李御寧本社顧問2013年新年の朝の太陽は間違いなく東から浮かんだ。しかし、それは1年前のあの太陽がない。カレンダーには、一年の差が文明の本棚で言えば一世紀の差がドゥェルヌンかもしれない。なぜなら、今年の徳談はいつも入ってきたのではなく百年二百年西欧の産業文明を超えレルムノヴァルーム（Rerum Novarum·教皇レオ13世が明らかにした労働会則）のメッセージであることもあるからだ。1891年過酷な欧州の経済不況の中でレオ13世が下した改革のメッセージは、 "資本主義の弊害と社会主義の幻想"の警告だった。そして100年後、ヨハネ·パウロ2世のレルムノヴァルームは経済学者の提案のように"社会主義の弊害と資本主義の幻想"に反転されたメッセージだった。私たちは、そのような宗教的な視覚ではなくても、産業革命以降、西欧文明が享受してき繁栄後の矛盾が何なのかをよく知っている。資本主義と社会主義がともに抱えている弊害と幻想、それを同時に超えなければシュペングラーが予見した"西欧の没落"、フランシス·フクヤマ氏が診断した"大崩壊の時代"を避けることができないという事実だ。実際にリーマン·ショック以降、その没落と崩壊現象が加速され、我々は今の文明の軸が西から東へと急激に移ってくる兆候を体感している。

じゃんけん三項循環構造のアジアモデル

未来学者ジャック·アタリは、今後のアジア地域に統合された国家が生まれる場合、日本と中国がその中心になるだろうとしながらも、その時の首都は北京でも、東京都以外のソウルになると見込んでいる。ジョンガムロクような予言ではない。英国のエコノミスト誌は2050年購買力平価（PPP）ベースの1人当たりGDPでアメリカを100とすると、韓国は105に達しつつ、日本は58で後退するだろうと予測した。国際通貨基金（IMF）も5年後、韓国の1人当たりのGDPが日本と対抗することになるだろうと予測している。2010年人間開発指数（HDI）でも、日本は一歩離れた10位で、韓国はなんと14段階が上がった11位だった。中国は向上されたりしたが、まだ18位にとどまっているレベルである。

単純な数字遊びで韓国の位相が高くなったことを誇りにしようというものではない。重要なのは、韓国の登場で、中国·日本の二項対立構造がじゃんけんの三元循環構造に変わることになるだろうという点だ。お互い絡み合うじゃんけんのゲームの状態では、誰も絶対的な強者として君臨することができなくなる。これは、貿易構造のように、韓国は中国で、中国は日本から、そして日本は韓国からそれぞれ黒字を出している共生の循環モデルのようなのだ。独占はない。 G2の中国、G7の日本、G20の韓国のようにピラミッド構造にしたアジアではない。それは前読んでも、後ろから読んでも同じように、アジアで読まれる丸だ。

大統合は文化主義のソフトパワーとして 、

アジアの新しい指導者のうち、韓国初の女性大統領に期待をかけるのは手が中に曲がっ書ではない。韓国が直面している5つの脅威を処分見れば 1.北朝鮮変数 2.少子化による潜在成長率の低下 3.構造的な内需の脆弱性 4.非正規雇用の増加など分配上の二極化現象の拡大 5.収入が不安定による家計負債の増加などを挙げることができる。ところが、この問題を解いて行くには陽極にひかれた国民を統合して、その葛藤と傷を抱いて抱える母性愛的愛が必要だ。同時に"資本主義の弊害と社会主義の幻想"、そして"社会主義の弊害と資本主義の幻想"を超え能力を備えなければならない。

世界が驚いた韓国の産業化は、自由競争の経済原理によって成し遂げ繁栄であり、その一方で他の人々が賞賛する民主化の平等社会は政治の原理によって血を流して勝ち取った戦利品だった。したがって、自由と平等の両方理念が露出されて、その矛盾が衝突を起こす時、社会のすべての現象に亀裂が行って二極化に分裂される悲劇を生むようになる。だから、フランス革命の時と同じように、自由と平等の矛盾を越えるためには、第3の文化原理である友愛（fraternit）がその答えとなる。

産業化の汗、民主化の血を溶解する生命化の涙が必要になる。韓流現象に示すように、韓国は軍事力や経済力では中国と日本を凌駕することができなかったが、文化の交流と活力、そしてその共感の力ではサイのマルチュムのように10億人以上の世界の人々に感動と喜びを与えることができる。産業化と民主化を導いてきたのが家父長的な男性たちのハードパワーだったらもうそれ愛と生命を吹き込むソフトパワーは、新しい女性大統領がすべき仕事だ。領土紛争とナショナリズムに足首をつかまって、同プログラムは、朝日を眺めてみないと彼らの手を取って、数千年の間、韓·中·日3国が共有してきスーパーミーム（文化遺伝子）を一緒に学ぶ知恵も発揮しなければならない。だから西欧文明が解けなかったレルムノヴァルームの宿題を一緒に解いていく、 2013年のアジアの時代が開かれるだろう。

李御寧本社顧問