5月3~5日、第5回川の道フットレース 後半255キロに参加してきました。
結果はタイム44時間49分、順位7位(45キロを一晩中一緒に歩いて日本海を一緒にながめたTAKAさんは4位、TAKAさんありがとうございました)。
先に主催のスポーツエイド・ジャパンのスタッフのみなさん、T山さん、料理長さん、Y澤さんほかみなさん、大変お世話になりありがとうございました。前半女子優勝したあと最後までスタッフしたひろみさん、津南で夜通し働いたかおちゃんお疲れ様でした。
率直な感想を言わせていただくと、「人間は弱くて強い」ということを感じました。一日目をいい調子で飛ばして、翌日もいい気になって飛ばしてたら205キロ(三条市付近)で走行不能になり、「あと50キロ、10時間以上歩きとおすのはムリ」とリタイアの電話をしかけたところ、足首を痛めていたTAKAさんに会い、ひたすらゴールをめざす姿に考え直し、一晩中歩いてゴールできました。リタイアを考えたり、歩きながらも泣き言をはいたりしたのは弱い部分、そんな中で50キロ歩けたのは自分でも信じられない、人間の体力の不思議な力だと思います。
今回は、「川の道」大会やスポーツエイド・ジャパンを知らない人にもできるだけ分かりやすいよう参戦記を書きたいと思います。
まず、川の道大会とは、日本を代表する荒川と信濃川(長野県内では千曲川)に沿って走る大会で、520キロの部(日本横断ステージ、制限132時間、以後フル)、265キロの部(荒川~千曲川ステージ、制限60時間、以後前半)、255キロの部(千曲川~信濃川ステージ、制限54時間、以後後半)の3部構成となっています。今回は4月30日から5月5日の6日間にわたって開催されました(前半は4/30~5/2、後半は5/3~5/5)。
コースの詳細は、フルと前半のスタートが東京湾・荒川河口(葛西臨海公園)、荒川を遡上(戸田~熊谷~秩父~川又)~三国峠(中津川林道)~信濃川(千曲川)下降(梓山~小諸:前半ゴール、後半スタート~長野~長岡)~新潟市・日本海岸~新潟「本間健康ランド」(後半、フル520キロゴール)という長大なものです。
スポーツエイド・ジャパン主催の大会を知らない人は「そんな大規模なコースをどうやって管理するの?」と思いでしょう。参加者は約100名(フル50名、前半20名、後半30名)と決して多くはないのですが、この距離や時間を通常の100キロマラソンのようにエイドやスタッフを置いたらとんでもないことになります。なので5箇所のエイド(3ヵ所のレストステーション含む)を除くとコースにスタッフはいません。全部で25ヵ所の指定されたチェックポイント(橋や交差点、寺など)の通過時刻をチェック表に「自己責任」で記録し、ゴール時に提出します。
「それじゃあ、通過時刻ごまかしたり、途中で電車乗ったりしても分からないじゃないか」と思われがちですが、だからこそ「大人の大会」といえるのです。人が見ていないからと誤魔化して「完走しました」といっても本人が一番後味悪いというか罪悪感にさいなまれるだけでしょう。そんな価値感の人はエントリーしないと思いますが。
リタイアについても同じです。リタイアするときはその旨を大会本部に電話しますが、電話してもお迎えの車は来ません。自分でタクシーか最寄の駅に行き、自分の荷物のあるレストステーションかゴール地点に行かなくて行けません(交通費は当然実費です、それがいやなら自力でゴールするしかありません)。
通常の100キロマラソンなら5キロごとにエイドはあるし、距離表示もあるし、分かりにくい場所はスタッフがいるか矢印ありますね。でもこの大会はエイドらしきものは全部で5カ所、エイドやゴール近くには矢印はありますが、各自に地図が渡され、その地図をもとに各自でコースを確認し、走行距離を認識します。エイドのないところで飲食がしたければ、自販機やコンビニを活用します。あくまでも「自己責任」なんです。
その代わり、3ヵ所のレストステーションでは、入浴、食事、睡眠ができます。参加者の安全のため、フルで3時間、前半と後半は2時間最低とどまらなくてはなりません。トップ選手以外はそれ以上休んでいますけど。また、レストステーションの使い方でレース展開が変ってきますから、重要なポイントですね。休憩時間もタイムに入りますので、先を急いで休憩時間を少なくするとひどい目に遭います(経験者は語る)。
長々と書いてきましたが、要は 「自己責任が問われる大人の大会」
それではやっと本編、川の道参戦記です!!
◎スタートまで
大会は4月30日から始まってましたが、後半の部参加のおサルは5月3日の朝、上野7時発の新幹線で小諸へ向かいました。前泊して前半の部参加のゐわすさんやひろみさんのゴールを見ることも考えましたが、休日出勤のためできませんでした。
9時過ぎに小諸駅に到着、他の参加者と挨拶を交わし、スタッフのピノさんとお話しつつスタート地点の小諸グランドキャッスルホテルに向かいました。
ホテルでSジャパンの料理長さんやK下さんにお会いしましたが、レースも4日目でスタッフの方々もお疲れのようでした。
ホテルの控え室には、後半の選手が集まりそれぞれスタート準備をしていましたが、昨夜遅くにゴールした前半の選手が2~3人興奮さめやらぬようにお話してました(部屋の隅にはビールの空き缶が詰まった大きなゴミ袋があって昨夜の部屋の様子を伝えているようでした)。
前泊していたTAKAさんに会い、ゐわすさんが前半優勝、ひろみさんが足を痛めながらも女子優勝を聞き、「自分も一つ入賞とか......」と思ってはいけない悪い考えが浮かんでしまいました、これがいけなかった(それにしても、TAKAさんとはその後長時間同行するとは、この時思いもしませんでした)。
10時半にホテル前に集合、コースの諸注意を聞きました(チェックポイントの善光寺参詣は御開帳の時期なので混雑しているようなら近くに行くだけでいいとのこと)。それからスタート前の記念撮影。当たり前ですが使用前はみんな元気です。
K下のおなじみ「みなさん、スタート前です、もっと緊張しましょう」で笑いを誘われ、和やかに11時スタートしました。
◎善光寺まで(56.3キロ地点)
スタート直後、素浪人さんのブログファンだという人とお話しました。その人によると素浪人さんのブログの大会紹介がとても分かりやすくて参考になるとのことでした。おサルのブログは主観に走りすぎていて、川の道はできるだけ分かりやすく参考になるよう書こうと尾も思いました。とにかくこの頃は並走する人と談笑できるくらい余裕を持つことを心がけました。
18.8キロの上田城跡がチェックポイント(以後CP)であり、エイドステーションです。1時間56分で到着、予定通りです。このあとは今夜のレストステーションの津南まで焼く110キロエイドなしなのでゆっくり飲み物をとり、フルーツをいただきました。スタッフは最後尾が通過したら自分たちも次の場所に移動して働かないといけないので大変です。
上田城まで集団でしたが、エイドを過ぎるとばらけました。とにかく急いではだめと言い聞かせ、13時過ぎにはコンビニでおにぎりを買い、店前でゆっくり食事をとりました。
その後の千曲川沿いの道は平坦で先まで見える単調なコースでした。汗ばみますが暑いというほどでなくまずまずのコンディションです。フル参加の楽松師匠に追いつきましたがすでに270キロ走って辛そうでした。
30キロ過ぎから他の選手(川の道は初めてだが練習で200キロ走ったことがあるとのこと)と並走、さらに43キロのCPからもう一人同行が増え、3人で走りました。しかし、ここで気楽におしゃべりしながら走ればよかったのですが、フルのレースのようにおサルはその集団を引っ張り、予定より飛ばしてしまいました。まだ残り200キロ以上あるのに......
長野市に入ってから善光寺までの道は単調で迷うことはないのですが、何せ連休中の国道は車が多くてその横を走るのはいやになります。信号がおおいのも気になりました。善光寺まで9キロ地点で後ろからまた選手が追いついてきたので、逆におサルはスピードを落とし集団から離れてマイペースにしました。
善光寺前でまた一人追いつかれ一緒に行きました。善光寺はレース前の注意どおり大混雑で山門までもいけませんでした。善光寺参道着、17時07分。おサルの足は早くも筋肉痛でパンパンになりエアサロを吹きかけました。先行の二人と一緒になり四人でコンビニで夕食(?)をとりました。この時点でトップ4でした。そしてそれぞれ夕闇の中コンビニを後にしました。
長くなったので今回はここまでにします。このコンビニの四人、津南のレストに上位で到着しますが、ゴール結果はそれぞれ思いもよらぬ結果となりました。そのお話は後編で![]()
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