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東京電力福島第一原発事故の処理費が、21・5兆円に膨らむとの試算を経済産業省がまとめた。従来想定の約2倍になる。特に廃炉・汚染水対策費が8兆円に増える。手を打たないと東電が倒産しかねず、政府は無利子融資枠を9兆円から14兆円に上げる。最終的には電気料金を通じて集められ、国民負担が増える。
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東京電力は福島第一原子力発電所の廃炉や賠償など事故への対応費用の総額がこれまでの想定の2倍近くに膨れ上がり、21兆5000億円になるという見積もりを初めて示した。費用の一部は電気料金に上乗せされ国民負担につながる。事故対応の費用として見積もった21兆5000億円の内訳は、廃炉が想定していた2兆円から8兆円に、賠償は5兆4000億円から7兆9000億円に増える。除染は4兆円に、中間貯蔵施設は1兆6000億円にそれぞれ膨らむということ。また、賠償や除染の費用の増加にともなり経済産業省は支払いが滞らないよう東京電力に貸し付ける交付国債の発行枠を現在の9兆円から13兆5000億円に拡大する方針も示した。
21.5兆円というのは日本の国家予算のおよそ4分の1にあたる。そして、ほぼ間違いなくこれでは済まないだろう。これからもっと膨らんでいくことは間違いない。汚染水は増え続け保管に四苦八苦しており、複数の原子炉がメルトダウンするというのは人類史上初めての事態なわけだが、その溶け落ちたデブリがどういう状態になっているのかもいまだにわかっていない。その上、仮にその残骸を取り出したとしてもそれを処分する場所すらめどが立っていない。
1986年に事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所では、「石棺」と呼ばれるコンクリート製シェルターで覆われていたが、30年以上がたち老朽化による放射性物質漏れが懸念され、全体を覆う超巨大シェルターが完成した。移動可能な地上建造物としては史上最大とみられ、16億ドルをかけて完成した。
福島も同じような厳しい道のりをたどることになり、おそらく100年単位、場合によっては1000年単位の対応が必要になってくるのかもしれない。
100年とか20兆円以上とか、金銭感覚や時間の感覚が麻痺するおもいだ。なのに、原発の再稼働は進み、もんじゅの後継を開発するといった話になっている。金銭感覚、時間感覚以外に倫理観までもが狂っている気がする。
・年表で見る、廃炉への軌跡 - 東京電力
http://www.tepco.co.jp/decommissiontraject/index-j.html
・燃料デブリの調査難航 福島第1原発、原子炉内の全容把握進まず - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160908/ddm/016/040/025000c
・原発は高かった~実績でみた原発のコスト~ - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/oshimakenichi/20161209-00065303/
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