こんばんは。
昨日は地元の宗教合唱団の定期演奏会を聴きに行きました。
従妹が参加しているので毎回招待券をいただくのです。
この合唱団は昨年4月にドイツへの演奏旅行を予定していたのですが、3月の震災のため、交通機関も通常運行はできず、東北在住のメンバーが海外まで出かけることは到底無理となり、演奏旅行を断念しました。(私の従姉も被災した鉄道で普段通勤しており、通勤のタイミングが少しずれていたらいまごろどうなっていたか。)
その後、6月に震災の被災者を招き、犠牲者の鎮魂のためモーツアルトのレクイエムを演奏する会が開かれました。被災者の皆さんと痛みを共有し、少しでも慰めることが出来たらという演奏者の思いの伝わる良い演奏でした。
そして、今回の演奏会。いつもはバッハや、ハイドンなどドイツの楽曲を演奏することの多い合唱団ですが、今回のタイトルは「イタリア・バロックの煌き」と銘打ってヴィヴァルディを中心とした選曲。
どちらかといえば荘重で、求道的ともいえるバッハを得意とする合唱団がどんな演奏をするのかと興味深々で出かけましたが、本当に素晴らしかった。
音楽の専門的なことはまったくわかりませんが、オケと合唱とが輪唱のように重なり合いながらテーマを歌い上げ、幸福感にあふれたひと時でした。ミサの形式にのっとった演目の中でこの美しい世界に生まれでたことの喜びと神への感謝という大きなテーマが、歌い上げられていくのはとても感動的でした。
あまりにも大きな悲しみと苦しみが日本を襲いましたが、それでこの世が闇一色になったわけではない。日差しが暖かだとうれしいし、花が咲いたらもっとうれしい。大きな悲しみを抱えていても、人の心はいつも喜びを探しているのだと思います。今日ここで歌えることがうれしいと合唱団は精一杯に伝えていました。
合唱団は学生さんから仕事を持った会社員までさまざまな経歴の老若男女ですが、こうして演奏会を作り上げるまでに地道な練習を繰り返してきました。私の従姉は仙台から休みのたびに通ってきていました。その努力がしっかりと結実した演奏会でした。うん、なんかわたしも元気でた。チケットありがとうRちゃん。