった返り血」はぬぐえども決して消えはしない。 時間は経っている。でも後ろ暗い心の中の「リプリー」はまだ、時折うす白い鎌首をもたげてむかってくる。それでも僕は明るく前を向いて生きていかなければいけない、否、生きて行きたいんだ!今夜は矢野顕子を聞いて寝ることにする。
2003年01月19日
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