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フランス南部のリゾート地・ニースで14日夜、革命記念日の祝日に合わせて打ち上げられた花火を見に集まっていた群衆にトラックが突っ込み、少なくとも84人が死亡、多数の負傷者が出た。当局によると犠牲者のうち少なくとも10人が未成年で、負傷者の25人は生命維持装置につながれている。
現場は海岸沿いの有名な遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」。運転手の男はチュニジア国籍のモハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)で、25トントラックで約2キロをジグザグに走行し、その後銃を乱射したが、警官によって射殺された。男には犯罪歴があったものの、テロ容疑者の監視リストには含まれていなかったという。
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フランス南部のニースで大型トラックが群集に突っ込んだテロで死者は84人に上った。また、18人が重体ということ。このテロはフランスの革命記念日で各地でイベントが開かれた14日に起き、大型トラックが猛スピードで花火見物に集まった群衆に突っ込み、人々をなぎ倒した。トラックを運転していた男は警察に射殺されましたが、捜査当局は15日、ニース在住のフランスとチュニジアの二重国籍を持つ「モハメド・ラフエジブフレル」31歳と伝えている。事件を受けフランスのオランド大統領は会見を行い、今回の事件についてテロとの見方を示した。また、今月末に解除する方針だった非常事態宣言をさらに延長すると発表している。
現地メディアによると、事件が起きた日はフランス革命を記念する祝日で、当時海岸沿いの道路は花火大会のため車両の通行は規制されていた。現地メディアによると白い大型トラックが猛スピードで群衆に突っ込み、約2キロにわたって人々をなぎ倒したということ。トラックの中からは手りゅう弾や自動小銃が押収されたが、いずれも偽物だったとのこと。
オランド大統領はテレビ演説で、故意に多数を殺傷している、テロの性質を帯びていることを否定出来ないと話した。また、「ISIL掃討作戦でのフランスの役割を強化する」とも強調し、「われわれの国土でわれわれを攻撃する者たちへの空爆を続ける」とも述べている。
振り返ってみると最近、数々のテロリズムが世界中で発生している。
今月の7日には、イラク中部バラド近郊で武装集団がイスラム教シーア派の廟を襲撃し、少なくとも35人が死亡。
3日、イラクの首都バグダッドでイスラム教シーア派の地区で爆弾テロが起き292人が死亡。
1日、バングラディッシュの首都ダッカで武装集団が飲食店を襲撃、日本人7人を含む人質20人と地元警官2人が死亡。
このような事件があるとすぐにイスラム国絡みかなと考えてしまうが、イスラム国のテロの場合は、通常、トラックを使用する場合は爆弾を積んで最後に自爆するとう形をよくとっている。ところが、今回はそれはなく、イスラム国から送り込まれてきた要員によるテロとは特徴が異なっている。
無差別に群衆をできるだけひとりでも多く殺そうとした行為からすると、テロと見るのが普通のようだが、テロには政治的な目的があるわけで、犯行声明が出ていないことから、テロの性質を帯びているといった言い方になっている。
容疑者は射殺されており具体的な動機を聞くことはできないが、捜査をしていくなかで、友人などにメールで意図をもらしていたりすれば、何かしらの動機の断片が見えてくるかもしれない。
政治的な目的があればテロ、そうでない場合には無差別殺人ということになる。
ISILは、世の中に不満を持っている者たちを先導して自分たちがやろうとしてきたテロと同じような振る舞いをさせるということをしている。
今回、ライフル銃や手りゅう弾の模造品が見つかったということで、おそらく世の中に何らかの不満を抱いていた野郎だと思われる。
そこで問題になるのは、爆弾のようなものを使わなくてもトラック1台あればこういうことができるのかということが、同じように世の中に不満を抱いている野郎どもに進んでいく可能性はある。
しかし、それで思いつくのが日本でも起きた加藤智大死刑囚による秋葉原無差別殺傷事件である。まさに、この手法が使われたといってもいいだろう。
このような手法が使われてしまうと、従来のテロ対策ではどういにもならないと思われる。銃や爆発物の不法所持のようなものであれば、徹底した検問の職質でそれなりの対処はできるかもしれないが、物流を全部止めるとか絶対に無理だ。
非常事態宣言を延長することを決めたが、それを続けたとことでテロの恐れがまったくなくなるということはない。
人権団体などからは、令状もなく家宅捜索を続けることは問題だという声もあり、オランド大統領としては停止したかったのだろうが、今回の事件を受けて政治的には非常事態宣言の停止を口にできなくなったということだろう。
今後もテロは続くと考えた上で各国は対応していかなければならない状況にある。
ただ、銃や爆発物を持っているということであれば、見つけることもできるかもしれないが、自動車に乗っているというだけでは防ぎようがない。
今回はレンタカーを利用していることから、業者が何らかの形で身元を調べ犯罪歴の多いものには貸さないなどの仕組みをつくらないと、今回のような大型車両を使うテロが再発する可能性もあるが、基本的には難しいだろう。
トラックを暴走させるという手段は、いつ、どこでも起こりうるわけで、これを完全に防ぐことは残念ながらできないだろう。むしろ、防ごうとすればするほど、自由や民主主義という価値を、例えば監視や排他、不寛容という形でおとしめていってしまうのではないかと思われる。
・ニース暴走テロ、「イスラム国」系通信社が犯行声明 - TBS News
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2823294.html
・過激派関連か一匹おおかみか=動機解明を本格化-仏トラック突入テロ - 時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071600207&g=isk
・二ースのトラック・テロはIS支持者テロを誘発する ~テロ拡散を少しでも止める方法とは? - yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kuroibuntaro/20160715-00060012/
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