ラスタ・パスタのレレ日記

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2004年07月02日

アル・ジャロウが歌うエルトン・ジョンの「ユア・ソング」

(27)

テーマ：フュージョン、ＡＯＲ、ワールド・ミュージック(20)

カテゴリ：音楽：ＣＤ

元祖、人間パーカッションボーカルのアル・ジャロウがエルトン・ジョンの「ユア・ソング」を歌っています。

声をパーカッションのように響かせて歌うひとでは、ボビー・マクファーレンが有名ですね。「Don't Worry, Be Happy」の曲が有名で、あれがはやったころは、これでダジャレを言う人が多くて困りました（笑）

でも、元祖、パーカッション・ボーカルはアル・ジャロウだと思います。人間の声は「究極の楽器」なんですね♪

そんな彼が、エルトン・ジョンの「ユア・ソング」を歌っているのですから、これはたまらない。
エルトン・ジョンといえば、ダイアナ元王妃の葬儀で、「キャンドル・イン・ザ・ウインド」の歌詞をダイアナ妃向けに書き直してウェストミンスター寺院で歌った人なので、覚えている人も多いでしょう。

もともとは、ノーマ・ジーン（マリリン・モンローの本名）のための歌だったのもです。

なぜか、最近発売（再発か？）された1994年のスタジオ・ライブ盤「テンダネス」の中の1曲です。
このＣＤの、参加ミュージシャンがすごいのです。

01.マーカス・ミラー（ベース＆プロデュース）

03.ジョー・サンプル（ピアノ＆フェンダー・ローズ）
04.ニール・ラーセン（ハモンド・オルガン他）
05.エリック・ゲイル（ギター）
06.フィリップ・セス（シンセ）
07.ポリーニョ・ダ・コスタ（パーカッション）
08.デビッド・サンボーン（アルト・サックス）
09.ケニー・ギャレット（アルト・サックス）
10.マイケル・ブレッカー（テナー・サックス）
など他

ジャズ・フュージョン・ファンにはたまらないミュージシャンたちです。

01.マーカス・ミラーは、

02.スティーブ・ガッド（ドラムス）は、
フュージョンの伝説的スタジオ・ミュージシャンが集まったバンド、スタッフで、今はなき
05.エリック・ゲイル（ギター）
といっしょに組んでいた、ドラムスの神様的存在。
フュージョンだけではなく、サイモン＆ガーファンクルのセントラル・パークでの復活ライブを支えた一人。

は、ためにきいたギター・ソロをとり、聴けばすぐエリック・ゲイルだとわかるサウンド・クリエイトの職人。

08.デビッド・サンボーン（アルト・サックス）
は、フュージョンだけではなく、数多くのロック・ミュージシャンのアルバムで活躍。「泣きのサックス」で彼もまた聴いてすぐに彼とわかる独自の音をつくりあげています。

03.ジョー・サンプル（ピアノ＆フェンダー・ローズ）
は、最近、一部メンバーで復活している「クルセイダーズ」の中心メンバーのひとりだったひと。

実は、
02.スティーブ・ガッド（ドラムス）
03.ジョー・サンプル（ピアノ＆フェンダー・ローズ）
に、ベースのネーザン・イーストを加えたバンドは

最近、頻繁にエリック・クラプトンがツアーをしているバンド。（クラプトンのなんと贅沢なミュージシャンの使い方。）

ラーセン＝フェイトン・バンドの
04.ニール・ラーセン（ハモンド・オルガン他）

ブレッカー・ブラザーズの弟
10.マイケル・ブレッカー（テナー・サックス）

などなど、アル・ジャロウのこのＣＤに参加しているミュージシャン達。今はなくなっているメンバーもいるなかで、これだけのミュージシャンが集まって、スタジオ・ライブで奇跡のような名演奏を聴かせてくれるのが、このＣＤ。

フュージョン再評価の時代の機運のなかで、こんな豪華なライブ共演があったんだ、と、いまさら驚くすぐれもの。

上のミュージシャンのひとりでも、ピンときたら、これはすぐに買いですね♪

アル・ジャロウは声をけっして張り上げないで、その広い音域とパーカッシブな歌い方で聴き手を魅了する☆

参加ミュージシャンのことばかり話しましたが、アル・ジャロウのふところの広い、ハート・ウォーミングな声、やっぱり彼の包容力があって優しい声が魅力の1枚です♪

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