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トルコのF16戦闘機がロシアのSu24戦闘爆撃機を撃墜した事件を巡り、両国の主張は対立し、国境地帯の緊迫は高まっている。欧米などは、双方に自制を呼びかける以外に打つ手がない。パリ同時多発テロ以降、各国協調の兆しが生まれたかに見えた過激派組織「イスラム国」(IS)掃討の包囲網は、ほころびつつある。
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撃墜されたロシア機の行方不明になっていたパイロット1人を救出
ロシア空軍が拠点とするシリア北部ラタキア近郊の基地に最新鋭の地対空ミサイルシステムS400を配備へ
シリア国内のアサド政権の支配エリアにある空軍基地からシリアの各地に向かっている。けっしてロシア国内から離陸したというわけではない。ロシア軍の空爆の目的は、ISILと戦うとうい名目で9割は反政府軍への攻撃だ。実際はアサド政権を助けるための空爆ということになる。今回もその流れの一貫でトルコ軍に撃墜されたことになる。
今回は深い領空侵犯というよりは、地形的に少し南側にトルコが入っていることからそこをおそらく横切ってしまったのだろう。しかし、トルコ側としては、何度となく領空侵犯を繰り返されているので今回のような判断となったのだろう。ただ、戦闘機なのであっという間にその場所を離れてしまうので、撃たれた場所はシリア側に入ったとこという結果になった。ロシア側は領空侵犯していないと言っているが、入っていることが証明されれば法的にはトルコ側に分があるということになる。
ロシア側が欧米側を取り込み仲良くすることで、反政府軍への攻撃に対して欧米側が物言うのを止めさせたいという狙いがあったが、今回の件でトルコと関係が一気に悪化するため、当初の戦略の変更を余儀なくされることになる。
ロシアとしては、NATOの枠組みで対決するのは非常に分が悪いため、アメリカやフランスとはこれまでどおり緊張しないような関係を保ちつつ、トルコとは対決していく姿勢を取らざるを得ない。
しかし、トルコはNATOに加盟しているので、NATOとして露軍機が領空侵犯したと判断したことについて、事態は「深刻だ」と述べている。
アメリカがどこまでトルコに肩入れするかとうことになるが、オバマ政権は緊張が高まるのを避けるため腰の引けた対応をするのではと思われる。結果的に、ロシアはこれまで以上にその地域での存在感を誇示していく流れになるのだろう。具体的には、そのエリアでの空爆がより強化されるということだ。一番大変なのはその下で住んでいる人々ということになる。
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