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カテゴリ: カテゴリ未分類
成瀬将虎は、魂が震えるような恋愛を欲している。
テレクラ、出会い系サイト、合コン。
そんなある日、駅のホームから人が線路に飛び降りるのを目撃す・・・

「おじいさんが死んじゃったの」と久高愛子は言った。
ずっと元気だったが、交通事故にあったという。
しかし、その背後に【蓬莱倶楽部】という会社の影を感じ・・・
“なんでもやってやろう屋”元探偵・成瀬将虎が調査に乗り出す!


さてさて、ようやく読むこと出来ました。
このミス1位!さらに楽天内でも多くの方が高い評価を与えている本書。

えぇええ、良かったです。騙されましたとも。やられましたさ。

健康食品や羽根布団を高値で売りつける【蓬莱倶楽部】。
愛子に思いを寄せるキヨシ(高校の後輩)とともに、将虎が動く。
そして絡み合うように語られる、将虎の探偵時代。
はじめて与えられた大きな仕事は、ヤクザの組員になること。
将虎・19歳。幾つもの死。そして女・・・


蓬莱倶楽部の話は、まぁありがちな話。だが、ヤクザ探偵の設定は面白い。
ここらあたりから読むほうものってくる。だが、それでもまだ普通のミステリー。
だったのに、

待っていたのは“心地よい衝撃”。
え、え!? と絵に描いたらならば首を横に振って辺りを見回してしまうような。
一瞬、自分だけ置いていきぼりをくったという感覚。


なんとなく読み進む。真相を知って驚き、振り返りまた驚く。そういえば、と。
違和感があるかないかのギリギリの線で仕掛けてくる。
このあたりがホント絶妙。
こういう驚きがあると、ミステリって面白いなと再認識する。

そしてこれまた皆さん仰ってることですが・・・

タイトルがいい! ピタリとはまってる。最後のメッセージもとても温かい。

不満といえば、柳川貴之さんの解説が長いことかな(笑)
「お、まだページ残ってるぞ!」と期待しちゃうじゃないですか。
やはり残りなんて気にせずに、集中して読まないとダメだな。
(放送時間の残りでどっちが勝つかを考えてしまうバレーボールのようだ)
あ、でも歌野さんのインタビューはうれしかったです。


子供騙しと思う人もいるかもしれませんが、私は充分楽しめました。
『家』三部作から考えると凄い飛躍!
続けてミステリを読むのは、ちょっとツライなぁと思うほどに。
(次のものが見劣りしちゃいそうで)


『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午 文藝春秋(本格ミステリ・マスターズ) 2003年3月第一刷





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最終更新日  2004年02月19日 22時52分10秒
コメント(14) | コメントを書く


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Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
七生子☆  さん
 ふふふっ。読まれたんですね~。上手く騙されて「やられた!」と思いつつも、最後にじんわり胸に広がる感動が心地良い作品ですよね。でも…この作品、映像化だけは絶対に無理でしょうね(笑)。 (2004年02月19日 01時15分57秒)

Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
読まれたんですね~。ほんと、ここまでやられると気持ちいいぜって感じですよね。最後の方の主人公の、「非生産的な挑戦ってカッコいいよ、それが本当の文化だよ」って科白には(友人キヨシの生き方にも)ノックアウトされてしまいました。生きてくって、辛いけど考え方でどんな風にでも変わっていけるものなんだな、って元気をたくさんもらえたような・・・。確かにこの小説読んだ後はミステリはちょっといいや、って気になってしまいました。 (2004年02月19日 08時23分34秒)

Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
Re-ka  さん
あるものがガラガラ…と崩れて、その下からムクムクと別の形が出来上がっていくような衝撃を受けちゃいました。時にはこういう衝撃もいいですよねぇ。<br><br>そうなんです「私もまだ終わらないな…」という意識が勝手に働いちゃうのです。だから後書きが長いと軽い肩透かしを覚えてしまうので、気をつけようは思うのですが、毎回はまっているのでした(笑) (2004年02月19日 08時49分50秒)

Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
>『家』三部作から考えると凄い飛躍!<br><br>『長い家の殺人』しか読んだことのないわたしには、このひとことで十分魅力的です、ハイ。<br> (2004年02月19日 18時28分08秒)

Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
☆かよ  さん
あ~なんだ普通の推理小説かな~と思いきや=<br>最後に”騙された=”って、ここち良かったです(笑)<br>本当に題名も良いですしねぇ~◇ (2004年02月19日 19時34分16秒)

Re:Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
123mao  さん
七生子☆さんへ<br>> ふふふっ。読まれたんですね~。上手く騙されて「やられた!」と思いつつも、最後にじんわり胸に広がる感動が心地良い作品ですよね。<br><br>“あれ”だけで終わらないところがいいですよね。<br><br>>でも…この作品、映像化だけは絶対に無理でしょうね(笑)。<br>-----<br>ははは、確かに。絶対やってはいけませんね。<br> (2004年02月19日 19時44分57秒)

Re:Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
123mao  さん
猫のゆりかごさんへ<br>>読まれたんですね~。ほんと、ここまでやられると気持ちいいぜって感じですよね。<br><br>こういうのは素直に楽しまないともったいないですよね。騙されたもの勝ち!<br><br>>生きてくって、辛いけど考え方でどんな風にでも変わっていけるものなんだな、って元気をたくさんもらえたような・・・。<br><br>そうですよね!強いメッセージを感じました。<br><br>>確かにこの小説読んだ後はミステリはちょっといいや、って気になってしまいました。<br>-----<br>きちんと1冊挿んで、またミステリに戻りました(笑) (2004年02月19日 20時06分26秒)

Re:Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
123mao  さん
Re-kaさんへ<br>>あるものがガラガラ…と崩れて、その下からムクムクと別の形が出来上がっていくような衝撃を受けちゃいました。時にはこういう衝撃もいいですよねぇ。<br><br>いやー、ホント一変しましたね!<br>入り組んでいるわけでもなくてワンアイディアでいったのが逆に良かったかも、と思います。<br><br>>だから後書きが長いと軽い肩透かしを覚えてしまうので、気をつけようは思うのですが、毎回はまっているのでした(笑)<br>-----<br>同じくです。もっと集中していれば気にならないんですかねぇ。今後も無理そうです。<br> (2004年02月19日 20時10分13秒)

Re:Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
123mao  さん
かま玉うどんさんへ<br>>>『家』三部作から考えると凄い飛躍!<br><br>『長い家の殺人』しか読んだことのないわたしには、このひとことで十分魅力的です、ハイ。<br>-----<br>あ、また嘘を書いてしまいました。<br>私、2つしか読んでいませんでした(汗)<br>嫌いだったわけではないのですが、地味な印象がありました。<br> (2004年02月19日 20時12分03秒)

Re:Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
123mao  さん
☆かよさんへ<br>>あ~なんだ普通の推理小説かな~と思いきや=<br>最後に”騙された=”って、ここち良かったです(笑)<br>本当に題名も良いですしねぇ~◇<br>-----<br>ほんと前半は全然普通(笑)<br>日記で煽っておいていうのもなんですが、予備知識なく読みたい本ですね。題名、はまってます!<br> (2004年02月19日 20時15分53秒)

Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
夢の助1039  さん
すごいですねー、みんな読んでるんですねー。<br>そのことに、ただただ感心。<br>ハイ、ワタシは読んでません。 (2004年02月19日 21時01分55秒)

Re:Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野(2/15)  
123mao  さん
夢の助1039さんへ<br>>すごいですねー、みんな読んでるんですねー。<br>そのことに、ただただ感心。<br>ハイ、ワタシは読んでません。<br>-----<br>あ、ホントだ(笑)。かなりの高い率ですね。<br>文庫が基本!の私が入っているのが珍しいです。<br>他のところでは結構辛口な感想も見ますが、ここでは概ね好評ですね。 (2004年02月19日 22時52分10秒)

Re:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午(02/15)  
今更、ですが…わたしも、ようやく読みました!!
このタイプのミステリを読むときは、かすかな違和感を大事にしろ!と思ってるんですが、
このタイプであることは、結末まで行かないとわからないので(爆
でも、この作品は自分がいかに固定観念で凝り固まってるか、ってことに
気が付かされて、そういう意味でも衝撃でした。
もうしばらく歌野さんの作品をチェックしたいと思います。次は「ジェシカ…」かな。 (2004年06月27日 21時40分25秒)

Re[1]:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午(02/15)  
123mao  さん
うっかりしゃちべぇさんへ
>今更、ですが…わたしも、ようやく読みました!!

おぉぉ、読まれましたね!
ミステイ好きは是非おさえておきたい一冊ですね。

>このタイプのミステリを読むときは、かすかな違和感を大事にしろ!と思ってるんですが、
>このタイプであることは、結末まで行かないとわからないので(爆

わかります~。違和感の“かすか具合”?が絶妙なんですよね。後から考えると、やはりあそこがおかしかった、とわかるくらいが一番悔しくて面白いですね。

>もうしばらく歌野さんの作品をチェックしたいと思います。次は「ジェシカ…」かな。
-----
どうしてもこの作品と比べられてしまうから、歌野さんも大変ですよね。そういう意味では「ジェシカ…」の評価も結構厳しいものが多かったような…。私は『世界の終わり、あるいは始まり』も気になってます。
(2004年06月27日 22時28分42秒)

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