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2003.08.27
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【こころに残るCDW-17Jan2003の言葉】

50.自分の納得のいくように区切りを付けよ

《解説》
「計画ゲーム」というワークショップを受講しているときに、気づい
た言葉である。「自分で納得して、区切りをつけていかないと、悔い
が残る」ということで、意味は書いてあるとおりである。

この言葉を気づかせてくれた、ワークショップについて、解説してお
きたい。

先ず、「計画ゲーム」について、説明しておくと、ワークショップの

役:1人、庭師役:数人の役割をもたせる。そして、施主の希望する
「庭園(模造紙上に模型)」を実現するゲームであった。一番、施主
の希望通り模型ができたチームが勝ち、と言うゲームである。

このゲームの進め方は、以下の手順で実施した。
1.施主の希望を聞いて、
2.庭師が庭園を作り(20分)、
3.できた庭を施主に見てもらい、1項に戻って、再度施主の希望を
聞く。(これを4回繰り返す)

つまり、このゲームは、施主の希望に合う庭園を造るために、少しず
つ庭園を造っては、施主に希望を聞いて(フィードバックを受けて)
希望に合う庭園を造っていく、という一見単純なゲームなのだが、こ

クショップの狙いなのだが......)

このワークショップで、施主は、庭園の発注者(注文者)であるた
め、「わがままな事を言うこと」になっている。「やっぱり、植え込
みは、別の場所にしてください」とか、色々なことを注文してくる。
この注文を受けるもよし、施主を説得して、庭師の意見を通すもよ

いをつけた庭園を完成させるのである。

3回目の庭園作りが終わって、4回目の庭園作りに向けて、施主の希
望を聞くと、「庭園作りはこれで終了させてください」と、言ったの
だ。庭師たちは、当然もう1回(20分の)庭園作りができると信じ
て、作業していたので、ここで、「作業中止」を言い渡されるとは
思っていなかった。

当然、施主に「ここで作業終了」と言われて、「納得するものができ
た」というチームはひとつも無かった。しかし、チームによっては、
完成度の高いものもあった。(少なくとも自分のチームは未完成も甚
だしいできばえで、最低のできばえのチームになっていた、と思う)

ワークショップの主催者側は、各チームに「わがままな発注者とうま
く折り合える条件をつけて、最高の庭園をつくる」というミッション
を与えることで、庭師役に、考え、悩ませる。そして最後に挫折感の
ような気持ちを味あわせて、「区切りをつけるのは、(そこで中断し
たとしても)自分が納得できるできばえにすべし」と言いたかったの
だ、と思う。

まとめ
何か大きい仕事にとりかかれば、当然一気には成し遂げることは、で
きないのだが、区切りをつける場所というのも、中途半端では、後で
悔いが残る可能性がある。
「悔いの残らない区切りをつける」ように心がけて、物事に当たりた
い。そんな、気づきを与えてくれた「ワークショップ」だった。





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