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関西電力は29日、高浜原発4号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)で発電と送電を始めた直後に変圧器周辺でトラブルが起き、原子炉が自動で止まったと発表した。高浜4号機は20日に原子炉補助建屋で放射性物質を含む水漏れが見つかり、点検して26日に再稼働したばかりだった。3月下旬の営業運転開始をめざしていたが、遅れる可能性が出てきた。
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関西電力高浜原発4号機で29日、原子炉が自動停止した
発電と送電を開始する作業中、発電機と変圧器の故障を知らせる警報がなる
26日に再稼働したばかりで、原子炉の冷却は維持されている
2月26日に再稼働したばかりの福井県の関西電力・高浜原子力発電所4号機で29日午後、原子炉が自動停止するトラブルがあった。
29日午後2時頃、高浜原発4号機で発電と送電を開始する作業中に発電機と変圧器の故障を知らせる警報がなり原子炉が自動停止した。発電機が自動停止し、その後制御棒48本が原子炉に挿入されて止まったということ。
原子炉の冷却は維持されていて環境への影響はないということ。関西電力は記者会見で原因を調査中と説明し今後の作業手順は一切わからないと話した。
再稼働前に一次冷却水が漏れ2日くらい予定が遅れたにもかかわらず、当初の予定どおり26日に再稼働をしている。そのような状況なので検査も縮めて安全よりもスケジュールありきで無理に再稼働にこぎつけた感がある。ところがその3日後にトラブル発生で原子炉自動停止。
今回トラブルがあったのは、発電機や変圧器といった部分で、これは原子力発電所特有の部分ではなく他の発電所にもある部分だ。そのため、原子力規制委員会が検査する部分ではない。
しかし、原子力発電所の事故やトラブルは、意外と原子炉とは関係ない場所でのトラブルが発端で大きな事故に繋がることもある。そのため、けっして軽視してはいけないトラブルということになる。
今回は、幸いにもまだ起動してやっと電気を起こし送電するのを始める直前だったので、出力もそれほどでもなくすんなり止めることができ大きな問題になることはなかった。これが、フル出力で電気をガンガン送電している時であったら影響が大きかった可能性もある。原子炉は急に止めることで原子炉になんらかの異常をきたすことも考えられるのだ。
今回のようなトラブルが発生すると、原子炉本体は厳しく検査したのかもしれないが、そのまわりの配管や変圧器などを本当に関西電力は適正は検査したのかということになる。
現在、トラブルの原因はわかっていないが、いずれにせよ10日以内に原因や対策について報告する必要がある。例え、原因がすぐに解決できるものであっても原子力規制委員会から指示があるまでは起動を待つべきだろう。
関西電力は原子力発電に対しての経営の依存度が高いため、原発の再稼働を急いでいる。
今回の4号機はMOX燃料という普通の原発と比べても、事故を起こした時の危険度がより高いプルサーマル発電ということも含めより安全性を求められるところでもある。原子力規制委員会の基準が本当に適正なものなのか、その辺りのガバナンスが求められるところだ。
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