こんばんは

ポスター見て、あ、これは天野喜孝の絵だ!と思ったらやはり美術を担当してました。衣装がね、とっても天野さんぽいのですよ。もっとも海老蔵さんの厚底靴はいただけなかったわ。胸板を厚く見せるために衣装に詰め物をしてるっぽいのもちょっと~。
あとね、原作では腰元は大陸の女性を真似て洋装をしていて、公子の夫人となる美女の和装とかぶらないようにしてたはずですが、舞台では逆に美女はローブデコルテ風洋装、腰元が和装なのです。美女は死を覚悟して白装束で小舟に乗ったはずなので、ちょっと納得いかなかったな~。ま、公子がダイヤの首飾りと真珠の指輪を贈るのに着物だとちょいと現代では違和感あるってことかしらね。わたしとしては美女が首飾りと指輪に目がくらんで郷の人に見せびらかしたくなるとこなんか金色夜叉的でいかにもその時代って感じがするんですけど。
公子は武勇に優れてるけど、勉学は怠けがち、無邪気で悪気がない(ちょっと馬鹿っぽい?)。海老蔵さんはコミカルな感じでなかなか似合ってました。声も姿も美しい。花のある役者さんですね。せりふがちょいこなれてない気がするけど、鏡花作品の独特の台詞回しを自然に演じるのは難しいんだろうな。玉三郎さんはもうさすがの安定感で安心してみてられます。
映画館、客は私一人で貸しきり状態でした。こんなんで経営は大丈夫なんだろか。つぶれられたら困るので次の「高野聖」の前売りも買いました。いや、一人買ったくらいじゃなんともならんだろうけど。