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2010年12月28日
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カテゴリ: 染屋の独り言
浜縮緬の広巾が生産中止となっている様です。


風呂敷用には1メーター余りの巾で織っています。
この所注文が入っていませんが、大判の半円のストールの生地も一緒に。
その生地はヤード巾と言いますから90センチ余り。

半円にぼかして仕立ますから横巾は1メーター80センチ近い長さになります。
裏に正絹の生地を付け、半円の周りには房を付けて売られていました。
小売価格は二十万を越えていましたが、良く売れて注文が続いていたのです。

見かけられた方も多かったのではないでしょうか。


工房でもショール関係の和小物は結構人気があったので、生地の仕入れ価格は高くてもいずれ染めに入りたいと思っていた素材なんです。

しかし、丹後縮緬の広巾の古代は織られています。
ただ、古代に関しては丹後は浜の相手になりません。
質感や一旦伸びてしまうと元に戻らない、と言う丹後の古代は使うに恐怖感があります。
今では改善されているのかも知れませんが。

使われない期間があると即撤退の態勢に入るのが業界の常識になっています。
売れないのに高騰を始めている着物の素材はその何れもが消滅の可能性を持ったのかも知れません。

裏絹屋さんの話では綿素材のものでも極最近消滅したものがあるそうです。
綿も気候不順でインドは輸出禁止、中国は輸出もするけど輸入もするという有様。
高騰と品不足が小ロットのものから消滅し始めさせた様です。

今の着物業界で生産が少なめなものは消えてしまう可能性が高いかも知れません。


希少なものから消えていくのは悲しくて辛いものです。





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最終更新日  2010年12月28日 23時16分21秒
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