前回に引き続き「ボランティアに参加しよう(2)」~大会当日編です。
その前に、前回の日記に書き込みいただき感謝です。その中で「おサルさんは大変立派なことをされている・・・・・」旨のコメントをもらいました。大変ありがたいのですが、おサルは一ボランティアとして大会のほんの一部をお手伝いしたにすぎません。ただ、T山さんら大会事務局の方の尽力と大会運営の裏方を知っていただければと日記を書いた次第です。それでは本編です。
〔11月9日(日) 奥武蔵高原スーパークロスカントリー大会当日 天気曇り〕
起床、4時半です。洗顔し荷物を車に積み込み、朝暗いうちから事務所を出発です。
大会会場の正丸駅には6時過ぎに到着。スポーツエイドジャパン(SAJ)の役員の方も集まっていました。朝食は途中のコンビニで購入したおにぎりを現地で食べました。
6時半ごろから、会場の設営です。昨日仮組みしたテントを建てて選手受付と荷物預かり所を作ります。また、簡易テントで男女更衣室を作りました。駅前のコース上にSAJのノボリ立て、スタート地点への矢印も設置しました。
会場設営がひと段落した7時過ぎには一番乗りの選手が受付にやってきました(早い)。その前に集まった事務局スタッフとボランティアで簡単な打ち合わせをしました。各エイドへの出発は8時10分なのでそれまで選手受付のお手伝いです。
選手の経験しかなければ、受付でゼッケン渡すくらい簡単だろうと想い勝ちですが、これが選手が殺到してくると大変なんです。選手からハガキをもらってゼッケン番号とTシャツサイズを後方に伝えます。後方のスタッフは指示通りのTシャツを出し、番号どおりの封筒を受付へ渡します。忙しくなるとこれが受付者が2~3人なり、「○○○番、M」「×××番、L」と矢継ぎ早に言われると後方スタッフは何番がMでLは何番か分からなくなったりするんですね。ランナーのみなさん、一度体験されると自分が大会参加するとき受付でいらつかなくなりますよ。
8時過ぎに女子短大生ボランティア(強調!!)と受付を交代し、いざ伊豆が岳へ向かいます。エイドメンバーは、○田隊長、S山夫妻、初ボランティアの若者ランナー二人、におサルです。○田隊長は移動スタッフなので伊豆が岳副責任者をおサルが拝命しました。オレンジのスタッフベストが誇らしげです。
正丸峠まで車で移動。正丸峠から伊豆が岳までの山道を徒歩で移動します(約20~30分)。それぞれコップやテーブルなどを荷揚げします。おサルは水10リットルを担ぎましたが、昨日のコーラ20キロに比べたら楽でした。
伊豆が岳に9時ごろ到着。スタートは9時半で伊豆が岳エイドをトップが通過する予想時刻は10時。それまで準備します。昨日荷揚げしたコーラ、スポーツドリンクを出し、テープルを組み、かりんとうや小梅を置き、作業しやすいようにコップやドリンクを配置します。
当日の天気は曇りで、標高約900mの伊豆が岳はじっとしていると寒いくらいです。10時近くになっておサルはトップが来ないか偵察に行きました。
ほぼ予定時刻にトップが来ました。トップはハセツネの強者奥宮さんと自衛隊の同僚です。歩くのも大変な丸太の階段を軽快に登ってきます。約5キロ地点の当エイドでは彼らは補給しません。風のように駆け抜けていきました。少し離れて前年の覇者が到着、水を一杯飲むと賭けていきました。上位は自衛隊のみなさんです。
トップが通過してから10分くらいすると当エイドも繁盛し始めました。次から次へとドリンクを出してもどんどん消えていきます。かりんとうも小梅も売れ行き上々。
5キロ地点とはいえコース上最高点。みな息が荒いです。「エイドで~す。ドリンクをどうぞ」と声をかけると選手からは「ありがとう」の声。これはスタッフをやっていて本当にうれしいですね。山の上なので小さなテーブルしかおけないため、選手がたまるとみなさんはなれたところで飲み食いします。ゴミ袋をもってその場へ行くとみなさんちゃんとゴミ袋にコップを入れてくれます。ランナーの必死な姿を見るとスタッフ一堂がんばってしまいます。
山上エイドは荷揚げも大変ですが、ゴミにも気を使います。レースが終わったあと、コップが散乱していたら次の大会が開催できなくなるかもしれませんからね。SAJの大会に参加される選手はマナーが良くてゴミ袋にコップを入れてから走って行くので助かりました。
そのランナーの中に楽天関係ではのまダッシュさん、素浪人さん、秋山ひろみさんが上位でがんばっていました。ゴール後、前回の名栗湖でのおサルの服はダメだったけどオレンジのスタッフベストは決まっていたとおほめの言葉をいただきました。
順調にエイド作業が進んでいましたが、男性の方が「転んで手を切ってしまいました。治療してください」とエイドの裏にやってきました。みると右の手の平がざっくりと深く切れています。男性は登ってきた疲れか転倒したショックか相当疲労困憊で棄権するようです。ともかく手を水で洗い、選手のT杉さんから大きめのカットバンをもらって応急処置をしました。
これが平地のレースなら、ゼッケンはずしてもらって「お気をつけて」で済むでしょうが、ここは山の上。打撲や骨折の心配はないものの、相当疲れているようなので本部のT山に指示をあおぎ、正丸峠までおサルが送ることにしました。ゆっくり下山しているうちに男性は気が落ち着いたのか、正丸峠からはジョグで正丸駅まで帰るとのこと。良かったです。
それからおサルは再び伊豆が岳に引き返しました。荷降ろしする物がたくさんあるし、ゴミがとにかく多いんです。しかし、本日二往復目。走り込み不足のおサルにはきつかったです。ゴミは途中でSAJの仲間の人が降ろしてくれました。伊豆が岳におサルがついた時は○田隊長のもと、片付けはすっかりすんでいざ降りるばかりでした。やはり曇りで涼しかったのでドリンクは余ったようです。前回の名栗湖では天気が良すぎて足りないくらいだったんですが。ここが山上エイドの難しいところです。
下山に際しておサルは申し訳程度の荷物をもって降りました。○田隊長は10キロ近い荷物を担ぎながらトレランのごとく走ります。初ボランティアの若者二人は「早い~。自衛隊の訓練みたい」と楽しそうについていきました。正丸峠には11時半ごろ着きました。
正丸峠から車ですが、コースを走ってみたくておサル一人駅まで走ることにしました。コースとしては登りとなるトレイルが快適な下りで思ったより時間がかからず楽しいトレランができました。
駅前のゴールに着くと、ゴールしたランナーが大会がふるまうきなこ餅やみそ汁を食べながらくつろいでました。SAJの大会は必ずこういう食べ物がふるまわれるんです。おサルも仕事の合間、食べながらこっそりお米のジュースをのんだりして、素浪人さんや秋山ひろみさんとお話してました。
休憩後もお仕事は続きます。ゴール制限時間は13時40分。ランナーは続々とゴールを目指します。おサルは国道299号線から正丸駅に誘導する係をしました。
誘導といっても分かりやすいところなので専らランナーの応援係です。「お疲れ様、お帰りなさい、もうすぐゴールです」。ランナーが目に入るとこの言葉を繰り返します。
ランナーへの応援の言葉については前回の名栗湖(正確には「名栗湖~棒ノ峰ピークハントマラソン」)で感じたことがあります。ランナーへの応援言葉は「ファイト」、ゴール前だと「ラストファイト」が多いですよね(特に陸上部出身者はこれが見に染み付いてます)。「戦え!」「最後だ、戦え!」、勇ましい言葉ですね。速い人だとこの言葉で奮い立つでしょうが、長いレースをぎりぎりでゴールにたどり着いた人や楽しんでゴールに帰ってきた人には似合わない言葉ですね。「お疲れ様、お帰りなさい」が優しくていいと感じました。
ゴールしてくる人の中には、前日の荷揚げを一緒にしたT沢さんや、伊豆が岳で怪我人の手当てを手伝ってくれたT杉さんもいました。お二人とも笑いながらハイタッチでゴールしてきました。最終ランナーにはF原さんがスウィーパーとして付き添い、無事レースは終わりました。
参加選手がほとんど帰ったあと、きなこ餅などをスタッフでたいらげました。これがSAJのボランティアをしていて楽しいところです。
いつもならこの後のテントや備品の撤収作業が大変なところでしたが、この日は人手が多く、あっという間に撤収作業が終わりました。
一通り作業が終わったところでT山さんから初ボランティアの感想を聞かれた若者ランナーのお二人が「とっても楽しかったです」といわれたことが印象的でした。
荷揚げはしんどかったけど、おサルにとっても楽しい二日間でした。
それよりも、この話で描きたかったのは大会運営の裏側で事務局スタッフは並々ならぬ尽力をされていることをお知らせしたかったのですが、言葉足らずで十分の一もそのご苦労を伝えることができませんでした。ランナーのみなさん、ぜひ大会ボランティアをやりましょう! ランニングライフの視点が変わりますよ。
ちなみにスポーツエイドジャパンでは12月21日(日)「チャレンジドクロスカントリーin彩の国宮沢湖」(場所 埼玉県飯能駅近く宮沢湖)のボランティアを募集しています。ぜひボランティア参加してください。