橙猫POST~妄想大暴走~

橙猫POST~妄想大暴走~

2010.01.14
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カテゴリ: 小説感想
 買った後ずっと放置していた本をやっと読みました。

 第42回江戸川乱歩賞受賞の本格長編推理「左手に告げるなかれ」渡辺容子著
 3年前に別れた不倫相手の妻が殺され、ヒロインに容疑がかかる。
 当時妻に訴えられて会社をクビになったうえに多額の慰謝料を支払い、現在スーパーの万引きGメンとして働くヒロインは、疑いを晴らすために元不倫相手と協力して事件の調査を始める。

 不倫する女と正論を振りかざす女は大嫌いなんですが、タイトルに惹かれて購入した本です。

 以下ネタバレします。
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 ヒロインよりも元不倫相手・木島に腹を立てつつ、でも怪しげな探偵の存在により途中までは楽しめました。
 なのに、どーして 探偵 が犯人なのよ~号泣

 木島が「明日の朝、話すよ」と言った時は”よっしゃ、死亡フラグ立った
 が、死なない。…ぬか喜びでした。
 せめて犯人だったら私の気もおさまったのに、それも無し。
 木島の何が気に入らないかって?そもそも私は不倫する人間が大嫌い。
 既婚者が別の異性と付き合うなら離婚してから!この当たり前の定義が守れない人間を軽蔑するのは当然でしょ?

 木島は妻帯者でありながら、若くてキレイな独身の部下に手を出し、それが発覚するとヒロインを捨て妻のもとに戻った。

 結局、木島は自分の手を汚さずに妻を排除し愛人を取り戻すことができたわけです。
 確かに妻は歪んだ性格の嫌われ者でしたが、イヤなら離婚すればいいだけのこと。離婚による慰謝料を払うことなく、犯人でもないので妻の保険金を懐に入れ何食わぬ顔で愛人とヨリを戻す。
 こんな男のどこに好感を抱けます?
 コイツが幸せになるなんて許せません
 そんな理由で「ラストシーンでヒロインが死んでるといいな」なんて思う小説は珍しい


 他にも飼い犬に死んだ愛人の名前をつけ溺愛する中年オヤジとか、女をひっかけて孕ませて捨てたオッサンとか、この小説にはマトモな男が一人もいない。
 あ~あ…探偵が一番良かったのにな










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最終更新日  2010.01.14 19:33:14
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