大人の便利帳 NEWS

大人の便利帳 NEWS

2026.08.13
XML
カテゴリ: 今朝のニュース

​​



久しぶりに実家へ帰ると、ふと 「あれ?」 と思うことがあります。同じ話を繰り返す。前より頑固になった気がする。


けれど、そこですぐに「認知症では」と先走らないほうがいいのかもしれません。 年に二度会うだけでは、分からないことのほうが多い からです。それより今日からできることが、二つあります。








この記事のまとめ




・久しぶりに会えば「あれ?」と思うもの。 普通の老いも、そう見えます

・分かるのは こまめな連絡と雑談 から。困りごとは、ふとした話に出てきます

・地域には もう仕組みがあります 。民生委員の見守り、通いの場、地域包括支援センター

・ 地域包括支援センターは、介護認定がなくても、家族だけでも相談できます




1. 「あれ?」は、よくあることです



同じ話を繰り返す。物の場所を忘れる。動作がゆっくりになった。


こうしたことは 年を重ねれば、多かれ少なかれ誰にでも起こります 。認知症の話は世の中にあふれていますから、ひとつ当てはまるだけで身構えてしまいがちですね。


でも 普通の老いも、久しぶりに会えば「変化」に見えます 。半年ぶりに会えば半年分、一年ぶりなら一年分の変化が、いっぺんに目に入るからです。毎日そばにいる人には見えない差が、たまに会う者にだけ見える——それだけのことも多いのです。


「おかしい」と思った瞬間に病院を探し始めるより、 まず落ち着いて見ること 。慌てて動くと、たいてい親のほうが身構えてしまいます。




2. 頑固なのは、今に始まったことでしょうか



「言うことを聞かない」「何を言っても怒る」。これもよく聞く話です。


けれど 頑固さは、認知症でなくても普段にあること 。もともとそういう気質だった、ということも少なくありません。


そしてもうひとつ、大事なことがあります。親の側には 「人に心配をかけたくない」 という気持ちがあるのですね。困っていても言わない。できないことを隠す。その気持ちが強いほど、こちらの気づかいは 「よけいなことはするな」 という言葉になって返ってきます。


拒まれたと感じたときは、 裏側にその気持ちがあるかもしれない と思ってみてください。怒っているのではなく、守っているのです。




3. 分かるのは、こまめな連絡と雑談から



では、どうすれば本当のところが見えるのか。答えは案外あっさりしています。 ふだんの電話 です。


お盆と正月の年二回だけ顔を合わせても、分かることは限られています。それより 週に一度、十分の電話 のほうが、はるかによく見えます。


用件のない雑談がいいのです。「今日は暑かったね」「何を食べたの」——そういう話の合間に、困りごとはふと顔を出します。 病院が遠くなった。電球が替えられない。町内会の集まりに出ていない 。改まって聞けば「大丈夫」と言われることが、雑談の中でなら、こぼれてくるのですね。


だから決め事にするなら、これがいちばんです。 定期的に連絡する。それだけを自分に課しておく 。難しいことは何もありません。




4. 親の暮らしごと、親の一部です



心配が募ると、つい「うちに来たら」「施設のほうが安心」と言いたくなります。


でも少し立ち止まりたいところです。 長らく慈しんできた家、手をかけてきた庭、通い慣れた道、顔なじみの近所の人 。それらは景色ではなく、 親の一部 なのですね。


環境ごと引きはがすことは、その人から長い時間をかけて作ってきたものを取り上げることでもあります。安全と引きかえに失うものが、思ったより大きいこともある。


だからこそ 「今の場所で、どうすれば続けられるか」 から考えたいのです。そのための仕組みは、じつはもう地域にあります。




5. 地域には、もう仕組みがあります



遠くに住んでいると「自分が何とかしなければ」と思い詰めがちですが、 親の近くには、すでに見守る人たちがいます 。


民生委員 …一人暮らしの高齢者を定期的に訪問し、様子を見てくれています。町内会、新聞配達、配食のサービス、警察や消防とも連携し、 緊急連絡カード を作っている地域もあります


通いの場・高齢者サロン …公民館や集会所で月に一度ほど開かれる集まり。民生委員や自治会、ボランティアが運営しています。 元気なうちから通える場所 で、孤立を防ぎ、体を動かし、人と話す機会になります


地域包括支援センター …介護・医療・保健・福祉の 総合相談窓口 。社会福祉士や保健師、主任ケアマネジャーがいます


「介護が必要になってから」の話だと思われがちですが、そうではありません。 元気なうちに知っておくもの です。




6. 介護認定がなくても、家族だけでも相談できます



ここがいちばんお伝えしたいところです。


地域包括支援センターは、 介護保険の認定を受けているかどうかに関わらず相談できます 。しかも 本人でなく、家族からの相談も受け付けています 。対象はその地域に住む65歳以上の方と、その家族。 「困っていること」なら内容は問われません 。


「まだ介護というほどではないし」「本人が嫌がるし」——そう思って何年も抱え込んでしまう方がいます。でも 先に家族が相談していいのです 。どんな仕組みがあるか、次に何をすればいいか、そこで教えてもらえます。


そして知っておくことは、そのまま 介護離職をしないための備え にもなります。仕事を辞めた方の多くは、介護そのものより 「一人で背負うしかない」と思い込んでしまった ことでつまずいています。使える仕組みを先に知っているかどうかで、そこが変わるのですね。




7. 今日できるのは、たったひとつ



難しいことは要りません。今日やっておくのは、これだけで十分です。


親が住む市区町村の「地域包括支援センター」を調べて、場所と電話番号を控えておく 。


それぞれの自治体のホームページに一覧があります。中学校区にひとつほどの割合で置かれているので、実家の近くにも必ずあります。紙に書いて、電話のそばに貼っておいてもいいですね。


使う日は来ないかもしれません。それでいいのです。 知っているというだけで、慌てずに済みます 。備えとは、たいていそういうものですから。








帰省のあとに、しておくこと




□ 親の地域の「地域包括支援センター」を調べて控えておく

□ 定期的に連絡する日を、自分の決め事にする(週に一度、十分でも)

□ 用件のない雑談をする。困りごとはそこに出てくる

□ 「あれ?」と思っても、すぐ結論を出さない

□ 拒まれたら、心配をかけたくない気持ちの裏返しかもと考える

□ 元気なうちに通える場(サロン・通いの場)があるか聞いてみる









季節のものを探している方は、こちらの特集もどうぞ。







このブログは毎週月曜・木曜・土曜に更新しています。よかったらお気に入りに登録してくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.08.13 10:10:04
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

tomo@kokokara

tomo@kokokara


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: