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ウィスコンシン州アップルトン(CNN) 米大統領選に向けた共和党の候補者指名を目指す実業家、ドナルド・トランプ氏が「妊娠中絶を受けた女性は刑罰の対象にすべきだ」と発言して物議を醸している。同氏はライバルの民主党ばかりか同じ共和党の政治家、そして一部の中絶反対団体からも強い非難を浴び、数時間後に発言の修正を迫られた。
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アメリカ大統領選共和党の候補者指名争いでトップを走る実業家ドナルド・トランプ氏が30日、人工妊娠中絶を非合法化して禁止すべきだと主張し、その際は中絶した女性に何らかの形の処罰が必要だと述べた。この発言はゲーブルテレビ局が主催した市民集会に出席した際に述べたもので、他の候補者からも非難の声が相次ぎ、トランプ氏は番組収録後、女性ではなく違法に中絶手術をした医師が法的責任を負うべきだと発言を修正した。
中絶した女性に罰をという発言をしたら批判をされたので、やっぱり医者を罰しようと発言を修正したことでなんとかなっていると思っている頭の悪いトランプ氏。望まない妊娠をした女性に対して出産することを強要すれば、当然ながらその女性は育児に対して消極的であり、育児ストレスによりノイローゼになることもあるだろう。また、中絶を希望する場合においては、妊娠をした際の男女間で出産に関する合意が取られていないことが多かったりするため、シングルマザーになる可能性が高かったり、あるいは夫婦間でドメスティックバイオレンス(DV)に発展する可能性も高くなる。また、出産をすることで仕事との距離がうまれ貧困に陥ることも考えられたりする。
妊娠というものは、特に女性の身体に関わることであって、中絶した女性に処罰が必要だといった時に、そもそも妊娠とは女性が1人でできるものではないのに、妊娠をした段階で女性の身体の問題となり、その身体を自己判断で何か対処しようとした場合には罰せられるというのは、まったくおかしな話で性差別にほかならない。
望まない妊娠をしてその後出産をすると、貧困の連鎖やさまざまな格差を助長するようなことにもつながり、誰も得しないような政策ということになる。
あえて、誰が得するかといえば、中絶を許したくないという信念を持っている人だけが、良かった良かったと勝手に何処かで満足しているだけである。
票を意識しての発言なのか、こうした発言をすることで一定数受けるんじゃないかというふうに、トランプ氏を学習させたアメリカ社会の問題の根深さというものが根本にあり、トランプ氏の個人的な頭の悪さだけが問題なのではなく、アメリカ国民の闇を表面化しているとも言える。
・論点 トランプ現象の背景 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160325/ddm/004/070/031000c
・2016年大統領選 候補者一覧 - CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/special/interactive/35066072.html
・【米大統領選2016】トランプ氏「中絶した女性に処罰を」 後に主張を転換 - BBC News
http://www.bbc.com/japanese/35931737
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