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29日からの銀行閉鎖と資本規制導入へ
預金を引き出すため市民が銀行の現金自動預払機(ATM)の前に長い列
ギリシャは国内金融システムの崩壊回避で、29日からの銀行閉鎖と資本規制導入へと動いた。銀行休業により、同国のリセッション(景気後退)深刻化に加え、ユーロ離脱のリスクが高まる見通しだ。・・・

ギリシャ政府への支援協議が決裂したことを受けて欧州中央銀行は、ギリシャの銀行への追加的な資金繰り支援を見送ることを決めた。
欧州中央銀行が、ギリシャの生命線の資金供給を絞る姿勢をみせたことで、ギリシャの銀行店舗が営業停止に追い込まれている。
ギリシャ政府向けの支援の前提となる、EUヨーロッパ連合側の財政改革案を受け入れるかどうか、7月5日の国民投票で問う。一方でギリシャを除くユーロ圏18か国は、ギリシャ側の対応に反発。27日の財務大臣会合でギリシャ政府支援の期限30日から先送りしないと決めている。
一方でギリシャを除くユーロ圏18か国の政府は、「あらゆる措置をとる準備がある」との声明をだして市場の動揺を防ぐ措置を協議しているとのこと。
ただ、ギリシャの債務が返済されない場合、責任は誰が負うのかという論点も出てきている。ギリシャが債務不履行になれば、ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が、経済敗者として名を刻むだろうと指摘されている。
国民投票で財政改革案を受け入れるか問うということですが、そもそも、チプラス首相はそういうのを受け入れないでくださいということで当選した人である。
緊縮なんてもうほとほと疲れ果てた、やってられるか!俺に任せればガツンと言ってやりますよ!って言って当選したチプラス首相が、なぜまた国民投票で聞き直さなければいけないのか。結果はわかってるじゃありませんか。
チプラス首相お手上げで、責任放棄したのか。
国民に責任をなげ、なぜか30日期限のところ、7月5日にして、こう言えば、さすがに待ってくれるだろうと思ったが、意外と待たなかった。延命ならず。(笑)
ギリシャのチプラス首相は28日夜、銀行の営業を29日から停止し、資本規制を導入すると発表した。
資本規制とは、銀行の引き出しの制限と送金の制限をかけます。
銀行がつぶれる前にお金を引き出して、海外に送金して資産の保全を図ろうとするのですが、それをさせないということ。
もし、みんなが銀行から預金を引き出してしまうと、銀行がつぶれてしまう。そうなると、取引のある銀行もすべてつぶれてしまう。それを防ぐためには、銀行を休業させ、資本取引規制の措置をとるというわけだ。
明日のデフォルトに向けて準備は進んでいるわけですね。
ギリシャがこのままデフォルトするとユーロというシステム自体が不安定化する可能性がある。だから、まさかギリシャを追い込むようなことはしないだろうと、強硬姿勢を見せていたギリシャのバルファキス財務相だったのですが、追い込まれちゃいました。
交渉がうまくいかず、隔たりとして残っているのは、毎年負債を生んでいる年金制度と言われていますが、ギリシャでは、58歳で現役時代の8割がもらえる年金というむちゃくちゃなことをしていました。
消防士や警察官は、早期退職して55歳からでももらえ、しかも親が亡くなっても年金相続できるとか、なんとも国民に手厚い年金制度だったわけですが、その結果はこのざまです。
今回示した案でも、年金支給年齢を2025年までに67歳までに引き上げて、年金の負担金も増額するとか、消費税にあたる付加価値税でも増税するといった色々策は出したのですが、いやいや、まだまだだということでこんにちに至っている。
・ギリシャが本当にデフォルトしたらどうなる?
http://thepage.jp/detail/20150601-00000011-wordleaf
・日経平均は今年最大600円超の下げ、ギリシャ懸念や中国株安響く
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0P90J920150629
・ギリシャの選択はデフォルトか妥協か、予想されるシナリオ
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0OV09W20150615
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