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2007.05.12
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Dr.夢倉の情報機関誌

□ 「従軍手帖」 六十年後に届いた伝言
http://blogs.yahoo.co.jp/drmusou/folder/135869.html?m=lc&p=1


一日本兵の残した従軍手帳(サイパン) インターネットでのオークション(米国サイト)に、大東亜戦争サイパン戦に従軍した一日本軍兵士の従軍手帳が出品されていることを発見した上記ブロガーがみごと落札、複数の写真とともに日記などの資料を公開している。

 写真はウェブ処理されていないらしく容量が大きくて、反映されるまでには少なからず時間を要するが、英霊の生の声が耳元で聞こえてくるような第一次資料です。

 サイパン戦は玉砕でした。敵の手に落ちて辱めを受けることを断固拒否した住民の多くも、断崖絶壁から身を投じ自決していった。当時の状況も知らず、ただ残酷だ無駄死にだと戦争を絶対悪とし、美辞麗句を並べて平和を唱えるだけでは何も後世に教訓を残せない。

 60数年の歳月を越えて届けられた、一兵士の生の声です。当時の日本人たちが何を思い何と戦っていたのか、その凝縮された思いが込められています。


□ 上記サイトより一部引用


......その日本兵の「従軍手帖」は、戦後、アメリカ軍復員兵の下で、誰にも読まれること無く静かに眠っていた事になる。しかし、どうして、日本兵が最後の力を振り絞り書いたと思われる従軍手帖が「商品」として売られているのか。このような貴重な歴史を語る遺物品は、決して金銭価値で計れるものではない。戦争の遺物品を収集する事を趣味にする人間の、単なる個人のコレクションのひとつとして埋もれさせてはいけない。サイパンから日本に届けたかったと思われる、一日本兵の最後の言葉を含むこの従軍手帖は、必ず、日本人の元に戻さねばならない。そういう思いで、私は競り落とした。



  ● 日記の一部


  此ノ島ガ陥チタラ 日本ノ存在ハ薄氷ヲ踏ムガ如シダ

  ドウシテモ死ナレナイ 生キテ 生キテ 生キ抜イテ

  此ノ島ヲ守ラネバ

  母国一億ノ国民ハ帝國ヘ

  此ノ状況ハドウシテモ 国民ニ知ラサネバナラヌ 

  此ノ実状ヲ知ッタナラ 凡ユル不平モ怠慢モナクナルト思フ

  ソウシテ優秀ナ兵器ヲ ドンドン作ラナケレバ

  米國ヲ討ツコトハ出来ナイ


  敵弾ニ飛ビ散ル同胞ノ 最後ノ叫ビヲ見ヨ 

  國民ハ マダマダ眠ッテ居ル

  化學戰ハ日本人ノ考ヘルヨウナ 簡単ナモノデハナイ

  認識ガ不足ダ 化學偉大ナル力ヲ知レ

  此ノ力ト 日本人ノ精神力ガ一ツニナッテ

  ハジメテ雄者トナリ得ルノダ




 六十年後の今、いや、正確に言えば、1944年(昭和19年)の7月に日本がサイパン戦で敗北した事を考えれば、おそらくこの「伝言」が書かれてから、六十二年以上経過した事になる。サイパンで玉砕した一日本兵の伝言は、それが読まれる事を六十二年間ずっと、ひたすら待っていたという事だ。

 この日本兵の必死の思いを込めた日本本土への警告は、戦時中、日本に届く事は無かった。もし、それが届いたとしても、おそらく、日本は敗北への運命から逃げる事はできなかったであろう。

 光陰矢のごとし。昭和は、もうすでに終わりを告げ、今や、その昭和の文化を懐かしく思われる時代にいる。六十二年経った今、この一日本兵の伝言は、遅すぎただろうか。玉砕する寸前まで、「生キテ生キテ生キ抜イテ」という一日本兵の言葉は、21世紀に生きる日本人の私の胸を熱くする。敗戦後、六十二年、決して、その言葉の重みは失われてはいない。

 私は、この従軍手帖に書かれた数名の日本兵の玉砕を弔うと共に、最後の最後まで生きる事をあきらめず、無念にも玉砕した日本兵の言葉を死なせてはならないと思う。私には、果たして、どの日本兵がこの従軍手帖に最後の最後まで力を振りしぼって伝言を綴ったのかは、わからない。

 今、私にできることは、できる限り多くの人に、この日本兵の最後の「伝言」の言葉を読んでもらう事だと考えている。そして、私の手で、これらの遺物品を無事、母国日本に帰国させてあげたい。適した施設に寄贈し、「地獄ノ有様」の戦争を知らずに育った日本人、そして、これから生まれてくる日本人に、「生きる」という意味を考える一つのきっかけにしてもらいたいと願う。











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Last updated  2007.05.12 08:27:34
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