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兵庫県淡路市の高速道路でツアーバスが蛇行運転を繰り返していたと分かった
男性運転手(70)に声をかけるも反応は薄く添乗員が10分ほど脇からハンドルを補助
運転手は蛇行運転について「記憶がない」と話している
兵庫県で宝塚歌劇を観劇するツアーバスが17日、同県淡路島の高速道で蛇行運転を繰り返し、添乗員が10分ほど脇からハンドルを握り補助していたことが分かった。ツアーを主催した阪急交通社(本社・大阪市北区)によると、運転手は問いかけに対し、ハンドルを握ったまま、声を発しなかったといい、同社で原因を調べている。
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バス業界が2000年から2002年くらいにかけてかなり規制緩和した。国の免許制だったものを届出制になり、一定の条件を満たしていれば参入できるという許可制に変えた。
今回、軽井沢で事故を起こしたバス運行会社イーエスピーも、14年5月の後発組だ。
ツアーバスは乗合バスと違い、非常に規制が少ないということで、さまざまな中小の業者が入ってきた。
過当競争、コスト削減、にともないさまざまな事故も起きている。
典型的なのは群馬県藤岡で起きた関越自動車道高速バス居眠り運転事故や大阪で起きた吹田スキーバス事故などがある。
その後に、1日の距離上限を昼間は原則500キロ、夜間は400キロに引き下げるとか、運賃制度の改定で基準運賃を引き上げた経緯がある。

国交省の検討会が14年7月にまとめた報告書によると、運転手の総数はこの10年間ほぼ横ばいである。貸切バスの事業者の数はこの15年で1.5倍に増えている。一方で、外国人観光客が増えたり、復興事業などで大型トラックの運転手が必要だったりして運転手の需要が増えている。
増えたのであれば、お金を沢山払わなければいけないのに、コストカットや派遣への置き換えで運転手の待遇が上がっていない。
1社あたりの運転手が以前は14.3人くらいいたが、今は10.5人しかおらず、圧倒的な人手不足になっているが、待遇は下がっている。
50代の運転手の年収が2001年には619万あったものが、2013年には488万円になっている。
正社員の比率が2001年には9割くらいいたが、7割くらいに下がっている。
また、運転手の高齢化もあり、10年前は平均が45.9歳だったのものが、今は48.3歳。しかも、6人に1人が60歳以上である。
国交省の検討会が、バス事業者35社にアンケートを取ったところ、 97%の会社が運転手不足により悪影響があると応えている。
つまり、規制緩和、無理なコストカット、格安競争、派遣への置き換えというかたちで、運転手の現場がかなり荒廃している。
そのような背景があるなか今回のような事故が発生したことになる。
個別に運転手の責任、運行会社の責任、ツアー会社の責任はもちろん厳しく問わなければいけないが、それと同時にこのような厳しい労働環境にしてしまった責任や問題点を考える必要がある。
働く環境の、待遇の悪さ、高齢化、派遣への置き換えなどで荒廃していくと結果としてこういったことが起きてしまうということも考える必要がある。
・全ての座席でシートベルトを着用しましょう - 非着用死者の車外放出の割合は着用者の約14倍。警察庁
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/seatbelt/index.htm
・バス運転手、過酷さ激化 「高速料金自己負担」「睡眠4時間」 規制緩和で競争厳しく - 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12165857.html
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