公園人の散策記

公園人の散策記

2003年09月27日
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先週の週末、ご実家の福岡に帰省されていたなおニンさんが、美味しい芋焼酎を買ってきたという情報を聞きつけ、ご相伴に与ろうということで、今日はなおニンさんお宅をご訪問する。

実は私、「おから」がこの上もなく好きである。「おから」といえば豆腐を作った後の大豆のカスであり、昔、街中に豆腐屋さんあった頃には、朝早く豆腐屋さんに行けばタダで「おから」を分けてくれたこともあった。食材としては非常に安価だが、素材の味が淡白なだけに、調理、味付け次第でとても美味しくいただくことができる。美味しく炊き上げた「卯の花」は日本酒などの肴にもってこいである。

そもそも私が「おから」好きになったのは、子供の頃に見た時代劇「素浪人 花山大吉」の影響が大きい。近衛十四郎(松方弘樹、目黒祐樹の父親)が演じる「花山大吉」は呑んだくれで風采の上がらない素浪人だが、ひとたび剣を抜くと、颯爽とした剣豪になるという勧善懲悪的な時代劇である。その花山大吉は、旅道中の道すがら、昼間からでも酒場を見つけては呑んだくれるのだが、昼の客に店の主人が「肴になるようなものがございませんが」というと、花山大吉は決まって「おからがあれば十分だ」と言うのである。このドラマを見て、母親に「おから」が食べたいと言ったことがあり、その日の夕食に「卯の花」が出てきたのが私と「おから」の出会いである。母の味付けが上手かったのだろう、「おから」はすっかり私の好物になった。
「花山大吉」で出てくる「おから」は、おそらくなんの味付けもされていないもので、ドンブリに盛られてきた「おから」に花山が醤油を掛け、手掴みで下品に食べていた光景を覚えている。母親が作る「おから」は、ニンジン、椎茸、コンニャク、油揚げなどの具を加えて、醤油、砂糖などで甘辛く炒り煮にしたものであ。大人になって、居酒屋などで「おから」とか「卯の花」というメニューを見つけると、つい注文してしまうのだが、料理屋で出される「卯の花」にはかなり豪華な具が使われているものもある。銀杏やアサリ、小柱や帆立の紐、菜の花などが入っていると、結構なご馳走という印象をうける。そんな中で、自分でも料理をするようにってから、「卯の花」を作る際に絶対に外せないのが「銀杏」である。

今日の「卯の花」は、当然、銀杏を使っているが、そのほかに、ニンジン、干し椎茸、コンニャク、竹輪を加えた。
ニンジンとコンニャクを買いに行った八百屋で、旬の「石川芋」を発見。これも手土産にしよう。





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最終更新日  2003年09月28日 15時20分52秒
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