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profile:山本ふみこ
随筆家。1958年北海道生まれ。つれあいと娘3人との5人暮らし。ふだんの生活をさりげなく描いたエッセイで読者の支持を集める。著書に『片づけたがり』 『おいしい くふう たのしい くふう 』、『こぎれい、こざっぱり』、『人づきあい学習帖』、『親がしてやれることなんて、ほんの少し』(ともにオレンジページ)、『家族のさじかげん』(家の光協会)など。

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2014/01/28
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カテゴリ: うふふ日記
 到来物の白味噌の羊羹(ようかん)と、渋めのお茶を、と思った。
 休みの日の朝、このような甘味とお茶をたのしむことがある。文字通り「朝飯前」のひとときだ。食卓には、朝ごはんの仕度がほぼできているので、ちゃぶ台を出して……。
 そうだった、ちゃぶ台はなかった。
 ひとり暮らしをはじめた長女に持たせてやったのだった。

 ひとり暮らしの準備に際し、娘に伝えたいことがあった。
 「間に合わせのモノは持たない」
 というのがそれだ。
 が、なんとなく口に出して伝えるのは憚(はばか)られた。娘には娘の考えがあるのだから、との思いから、口にしかけて黙った。それに、「間に合わせのモノは持たない」ということなら、すでにじゅうぶんに伝わっているはず、と思いたくもある。
 わたしが娘ふたりと3人の暮らしをはじめたとき、テーブルは持たず、暮らしのまんなかに古いちゃぶ台を置いた。ちゃぶ台は、わたしの暮らしの原点であり、「間に合わせのモノは持たない」という、暮らしの象徴的存在だった。

 たとえば机。たとえばフライパン。包丁もない。包丁はただし、わたしが使ってきたペティナイフだけは持たせた。三徳(文化包丁)は、いずれ贈れたら……と考えているけれど。
 娘の引っ越しを手伝ったとき、荷造りの箱のなかに、おろし金をみつけた。
 「取材先でもとめたんだ。一点豪華というヤツです」
 うつくしくて頑丈な、純銅製だった。
 それを見て、ああ、これがこのひとの原点だな、と得心した。云うことは何もない、と思った。

 若いひとに伝えたいのは、調度の類いは間に合わせで持っても、吟味して持っても、長持ちするということ。気がつくと、軽く20年くらい過ぎてしまう。20年が過ぎたとき、間に合わせの道具の多くはそこで終わりを迎えるが、吟味して選んだモノの多くは、まだゆける。修理も利く。この実感だけは、若いひとにはつかみきれぬだろうと思うものだから、こそっと云っておきたいのである。
 老婆心のついでに書いておくのだが、家に食器棚が入り用、食卓が入り用、ソファが……、というのはどこかで誰かがつくり上げたイメージだ。このイメージに囚われて、暮らしをスタートさせるのはいかにも窮屈。
 自分がどんな暮らし方をしたいと考えるか、どんな好みを持っているかを尋ねつつ、計りつつ、ゆっくりゆくのに限る。ほんとうに欲していたわけではないのに、のせられてもとめてしまった調度に苦しめられる(空間を奪われる)のだけは、よろしからず。……である。

 ところで、朝飯前の甘味とお茶を、わたしたちは盆の上でたのしんだ。ちゃぶ台もよかったけれど、盆もいい。

ブログフライ返し.jpg

フライ返しです(右)。
娘にも同じモノを、とさがしさがして、
もとめました(左)。
押しつけがましいとは思ったものの、「べこべこ」を
愛するあまり……。





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最終更新日  2014/01/28 09:37:28 AM
コメント(35) | コメントを書く
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ああ……。  
Kouji さん
ふみこさま、みなさま、こんにちは。

冒頭の白味噌の羊羹がすごく印象的で喰いついてしまいました。はじめて聞いたので。
味噌が羊羹。
羊羹はよう噛んで。…
駄洒落はともかく、読んでいて、前回ふみこさんがコメント欄に書いてらした、生活が生活を生むさまを見せていただいているなぁとおもいました。
オリジナルは、育った環境が本にあって、共感だとか反発だとか反省だとかの工夫で出来てゆくんだなぁ、と。

また変なところに喰いついてしまいますが、「べこべこ」。
画像だけみて、なにかわかりませんでした。
べこと言えば、東北弁で牛ですね。
そう思ってみると、牛にみえてくる気がします。
(2014/01/28 10:18:56 AM)

(●^o^●)  
マドレーヌ さん
ふみこさま

「間に合わせなものはもたない」
とても響きました。
台所にいる20年選手のヤカンが「そうだ、そうだ」とうなづいていました。

春から高校三年になるムスメ、来年の春は旅立ちになるかもです。 (2014/01/28 10:46:52 AM)

モノを愛する  
たまこ さん


間に合わせをもたない、必要最低限で暮らしていこうという
めあてのもと、私も生活しています。

でも、最近は何でも買い与えられしまって、モノを大切にできない人が増えている気がします(自分も然り)
そんな人を見ると誰にもモノを愛することを教えられず、
かわいそうに思います。

だから私は年の離れた弟に本などを買ったときに
「一回読むだけじゃなくて、なんども読んで伝えたいことを学んで!」と言います。(なんだか堅苦しくてまじめですね)

今回のブログで自分の持ち物を見直す機会ができました。 (2014/01/28 11:36:15 AM)

自分にとっての  
おきょうさん さん
今日のような穏やかな冬の日差しが好きです
そんな中、ゆっくりお盆にのったお菓子をゆっくりふみさまといただいているような気分で読ませていただきました。
週に一回心のオアシスタイムです。

ともすれば、「間に合わせ」だけで暮らしなんて進んで行きがちです。なんとなくそんな世の中のような気がします。
ひとつのものをずっと大切に長く使いこんでいくと、どんどんその中に「気」が入って、期待以上の仕事をしてくれそうです。ふみさまの「ベコちゃん」のお写真からは、力強いオーラが感じられます(笑)
だからこそ、長く使っていきたい気持ちのする物に出会うまでは辛抱強く探しもとめていたほうがよいのですね。アンテナをピンと立てて。
間に合わせではないお気に入りの仲間たちにかこまれた生活。
きっとパワー全開!!ハリウッドのプール付き邸宅より居心地がよいはず。(笑)

この春下の娘が中学生になります。上の娘とは4歳差、制服も今はなかなか高価で・・
昨晩も、「お姉ちゃんのお下がりにしてもらえない?」と着せてはみたのですが、明らかに体格も背丈も違い、お仕立て直しをしてもきれいには着こなせなさそう・・
おとうさんの背広を着た子供のようで・・(汗)
お姉ちゃんの過去3年分の気も入っているので(笑)生地もかなりテカっている・・・
「大事に着るから自分のサイズにあった自分の制服が欲しいな・・」
さびしそうに鏡をみながらの次女のつぶやきに、どうしたものか悩んでいましたが、
そういったものでも、ちゃんと、次女にピッタリの新しい制服で新しいこれからのスタートを切らせてあげる・・・
それはある意味、大事なことなのかもしれないかな?ともふと思いました。
お姉ちゃんの大きな制服は、次女が急激に成長してしまった時のための非常勤務に待機させるか。

(2014/01/28 02:19:15 PM)

物への思い  
ゆるりんりん さん
物への思い、
助けてくれる相棒だということ、
わたしの場合ですが子どもたちに始めからは
伝わって欲しいようには伝わっていませんでした。
上の子が一人暮らしを始める時に
二人で初めての土地のお店に行って
必要最低限のものをそろえようとした時に
わたしまかせにしてただボケーッとしてたので
切れちゃったんです、
「あなたの暮らしの物でしょ!?」って。
ああ育て方間違えちゃったと思って
彼女を残して岐路に着きました。
心配で心配で仕方なかったのですが
今教育しなおさなかったらまた後悔すると思って。
しばらくすると、
お金や物のありがたみが分かったみたいで
帰省すると家のものがどっさりと
持っていかれるようになりました。

追伸
お嬢さんと同じべこべこ持っています。 (2014/01/28 03:27:41 PM)

Re:原点(01/28)  
あすちるべ さん
ふみこさま こんにちは

「間に合わせのモノは持たない」
うぅ、間に合わせ、もしくは、与えられたものに、なんと囲まれて生活していることか!持ち物を減らそうとしている真っ最中ですが、吟味して納得して持つことは難しいです。
この家に来た時、ほとんどのものが揃っていたので、持ってきたものも、私のお気に入りではなく、どちらかというと家に合うようなもの、ちょっと使いにくいなぁ・・・で、過ぎています。簡単に処分もできませんしね。それがあるから、家に物を入れるときは慎重になっていますが、家の者はそこまで考えていない様子。

先週に引き続き、風通しを良くします。 (2014/01/28 04:14:31 PM)

学習机  
ちぇりー さん
ふみこさま、みなさま、おはようございます。

「間に合わせのモノは持たない」本当にそうですね。
この春娘は小学生。入学準備を…と思いはじめたところですが、若干のテイコウセイリョクと戦っております。
「小学生になったら、学習机…」そのような決まりは無いと思って。

ふみこさまの言葉で、その思いに後押しを頂きました。娘の入学を喜んでくださる気持ちは大切に頂戴しながら、机は本当に必要になるまで、よいものを探し続けようと思います。
(2014/01/29 06:25:11 AM)

Re:原点(01/28)  
あいあい さん
お!このべこべこ、私も持ちたいなあ!と惚れました。

ふみこさんの、親心については、私、さらっとしていて、憧れのふみこさんみたいになれるのかな、いや、無理だろうと、思っていました。
でも、娘さんの巣立ちに関するここ何回かのおはなし。
どぎまぎしたり、涙ぐんだり、世界中の母親とおなじ感情を見せてくれて、私、無理しなくていいな、子供達に一喜一憂して毎日ヘトヘトだけど、そのままでいいのかな、とか思うことができました。
気持ちは、もっともっとあるんです!ふみこさんに伝えたいことが。私の文章力不足で伝わりにくく、悔しい限りです。
羊羹食べながらだったら、ちゃばちゃば喋って伝えられそうな気がします。ははは。 (2014/01/29 07:40:43 AM)

おなじものを  
の ん さん
ふみこさま、こんにちは。
お嬢さんのひとり暮らしの ここ何回かのお話を
長女のこと(昨秋からひとり暮らしを始めました)を思いながら 読んでいます。

見てないようで見ているものだと
彼女が選ぶものを見て 思います。
特に、台所で使う小さなものや 食器など。
母が失敗しながらも選んできたものとおなじもの
(今は手が届かないものは似たようなもの)を選んでいます。
小さなスペースにどれだけ選んで持つかというのも
一緒に考えていて楽しい作業でした。

レシピもいくつか持って行きました。
帰ってくると、これどうやって作ったの、あれは・・・と
食卓でどんどん話が弾みます。
知らない間に いろんなものが受け継いでいかれるんだなぁと
うれしくもあり、怖くもあり・・・です。

この「べこべこ」いいですね。  (2014/01/29 12:30:51 PM)

ひたすらに慕わしい……。  
ふみ虫 さん
Koujiさん

「育った環境がもとにあって」
と書いてくださったことが、
いま、胸のなかで鳴っています。

わたしもそうだったんだなあと思うのです。
反発も少なくはなかった……。
ここまで歩いてきた道のりは、ひたすらに
慕わしいです。

ふ (2014/01/29 09:48:01 PM)

Mr.やかん。  
ふみ虫 さん
マドレーヌさん

マドレーヌさんのお宅のやかん氏に、
よろしく申し上げていただきたく。

わたしも、道具たちに直接、
おしえられて、ここまできました。

ふ (2014/01/29 09:49:51 PM)

えへへのはなし。  
ふみ虫 さん
たまこさん

必要最低限というわけでもないんです。
自分に必要……なモノのなかには、
美しいモノ、愉快なモノ、へんてこなモノも
あります。
えへへ。

本のこと。
弟さんが何度も読み返さずにはいられないものは、
弟さんにしかわからないかもしれません。

ふ (2014/01/29 10:02:26 PM)

制服=礼服だし。  
ふみ虫 さん
おきょうさんさん

制服のはなし、
よくわかります。

わたしね、いま、気に入りのコートは、
二女の高校時代の制服のコートなんです。
いつだったかお話しましたっけ。

制服(スーツ)は、後輩のリサイクルに出しましたが、
あれもとっておけば、よかったかも……と
思ったりします。

制服は、その時代の礼服にもなりますから、ね、
とわたしも先輩お母さんに励まして(?)もらいました。


(2014/01/29 10:12:53 PM)

よい子への道のり。  
ふみ虫 さん
ゆるりんりんさん

子のひとり暮らしは、
親も育てますね。
読ませていただきながら、
ここから先も、わたしは育たなければならないんだわ、と
思わされました。

よい子に育ちますとも、わたし。

ふ (2014/01/29 10:16:17 PM)

「そこの◯◯!」  
ふみ虫 さん
あすちるべさん

「この家にきたとき、ほとんどのモノがそろっていた」

なるほど、そういうこともありますね。
そりゃあ、まず、「出合いなおし」をしなくては。

あらためて出合ったら、気に入りが少なくないことに
気がついたりして……。

「そこの◯◯、わたし、ほしいなあ!」
(なんてわたしが云ったら、惜しくなるでしょう? ね)。

ふ (2014/01/29 10:20:38 PM)

メリハリ。  
ふみ虫 さん
ちぇりーさん

そうだ、いつか、わたしが
長女と二女に用意した学習机の写真を
さがして、お目にかけましょう。
学習机とはとても呼べないものでした。

が、電子ピアノは、がんばって働いて
買いました。
そういう、メリハリも自分を支えてくれたような。

ふ (2014/01/29 10:23:34 PM)

抱きとめてくださって……。  
ふみ虫 さん
あいあいさん

伝わってますよ。
伝わってますよ。
……伝わっています。

ありがとうございます、わたしの
さびしさを抱きとめてくださって。
もう、大丈夫。
長女は元気にたのし気にやっているし、
さびしいなんて云っていられなくなりました。

ふ (2014/01/29 10:26:42 PM)

受け継がれてゆくもの。  
ふみ虫 さん
の んさん

あ、あいつ(長女です)は、
レシピのことは云いません。
自分流でゆくのでしょうね。

それもまた、よし。

そんなふうでも、伝わり、
受け継がれてゆくものはあるんですね。
……ふーん。

ふ (2014/01/29 10:29:16 PM)

べこべこ~♪  
もも(^-^) さん
ふんちゃん

 べこべこが、あんまりかわいらしくって、
 「ひゃ~、いいなぁ」って、口に出してしまいました(^。^;)

 「間に合わせなものはもたない」は、
 ずっしりと響きました。
 今までも、折に触れ、ふんちゃんから学んできた言葉…。
 そのおかげで、家に何かを連れて帰ってくる時に、いろいろと考えるようになりました。
 これからも、一つ一つ大事に、対話しながら、家に招き入れようと思います。

 私の暮らしの原点はなんだろう?と見渡したら、母くれたフライパンと目が合いました(^^)
 まだまだ10年かそこらですが、これからもずっと大事にします…と、こっそりフライパンに伝えてきました。
 そして…、最近、誕生日に夫が買ってくれたすり鉢…。大きいのがあったらなぁと思っていたら、買ってくれました。じーっと見つめて、何をすりすりしようか…、考えています^m^
(2014/01/30 01:58:49 PM)

おふみさん。  
hiroelly さん
親しいご友人がこう呼ばれていると伺い、お会いしたことはありませんが、親愛をこめて呼ばせて頂きました。

「間に合わせのものは持たない」。
口を出しそうになったけど、娘さんを信じてあえて口を出さなかった、とのこと、なんだか我が身を振り返り反省致しました。長女に対して口を出しすぎかもと思いながら、止められないことがあるので…
私の母は、もうこの世にはおりませんが、あまり私のことに口出しをしない人でした。私なら到底我慢ならないようなことも、黙って見ている方でした。
信じていてくれていたからなのか、聞けないままなので今となってはわかりませんが、信じてくれていたとしたなら、私は随分母を裏切ったと思います。
本当に…裏切ったと思います。
山本さんのお子さん達と同じ様に信じてくれた母がいたのに、私は時にお恥ずかしながら法を犯すほど人の道に外れたことも若かりし頃ありました。
だからこそ、娘に対していろんなことを口出しせずにいられなくて、そんな自分に自己嫌悪になることもあります。
愛することは、きっと信じることなのだとわかりながら、つい言いすぎてしまうのです。
山本さんみたいに、ただ真っ直ぐに子どもを信じたいと思うのに…
きっと、自分の背中を見せられる自信がないからなのでしょうね。
私みたいになって欲しくないって思っているからなんでしょうね。このコメントを書きながら、そんな気がしてきました。いつもいろいろなことに気づかされます。

ありがとうございます、おふみさん。





(2014/01/30 05:55:16 PM)

相方たち  
どりす さん
学生生活で、はじめての一人暮らしの時。
猛反対していた母から渡されたのは、
オレンジ色の蓋をしたホーロー鍋。
父から受け取ったのは、万能ハサミ。
そして、先輩たちが卒業する度に、いろんなモノを
頂き引き継ぎました。
卒業後も何回か引っ越ししましたが、
焦げ付き跡のあるホーロー鍋や万能ハサミ、
小さな丸椅子、ワインの木箱・・・
それらは持ち主の思いと共に、少し貫禄を付けて今も私の生活を支えてくれています。
手離せないのは、モノの便利と、送り主との思いなのかもしれません。
誰かに何かを渡すとき、
小さく応援歌を胸に、渡したいなぁと思いました。 (2014/01/31 12:43:05 PM)

インテリア・・・。  
えぞももんが さん
ふみこさん おはようございます

結婚前まで 住まいのインテリアの提案・・・そんな感じの仕事をしていました。おすすめしながら 気持ちのどこかで 「違う」と思っていました。調度品は誰かにすすめてもらうものではなく 暮らしながら ひとつ ひとつ 自分で探して選んでいくものじゃないか?統一されてなくても良い まとまって無くても良い。住む人が心地よいことが 一番。

あの頃の気持を 懐かしく 思い出しました。
ふみこさんの 調度品は どれも 心地良さそうです。

私が 買っておくべきだと思ったのは 「本物の」雪平鍋 です(笑)

追伸・・・・昨日は 吹雪でした
久しぶりに 風と雪に頬を頬を打たれながら
「もっと 強くたって 平気だ!!」と “森は生きている”を思い出しながら 歩きました。 (2014/02/01 05:49:24 AM)

充分に  
寧楽☆ さん
ふみ虫さま

梓さんには母の言いたいことが
伝わっていると思えます。

きっと小さなころから
見ていたこと、していたこと
心に刻んでいるはず。

そこに若い感性が加わって
でてくるおもしろいもの
ありそうです。

職人さんが作ったもの
惹かれます! (2014/02/01 08:31:56 AM)

出合いに感謝  
 なこ さん
ふんちゃん、みなさま

こんばんは。

学生時代に初めて一人暮らしをさせてもらったとき、
身の回りのモノをそろえるのに20年先のことまでは
考えてもみない私でした。
ただ、一人暮らしをするなかでモノが多いと掃除がしにくいということや、ひとつのものを複数の用途に使いまわす工夫をすれば少ないものでもなんとかなるようだと学んで、
結婚して家庭を持ってからも、なるべくモノを少なく、ということは心がけてきました。

でも、ふんちゃんの本を読んでいてあるときとても心を打たれたのです。それは、モノに対する愛着をつくり、モノの寿命をともに生き抜く、ということでした。
そのときから、モノを自分のもとへ迎え入れようというとき、おのずと慎重になりました。

今回のお話も、ふんちゃんのおっしゃること、本当に、そう思います。 

吟味するということ。
自分のしたいと思う暮らしを、尋ねながら、計りながら、ゆっくりいくこと。
ふんちゃんの「べこべこ」みたいに、愛されて使い続けられてなお、なんともいえない光を放っているモノを拝見させていただくと、なんというか、感動します。
そうして、いまあるもの、自分のところへやってきてくれたものを、感謝しながら大事にしていこうと改めて思いました。

そして、こういうことに気付かせてくださったお人との数々の出合いに感謝しています。(とりわけ、いまになって、母を想っています。)

娘さんの
頑丈な、純銅製のうつくしいおろし金のある暮らし。
佳き出合いをなさったのですね。

みずみずしい大根おろしが食べたくなりました。

追伸
「もろもろ了解」のお返事、ありがとうございました!
先週の、ふんちゃんの「おかしな話」。(ふふ。)
ふんちゃん→女子高生までは、頭の中で容易に変換出来たのですが、そこから→ヒデキ、とは!?
セクシーでワイルドなふんちゃん女子高生…???
う~ん、ミステリアス! (2014/02/01 10:31:24 PM)

精神(こころ)が!  
ふみ虫 さん
もも(^-^)さん

お母さまに買っておもらいになった
フライパン。
だんなさまのすり鉢。

すごいおはなしだと思いました。
贈り手の精神がこもって。

わたしも自分の手もとにあるモノたちを、
ひとつひとつ、確かめたくなりました。

ふ (2014/02/02 04:32:37 PM)

「口出し時代」  
ふみ虫 さん
hiroellyさん

うなずきながら、
瞳を濡らしながら、
読ませていただきました。

その上で、hiroellyさんとわたしは
似たところがある、と感じました。
「そうしないではいられない」つよい気持ちを
与えられ存在するわたしたちです。
お互い、存分に働いてゆきましょう。ね。

母になって知りました。
わたしは……、
母のことなど思ってくれなくていい、
ただ、自分の道を行っておくれ、
と、そう思っているのでした。

hiroellyさんは愛情深い方なのだなあ。
いまは「口出し時代」をたのしめばいいのでは?
いつか、「云うことなしの時代」がくると思います。

おふみ

(2014/02/02 04:42:47 PM)

四天王。  
ふみ虫 さん
どりすさん

いいなあ、かっこいいなあ。

ホーローの鍋。
万能ばさみ。
丸椅子。
ワインの木箱。

すばらしい取り合わせで、「そこ」に
あるのですね、いまも。

ふ (2014/02/02 04:45:42 PM)

「いまごろ」になって。  
ふみ虫 さん
えぞももんがさん

そうでしたか、たのしい(けれどむずかしい)
お仕事をされていたのですね。

わたしなど、
「いまごろ」になってやっとわかりかけてきたことです。
最初から、何もかも用意しなくていい、ということさえ、
最近知ったことです。

わたしも、わからないまま、
「ちがうんじゃないかな」と密かに思いながら
仕事をしていたなあと、思います。
駆け出しは、月刊誌の「園芸」ページ担当でしたが、
たとえば「園芸」をたのしみながら、仕事を
すればよかった……。
そんなことすら、気がつかなかったのです。





(2014/02/02 05:00:49 PM)

反面教師。  
ふみ虫 さん
寧楽☆さん

ありがとうございます。

わたしはどうも、
「反面教師」としての才能が顕著です。
でも、「そこ」を手がかりに、
おもしろく暮らしていってくれたらと
思います。

「反面教師」も、わるいばかりじゃありません。
(と、信じています)。

ふ (2014/02/02 05:03:34 PM)

シンプル。  
ふみ虫 さん
なこさん

モノが多過ぎると掃除が大変!
なんてことを、ひとり暮らしのなかで学ぶとった
なこさんに、拍手を送ります。

ちょっとした衝撃でした。
なるほどなるほど。

ことは、わたしたちがごたごた考えるより、
ずっとシンプルなのかもしれませんね。


(2014/02/02 05:06:56 PM)

これからは  
な こ さん
ふんちゃん

毎回長々書いてしまうお便りも、
もっとシンプルにしなければと反省しきりです…。

お返事ありがとうございました。
またここへお邪魔してしまい、
ごめんなさい。

実は、「薄情」と言うことばを、大切に思っているひと(私が思っているつもりになっていただけかもしれません。)から受け取って、このところ落ち込んでいたのです。

ひととの間でも、モノとの間でも、
鈍感で、冷たいところがあるのかなあ。わたし。
そうありたくないと願っているのに…。と。

ふんちゃんが拍手を送ってくださったことは、
めげずに自分に出来ることを頑張ろう、と
ほんとうにわたしを励ましてくれました。 (2014/02/03 04:18:35 AM)

ご同輩。  
ふみ虫 さん
な こさん

誤解を恐れず書きますが……。
わたしは「薄情」を心がけています。

ひととのあいだに「水臭さ」、「薄情」の
要素を置かぬ限り、べたべたした関係に
なってしまうと考えているからです。
べたべたした関係だけは……勘弁、というのが
わたしの本性です。

夫とのあいだも。
子らとのあいだも。
友だちも。


(2014/02/03 07:28:38 AM)

Re:原点(01/28)  
ゆきたん さん
ふみこ様

私も、一人暮らしをはじめたとき、間に合わせで失敗した経験あります。
洗濯干しひとつとってみても、本当に、気にいっているので、大事につかっています

はかせ鍋は、母親が持たせてくれました。
フライパン、鍋も増えていません

しばらく、段ボールひっくり返して、テーブルにしたし、、、吟味してから、揃えたので、愛着あるものばかりです。

原点かあ、今回の娘さんのお話は、自分のことを振り返るい機会となりました。感謝しています。








(2014/02/03 09:54:35 PM)

気づき。  
ふみ虫 さん
ゆきたんさん

おたよりを読んで、
「愛着」とは湧いてくるものではなくて、
育てるものなんだなと、あらためて思いました。

それから、なんだかいまでも
「仮」として使っているモノもあるなあ、と。

わたしも、いろんなことを気づかされています。

ふ (2014/02/03 11:13:18 PM)

Re:原点  
なおこ。 さん
良かった!!あぁ~良かったです。
ありがとうございます。
私、『仮』に苦しめられました…いえ、今も。
自分で確かめながら日々の生活を過ごす私を、両親、特に母は、残念ですが、いつも、すぐにしないでしょ。。と。だから、『これ。』と言って、用意してくれます。私、今の生活に本当に必要か、自問しています。だから、『これ。』がやってくると、しんどくなります(≧≦)
だから、
良かったです(*^o^*)出会えて良かったです(*^o^*)
ありがとうございますm(_ _)m (2014/04/19 10:05:50 PM)

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