読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.03.09
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カテゴリ: 小説
2005年の、日本ホラー大賞受賞作だそうですが、ホラーの怖さはありません。




大学生のいずみが友だちの裕司に誘われて行った、夜市。
それは神社のお祭に露店が並ぶような、楽しい市ではありませんでした。
黄泉の河原で拾った石、何でも斬れる剣、老化の早く進む薬、あるいは動物や人間の首、
棺おけや足が三本ある鳥,そんな不気味なものを売っている店。
また、それを売っているのは、永久放浪者や着物を着た狸、植物頭髪少女、人攫い・・・
こう書いていくと、まったくの荒唐無稽な作り話じゃないかって、がっかりされるかもしれないけど、

この夜市は、何かを買わないと外に戻ることができません。
裕司は幼い頃、弟といっしょにここに来て、外に出るために弟を売った経験があったのです。
その弟が成人して裕司の元に戻ってきて、いずみは外の世界に出るために・・・
という物語。
好きな人は大好きな世界かもしれないけど、現実的な人にとってはどうかな?



この本には、もう一つ「風の古道」という物語も載っています。
こちらも同じように不思議な世界の話だったけど、
「夜市」より少しは意味がわかりやすいです。
7歳の子どもが異界に迷い込んでしまって、古道をさまよい歩く物語で、
私はこっちの方が好きでした。





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Last updated  2007.03.09 17:07:34
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