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利根川の源流に近い、そして東京の水瓶である
、水上にある 奈良俣ダム
を観てきました。
85歳の父が35年前、ダム建設に付き、周辺
道路の整備で、石垣を積む仕事で、わずか
一年ほどに満たなかったようですが、
工事に、関っていたということで、是非
行ってみたいと言い出したので、81歳
の母もいっしょに、新緑の山々を超え
行ってきました。
両親が新婚時代を過ごした、利根川の
ほとりの町も、通過し、思い出話を聞かされ
涙を溜めながら、運転しました。
親が年老いていくと、悲しくもなります。
助手席にいる、無口な父は、自分が積んだ
石垣道路に入ると、目を輝かせ「ここだ、
こっから先だ、ずっとだ。」
道路脇のホテルや民宿は残念なことに、
ほとんど営業していなく、建物の崩れが
目立ちます。バブル時代が思い起こされ
ます。
藤原ダムを通過したところに、父が宿泊
していた地区があり、車を止め、写真を
撮りました。よく飲みに行ったという
一軒家の居酒屋は残っていました。
そして、ひたすら、利根川上流を目指し
、目的地の奈良俣ダムに到着しました。
わずか数台の車が駐車しているだけで
それはそれは、静かなダムの景観です。
ダムの水のわずかなさざ波の音と、そこに
巣のあるツバメたちが、飛び交う音くらいしか
聞こえません。
何よりも大きな音は、両親の感激の吐息の音
でした。
私はこのダムにきっとそれを聴きに行って
きたのでした。