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カテゴリ: → 読んだんよ ←
何の為に。応援するのだろう?

19対0で迎えた9回表最後の攻撃。

「東大、絶対にー、逆転だー」

本気でそう思っているのだろうか?


東京大学運動会応援部の1年間を、リーダー11人を中心に描くノンフィクション。
(ノンフィクはとても珍しい。しかも文庫じゃない!)
応援部は様々な運動部を応援するが、ここでは神宮での六大学野球応援の舞台裏にスポットをあてる。
現役の主将や他のリーダー達はもちろん、バンド、チア、
前主将やOBたち、そして神宮応援席の常連ファン達まで。
それぞれの言葉を織り交ぜながら、語られていくそれぞれの物語。


まず、“応援”というもの、応援団というものに興味があった。
そのうえ、【東大】だ。
なぜ東大に入ってまで、多くのことを犠牲にして、

東大=弱くてなかなか勝つことができない、という六大学野球の図式がすぐ頭に浮かんだ。

“応援(している自分)に対する確固たる自信”があるわけではない。
悩み、惑い、苦しむ。
意味があるのか?心から応援しているのか?自己満足?
理不尽な慣習。抱える矛盾。
(プレーするのは選手。負けるのは応援のせいなのか?)
それぞれが辿ってきた道と抱える問題、これから…


答えがきちんと用意されているわけではなかった。
が、そのことがさらに興味をひきつけていく。

山場は、夏合宿と、勝ちに手が届きそうなリーグ選での試合。

大マス。合宿の最後に行われる9回裏表全イニングの仮想試合。
9回表の最後の攻撃。怒涛の連続得点。部員の数だけ繰り返される演奏、踊り、拍手、応援。

リーグ戦。一度も勝利を味わっていない、4年生のリーダー。
何度も大敗して、それでも練習し続け、応援し続け、やってきたチャンス・・・



これはきます。熱くなる。



出てくる選手が、名前を知っている選手達であるのもうれしい。
早稲田の和田(現ダイエー)比嘉(現広島)、立教の多田野(現インディアンス)ら。
それに立ち向かっていく東大の選手たちと応援部の面々。


決してスマートではない。絶対の自信をもっているのでもない。
時間が区切られているから(学生時代だから)こそ出来る。

この仲間たちと、この瞬間にしか味わえないことは、絶対あると思う。


最相さんが、何気なく書いていたところにこんな文がある。

人のためにこれほどの想いで応援したからこそ、人のためにこれほどまでに喜ぶ資格がある。 (P148)

そうなんだろうな、と思います。


『東京大学応援部物語』 最相葉月 集英社 (2003年9月第1刷発行)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに東大。洋弓部は結構強かったです。1部でしたし。(私が大学生のころ)
【東大セッティング】というべきか、
東大しかやらない弓のバランサーのつけ方があって面白かった。
絶対的なエースはいなかったが、平均点が高く抑えがきいているという感じ。
(って、ほとんどの人は何のことやら?ですね)

同じ史学科に応援団の人がいました。やはり部員数は少なかったです。
うちの学校も決して、運動部は強くなかったので、あまり報われることはなかったと思います。
そういえば、いつも学生服を着てたなぁー。いつも彼女と一緒だったけど(笑)
確か、もう結婚したんだよなぁー。元気かな。

一度、洋弓部の応援しようか?みたいな時があった。
四大戦のとき、丁度試合会場(といってもグランドだったが)に居合わせて。
でも、アーチェリーの競技の性格上、応援団はどうやって応援していいかわからんはず。
結局、何事もなく他の競技の応援に行ってしまったんだっけ。
見てみたかった気もする。残念。
実際、部内のミーティングで、応援のあり方について話すことも多かったな。

千葉ロッテ関連でも、よく応援は話題になる。
(何の為の応援か?応援のファン?たんなる自己満足じゃない?
どんなときでも応援するのがファンなの?それが選手の為なのか?
監督、選手がファンに謝るなんてこともあった)


応援するって、どういうことだろう?
と感じた時に、読んでみてもいいのではないでしょうか。この本。







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最終更新日  2004年08月13日 15時27分41秒
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Re:『東京大学応援部物語』 最相葉月(05/05)  
こんな本があったんですね(っていきなりなんちゅーコメント^^;;)六大学に行ってたのに、神宮に一度も応援に行ったことがないという薄情者の私にとっては(その頃野球に全く興味がなかったので)別世界のような話です(汗)
応援って、ほんと誰のためにするんでしょう?先日、浜スタにvsヤクルト戦を見に行ってきたばかりなんです。
9回、3-2と勝ち越してその裏佐々木の登場、割れんばかりの大歓声で・・でも佐々木は1点のリードを守れず、延長で結局負けました。打たれた時、横浜ファンはさすがにブーイングはしませんでしたが、あ~ぁ。。というため息が球場全体から伝わってきて。選手もああいう時ってどんな思いなんだろな、ってちょっと思ってしまいました。佐伯なんかはよく、応援されると燃えるってヒーローインタビューとかで言ってますよね。結果に結びついたときはそれで万事OKなのでしょうが、スポーツって、やる人にとっても観る側にとっても、複雑な物なんですね。 (2004年08月12日 07時50分32秒)

Re[1]:『東京大学応援部物語』 猫のゆりかごさんへ  
123mao  さん
>六大学に行ってたのに、神宮に一度も応援に行ったことがないという薄情者の私にとっては(その頃野球に全く興味がなかったので)別世界のような話です(汗)

あ、もったいない(笑)野球を観るようになったのは、ご結婚されてからですか?
私も六大学は観にいったことないんですよ~(涙)
出身ではないのですが1度行ってみたいです(都市対抗なら1度だけ有)

>応援って、ほんと誰のためにするんでしょう?先日、浜スタにvsヤクルト戦を見に行ってきたばかりなんです。
>9回、3-2と勝ち越してその裏佐々木の登場、割れんばかりの大歓声で・・でも佐々木は1点のリードを守れず、延長で結局負けました。打たれた時、横浜ファンはさすがにブーイングはしませんでしたが、あ~ぁ。。というため息が球場全体から伝わってきて。

試合経過に一喜一憂する観客は、当然というかそれはそれでいいと思います。観客のいない試合なんて味気ないですし。これが“応援団”とかになると、うるさく感じる人も当然いるし、応援の仕方なんていう問題も出てきてしまって…。

>スポーツって、やる人にとっても観る側にとっても、複雑な物なんですね。
-----
やはり、選手に気持ちよくプレーしてもらうというのが大前提ですよね。観るのも皆が気持ちよく、というのが理想なのでしょうが、なかなか難しい。棲み分けが出来ればいいのですが。
誰の為の応援なのか?というのも問題ですよね。
(2004年08月12日 23時29分03秒)

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