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2003.08.21
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【こころに残るCDW-17Jan2003の言葉】

番外.危険な「予算完全消化病」について

《解説》
一般的に巷では、2003年度下期の予算策定時期である。
ここで、企業を危険な財務状況に陥れる。「予算完全消化病」につ
いて触れておきたい。当然、元気が出る話題ではないので、「番
外」にさせていただく。

「予算」について、考察すると、どんな会社もそうだと思うが、年
初や期初に立案した「予算」に基づいて、事業計画を立てて、売上

する。

一方、製品を開発したり、営業して商談をまとめるためには、「間
接経費」というものが必要になるのだが、この間接経費も予算を立
てて使われる。そもそも、予算というのは、もうこれ以上使っては
いけない経費の金額の上限であり、逆に言うと、その金額までは、
文句を言われることなく使えてしまう、という危険な一面を持って
いる。

一度確保した(認められた)予算金額は、「既得権」になることが
多く、さらに、予算を使いきることで、次の期や次の年度では、予
算の増額を申請しやすくしてしまう。

このような背景が、どのような予算の使われ方を促進するかと言う

言えば、「予算を余らせるな」、「予算は全部使い切れ」という使
い方である。

つまり、いらないものを買ったりして、無理やり予算消化しようと
する「予算完全消化病」に侵された輩(やから)が出てきてしま
う。この輩は、会社を倒産にまで追い込む可能性を秘めている。


一番怖いのは、このように「予算完全消化病」に侵された行動をし
ているのに、それに「気づいていない」人々である。経営者の方々
には、このような輩が増えないような対策や、牽制(けんせい)が
効く手続きを考えないと、会社自身がおかしくなってしまう、と思
う今日この頃である。





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Last updated  2016.10.24 22:38:14
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