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今日、中3が入試を終えて塾へやってきた。
皆、ひと仕事終えた、いい顔をしていたように思う。
ちょっぴり「勝負焼け」した顔が頼もしい。
最初は皆でお菓子を食べながら色々感想を聞いて回った。
そうやって一度「吐き出させる」ことは大切だと私は思っている。
いつもより多めに冗談を言い、気持ちをほぐそうとした。
話している間にとびっきりいいいたずらを思いつく。
私は笑顔をやめ、おもむろに衣を正して真面目に話し始めた。
彼らも「あ、先生が真面目に話し出した」と姿勢を正して私を顔を見る。
「え~、私立の入試が終わると、問題集を二冊配布します。この二冊の問題集をやり込むことによって合格を確実なものにします。決していいかげんにやらないようにしてください。そこが合否の分かれ目になってしまいますから。」
「あ、現物を持ってきた方がいいですね。ちょっと職員室へ行って取ってきます。」
私は職員室から旺文社の『全国高校入試問題正解』いわゆる「電話帳」の英数国と理社の二冊を持ってきて一番前の机の上にどーんと置いた。
皆の顔がひきつる。特にYANAさんが目をむいて固まったのが可笑しいのをこらえるのに必死だった。
公立受験合格の鍵は量をこなすことです。・・・」
と演技を続けようとしたところで、あまりに固まっているのが可笑しくて噴出してしまった。
「ウソだよ!こんなにやらせないよ」
とたんにひっくり返ったように大笑いとなった。
大笑いが一段落した後、クラスは落ち着きを取り戻し、集中状態へと入っていった。いつもの集中力だ。
これから勝負が二回、あるいは三回ある。気持ちの切り替えをしながら、頑張りぬいてほしい。
この一ヶ月の過ごさせ方はとても難しい。
こういうとき「ユーモア」というのは飛びっきりの潤滑剤になる。
(もちろん、失敗したといって落ち込んでいる子がいないからできたのだけれど)
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