先週も負け、これで4週連続負けです。
負け方も軸がまったくカスリもしないことも多く、
この4週で言えばレース結果も釈然としない、レース後分析しても「何でこの馬が来たの?」首を傾げたくなる場面が多かったです。
(いつもは波乱でも多くの場合納得する理由は見つけれていましたが…)
その前の当たりに当たっていた時期と買い方は変えていないのに、大きく外れるのも不可解でした。
負けてもただで終わる気は無いので、原因を考えに考えていました。
そして先週の土曜の夜にある推論をたてました。
中山牝馬Sでは、その考え方により内枠の差しを買いました。
買った馬はコロンバスサークル。
惜しくも4着で馬券になりませんでした(複勝も買ってたのですが…)
しかし結果は推論を裏づけする結果となっていました。
内枠の差し、すなわちニシノブルーム、チェレブリタが来てなかなかの配当になっていました。
この結果を受けて、僕がここ最近はずしたレースはどうだったかと調べてみました。結果は驚くべきで、ほとんどのレースで波乱を生んでいたのは内から来た差しでした。
それに及んで、この考え方が間違っていないのは確信に変わりました。
さて何故、内の差しなのか?
まず考えたのが馬場です。
中山と中京は度重なる開催と雨により、かなり時計の遅い状態となっています。(酷い時はダートの高速馬場と比較しても遅い時もありました。)
当然、波乱の原因は馬場だろうとは想像がつきました。
時計の遅い馬場に適正のある馬が激走しているのだろうと、まあ常識的な考えでいました。
だから能力のある馬の中でも重い馬場適性もありそうな馬を選択して軸にしていました。
しかし、ほとんどの場合上手くいきませんでした。
まあ、要するに能力どおりには決まっていなかったということです。
馬場は内から荒れていきます。
例えば中京の開幕3週目くらいのAコースでは内だけ荒れて、外が断然有利になります。
これは、僕が数年見たところではまず間違いなく訪れます。
記憶の新しいところでは「小倉大賞典」、明らかに外枠有利でした。
これは向こう正面の直線もまた、内が荒れているため、枠が大きく結果に左右します。
その後は馬場は外も荒れだして、内も外も荒れだします。
Bコースなどに変わったりして多少の変化はあるでしょうが、外も荒れだして、内外フラットになる傾向は変わらないと思います。
で多分、僕が馬券を外しまくっている条件というのが、この内も外も荒れてタイムが遅くなっている状況です。
内も外も荒れているということは、距離損の少ない内が有利になってきます。
これは内も外も綺麗な開幕週と同じ現象といえます。
内も外も荒れた馬場、開幕週、内有利では共通ですが大きな違いがあります。
二つ挙げてみます。
まず一つ目の違い、当然のことですがタイムが遅いです
幼稚な表現になりますが、タイムが遅いイコール走っている馬はシンドイということが言えると思います。
3Fの上がりを見ても良くわかりますが、全頭バテバテというケースが良くあります。差し馬にしても、単に他の馬よりバテ無かっただけなのではという印象を持つことすらあります。
後もう一つ、タイムの遅い馬場では騎手がペースの判断を誤りやすいのではということです。(僕の推論の域をでないところではあります)
逃げ、先行馬がペースを誤りバテているケースが多いように思います。
上の二つの相違点を考えてみると、走っている馬が楽である程度早いラップでもオーバーラップにならない開幕週は逃げ、内の先行が有利になり
走っている馬がシンドイ上に騎手の判断ミスによりオーバーラップになりやすい、内も外も荒れている馬場では、内で貯めれる内の差しが有利といえると思います。
この二つの違いを実際のレースで比較してみましょう。
まずは開幕週で行われた阪急杯。
このレースではペースも落ち着き、明らかに先行の内が有利になりました。
図で見てもらうと赤の位置が有利になったレースといえます。
勝ったエイシンフォーワード、2着のワンカラットがこの位置でした。
3着のサンカルロはこの2頭より更に後ろの内、ペースを考えると良く考えると良く差してきたといえますが、これもびっしり外を回ったら無理だったでしょう。
次は時計が遅くなった中山記念をみてみましょう。
内外フラットで重い馬場での有利なポジションを下の赤いところです。
で下が実際のポジションです。
コンマ0.8秒差で圧勝したトーセンクラウンは赤の位置まさに台風の目のような位置を取れました。直線までも前がモーゼの十戒のように空きまさにミラクルな展開に(笑
2着のテイエムアンコールは黄色、4着のセイクリッドバレーは青い色といいポジションの差しでした。
3着のショウワモダンは緑の位置でぐるっと外をまわっての3着でした。
これは強い内容だったと思います。
次走の東風Sでは3着(内枠から)ながらも実力馬フィフスペトル、マイネルファルケにせまる内容でした。ペースがスローになったことを考えると差しの内容としては見るべきものがありました。(ショウワモダンのようなケースでは逆算的に次走に生かせれます)
さて内外フラットになった時計の遅い馬場は内枠の差しを狙えるという仮説を立て実際のレースにも当てはめて考えてきました。この考え方でいくと、いつも外を回って届かない差し、前が残って届かない差しも馬券検討の対象になるので大穴も取れると思います。あとは箇条書きにし、細かな点をまとめておきましょう。
・内外もフラットに荒れた馬場では内枠の差しが狙える(類似点のある開幕週は逃げ、内枠の先行)
・オーバーペースにもなりやすい。強い先行馬、逃げ馬が平気で飛ぶ。
・明らかに上位と力差があってもはまると来る。(0.5差くらいなら挽回できると思っても大袈裟ではない)
・力があってもびっしり外を回るとやっぱり平気で飛ぶ。
外まわり差して好走した馬の能力は認めてあげるべき。次走条件があえば狙える。
・やっぱり馬場適性があった方が良い。重い馬場適性がある差しなら鬼に金棒
・重要なのが追い込みではなくて差しということ。ちょうど中段くらいに付けれる馬が良い。
・もちろん馬場の確認は最重要。そういう意味では土曜は捨てるべき。
・競馬場でも変わってくると思われる。京都は馬場が荒れにくく、コーナー比率も低く能力が反映されやすい。
・ダートもポケットが有利な場合が多いが砂を被るリスクも。芝だとより確実。
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