ラスタ・パスタのレレ日記

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2004年11月16日

小沼ようすけ(g)ミニ・ライブ

(12)

テーマ：フュージョン、ＡＯＲ、ワールド・ミュージック(20)

カテゴリ：フュージョン、ＡＯＲ、ワールドＭusic

期待の若手ジャズ・ギタリスト　小沼（おぬま）ようすけのミニ・ライブに行って来た。

最新のＣＤ，「The Three Primary Colors」からの演奏、

↑これは、デビュー・アルバム。最新のＣＤではありませんのでご注意を。顔写真を見せたいため、載せました。

ＣＤは、ＮＹで、ポスト・ジャコ（ジャコ・パストリアス）といわれているカメルーンのベーシスト、

リチャード・ボナと

ドラムスのAri Hoeningとの素晴しい演奏を録音してきたが、ミニ・ライブでは、ちょうど彼本人とおなじくらいの年齢の日本人のベーシストとドラマーでの演奏。

ステージに上がって、いきなり２曲演奏してから、小沼は言った。

「４０分間の演奏なので、最初からテンションあげて演奏しています」

だから、曲のコンセプトのオリジネーター達ということらしい。

「日本でトリオで演奏する時も、この３人です」

しかし、残念なことに、リチャード・ボナたちとの、火を噴くような演奏は期待できない。でも、それは仕方のないこと。

小沼は、昨年より、ちょっとファッション・センスもよくなっていて、甘いマスク
なので、きっと人気がもっと出てくると思う。

同じく、日本の若手ジャズマンの TOKU （ボーカル＆フリューゲルホーン）や

日野賢二（ベース、日野皓正の息子）の３人で、

Ｔ・Ｋ・Ｙを結成して、

今年の夏など、多くのジャズ・フェスティバルに参加している。

そのほか、この１年の間に、いろんなところで、いろんなミュージシャンと共演しているので、顔には自信の表情も見える。

超絶技巧にして歌心のあるベースは聴けなかったが、

ちょっと大人になった小沼ようすけがみられて、満足。

ビートルズの「She Said, She Said」や、
先日の、夢・音楽館でも演奏したロバータ・フラックでも有名な

「Feel Like Makin’ Love」

ミニ・ライブが終わってから、サイン会。

「リチャード・ボナとのツアーは考えていないんですか？」
と、聞こうかとも思ったが、すぐ近くにさっき演奏した日本人プレイヤーがいるかもしれず、失礼に当たるので、自粛する（笑）

そのかわり、

「小沼さん、先日の夢・音楽館でウクレレを弾いてらっしゃいましたよね。ぼくは、ウクレレをやっているんですが、いつか、１曲でいいから、ウクレレの曲を録音してください」

と、先日の
日記の約束どおりに、言葉をかけた。

小沼さんは、

「へぇ、ウクレレを弾かれるんですか。ぼく、ウクレレのことあんまりわからないんですよ」との返事。

本当は、小沼さんのように幅広い音楽性のあるひとに、ウクレレを弾いてもらいたい、

と言いたかったのだが、それは、今のウクレレ・プレイヤーに対する批判にも受け取られかねないし、まわりにどんな音楽ファンがいるかもしれないので、ぐっと言葉を呑む。

渡辺香津美 (g)にも、

以前、ウクレレで演奏した曲を録音してください、と伝えたことがあるが、その時は、渡辺香津美は、

「いろいろと、前向きにがんばってやっていきたいと思います。」
といっていた。

おそらく、ふたりともウクレレの演奏なんて、真剣に考えていないだろう。

（ただし、ウクレレのオムニバスＣＤで、渡辺香津美は、ウクレレで「Walk Don’t Run」を演奏している）

いつか、彼らが本気で、ウクレレという楽器に目を向けてくれることを願いつつ、今は彼らのジャズ・ギター・アルバムを楽しむとしよう。

リチャード・ボナ、ジャコ、それから渡辺香津美については、近々、また日記に書きたいと思う。

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