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ガジュマルの樹の下でユンタク(おしゃべり)するのが日課だ。
綾乃はいつものように何気なく話を切り出した。
最近よく見る変な夢の話を・・・


【綾乃】
ルーズで楽天的な島屈指の怠け者。仕事に就く気はさらさらない。
死ぬまで楽をして生きるのがモットー。島を出て行くつもりも全くない。
相棒がいて、毎日が楽しければそれでいい!

【オージャガンマー】
大謝家の次女の意。本当の名はカマドゥだが誰もそう呼ばない。
皺だらけの茶色の顔、オレンジ色の髪。
綾乃からもらったヴィトンのバッグには・・・
サングラス、CDウォークマン、サバイバルナイフ、


沖縄のある島を舞台にした、心温まる(?)物語。
そのなかでこの二人の存在感は抜群!
私のなかでは“最高(強)コンビ”の誕生である(笑)
昔の祖母と孫のような関係から、今ではすっかり綾乃が主導権を握っている。
オージャガンマーは常に「アンジドゥラー」(そうだねぇ)と相槌をうつ。
自分勝手極まりない綾乃の性格も、何故だか自然と受け入れてしまう。

綾乃が見た夢は、【ユタ(巫女)になれとの神様からのお告げ】であった。
二人に、島一番のユタ・カニメガを巻き込んだ大騒動がはじまる!
このカニメガもかなり強烈なキャラクターである。強引な商売、圧倒的な実績。
決してイカサマ霊媒師ではないのだが、島一番を守る為には何でもする。
とにかく容赦ない!もちろん綾乃も負けず、二人が出会えばプロレスの試合と化す。


オージャガンマーのオトボケだけでも相当楽しい。
(宮古島をフランスだと思っている。もちろん綾乃のせいで。)

ユタになるか否かの問題が、もちろん一番の見所。
が、それだけではなく【旧盆】にかける熱い綾乃が面白い!
一年のうちこの3日間の祭りの時だけ、人が変わったように働く。


一番大事な綾乃の決断がちょっとあっけないかな、とも思ったが、
ごちゃごちゃ感が楽しくて何ともいえず良い。
そしてこの結末。わかってはいたけど・・・これはちょっと反則です。
涙。涙。涙。

かなり難しいだろうが、映像で見たいなぁと思った。
沖縄の綺麗な景色はもちろん、音が聞きたくなった。
独特なリズムのウチナーグチ。
名手である綾乃の三線。オージャガンマーのトゥバラーマ(即興唄)。
空気、温度も感じたくなった。沖縄の血が騒いだ(笑)

第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞。
ファンタジーの定義はよくわからないが、とにかく面白かった。
文庫の表紙。バガージマ ヌパナスと切っているのは何故?
おかしくないか?それともわざと?

『風車祭』も読むぞ。

『バガージマヌパナス―わが島のはなし』池上永一 文春文庫(1998年12月第1刷)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何度か日記でも書いた、宮古でユタをしている祖母の姉。
年末に転んでしまったらしく、手術をしなければならないらしい。
今まで、医者にかかったことがなかったので、とても不安がっているとのこと。
無事終わればいいのだが。





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最終更新日  2005年02月17日 22時56分13秒
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Re:『バガージマヌパナス』 池上永一(1/10)  
七生子☆  さん
maoさんの読書日記を読んでると「うわ~ッ!まだ積んでる!早く読まなくちゃ!」と慌てさせられちゃうんですが、この本もそうでした(笑)。「読め!」「読む!貸して!」というやりとりの結果、ウン年前から他人様よりお借りしてるのに、まだ読んでない~(苦笑)。図書館から池上さんの本を借り出したので、その本読んで弾みがついたら、この本も読みます~。読み終わったら、またレスしますね(って、このパターンは何度目でしょう^^;)。 (2004年01月13日 00時02分16秒)

Re:Re:『バガージマヌパナス』 七生子☆さんへ  
123mao  さん
>「うわ~ッ!まだ積んでる!早く読まなくちゃ!」と慌てさせられちゃうんですが、この本もそうでした(笑)。<br><br>ファンタジーノベル大賞なので必ずチェックは入っているだろうなぁーと思ってました(笑)人から借りられるが羨ましいです。<br><br>>図書館から池上さんの本を借り出したので、その本読んで弾みがついたら、この本も読みます~。読み終わったら、またレスしますね(って、このパターンは何度目でしょう^^;)。<br>-----<br>あ、そちらも気になります!私も楽しみにしてます。<br>七生子さんは“積読の絶対量が違うぜ!”という感じですね(笑)私も人のことは全く言えませんが・・・<br> (2004年01月13日 09時12分29秒)

Re:『バガージマヌパナス』 池上永一(1/10)  
rainywoods  さん
うちの親もですが、お年寄りって転ぶと けっこうたいへんなことになったりしますね。お大事に。<br><br>この本、maoさんがこれ読んだことなかったとは意外。<br>どこまでが池上ファンタジーの産物なのか地元の風土なのか判然としないユーモラスかつ聖なるマジックリアリズムに、脳みそウニになったりします。<br>個人的にはCoccoのイメージとどうしてもだぶってしまいます。彼女がユタさんにスカウトされてたら 絶対こんなパンク・ユタだよな。<br>偶然でしょうけど(なにしろこっこデビュー前の作品だから)。<br>笑わせたあとで神聖な気持ちにさせる、手からこぼれる砂のシーンも こっこの それを思わせる写真が 雑誌Hにのってましたっけ。<br>池上さんもCoccoファンで同じ高校をでてるというのも偶然ですね。池上氏は新作「ぼくのキャノン」をだし、お元気だそうです。長編、風車祭は あまりに脳みそが ふらふらになったので 読書中断してます(笑) <br><br> (2004年01月13日 14時01分17秒)

Re:Re:『バガージマヌパナス』 rainywoodsさんへ  
123mao  さん
>うちの親もですが、お年寄りって転ぶと けっこうたいへんなことになったりしますね。お大事に。<br><br>どうもありがとうございます。親戚の多くが、宮古にお見舞いに行っているようです(母も駆けつけるつもりでしたが、都合がつかず)<br><br>>この本、maoさんがこれ読んだことなかったとは意外。<br>どこまでが池上ファンタジーの産物なのか地元の風土なのか判然としないユーモラスかつ聖なるマジックリアリズムに、脳みそウニになったりします。<br><br>もっとはやく読めば良かったです!日記を書き出してからの“一人(作家)一冊キャンペーン実施”のシワ寄せがこんなところに(笑)アホです。<br><br>境界がわからないですよねぇ~。もちろんそれで全然構わなかったりしますが(笑)<br><br>>個人的にはCoccoのイメージとどうしてもだぶってしまいます。彼女がユタさんにスカウトされてたら 絶対こんなパンク・ユタだよな。<br><br>パンク・ユタ!確かに、ははは(笑)言われてみると、なるほどですね、綾乃=Coccoって。全く気付かなかったっす。あいかわらず想像力が貧困だなぁー。ワジワジする、とか言ってましたね。<br><br>>笑わせたあとで神聖な気持ちにさせる、手からこぼれる砂のシーンも こっこの それを思わせる写真が 雑誌Hにのってましたっけ。<br><br>おっと、そうでしたか!やはりCocco関連の本、ちゃんと読もうっと。実は読んでないのが結構あります。<br><br> (2004年01月14日 09時05分33秒)

Re:Re:『バガージマヌパナス』 rainywoodsさんへ  
123mao  さん
続きです。<br><br>>池上さんもCoccoファンで同じ高校をでてるというのも偶然ですね。<br><br>これも前回読んだ『あたしのマブイ見ませんでしたか』のrainywoodsさんのレスで始めて知ったのでした。どこまでもついていくのですよね(笑)<br><br>>池上氏は新作「ぼくのキャノン」をだし、お元気だそうです。<br><br>これはうれしいです!楽しみがまだ沢山残ってる!<br><br>>長編、風車祭は あまりに脳みそが ふらふらになったので 読書中断してます(笑) <br>----<br>rainywoodsさんの脳みそをふらふらにさせるとは、只者ではないですね(笑)これもそのうちに読みます!<br><br>今、『あたしのマブイ~』のレスを読み返してやっと気付いたのですが・・・<br><br>私も目取真俊さんの『オキナワンブックレビュー』読んでました。<br>あのわけのわからなさ、“怒り”ですか~。<br>感じ方はいろいろあるのでしょうが、そう言われてみて納得です。絶句したのは同じだったのですが・・・底の浅い読み方を再認識。やはり読み手によりますね。しっかりとメッセージを受け止めることが出来ればいいのですが。<br>ありがとうございました。<br> (2004年01月14日 09時16分53秒)

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