PR
Calendar
Keyword Search
Comments
何故、人間は無限の欲望を持つのか?
人間が無限の欲望さえ持たなければ、人類はもっと
平和で快適に暮らせるはずです。
食欲や性欲などの肉体的な快楽、金や地位などへの
欲望、これらを生活に必要な程度で満足することができれ
ば、いらぬ苦しみは起こらないと思います。
人間は無限の欲望を持つため、飽くなき欲望や快楽を
求めて止みません。だから色々といらぬ苦しみを招いてし
まうのだと思います。
例えば、必要以上の食欲を求め、肥満、糖尿病、心臓
病などの苦しみを招いてしまいます。また、必要以上の性
的快楽を求め家庭崩壊、妊娠中絶、性感染症の蔓延、性
犯罪などによる苦しみを招いています。
自己の生命の維持や、種の存続にとって必要な程度の
欲望や快楽を満足させることは、生命の摂理に適うことだと
思います。それは、生命の肯定にとって大切な要素です。
ところが人間は、欲望や快楽を無限に求めるから、いら
ぬ苦しみを招き、生命の否定を招いてしまうのです。
人間が無限の欲望を持つのは、人間には根源的な苦と
いうものが存在するからだと思います。
根源的な苦とは、人間だけに常につきまとう、何か得体
のしれない漠然とした恐れや不安のことです。
人間だけは、衣食住が満たされ、怪我も病気も外敵もな
い生物として最高の状態にあるにも拘らず、何か得体のしれ
ない漠然とした不安、空しさ、恐怖などを強く感じてしまいます
。これが根源的な苦です。
根源的な苦はどんなに欲望や欲求を満たしても絶対に解消
することはできません。根源的な苦を感じないようにする為に
は、ある欲望を満たしたら、すぐに次の欲望求めるという具合
に欲望をどんどんエスカレートさせていくしかないのです。
このため根源的な欲望は、無限の欲望の原因となっている
のです。人類の歴史から、欲望の追求による争いが消えるこ
とはありませんでした。利権・権力による争い、政争、戦争、こ
れら人類の争いごとは、全て欲望の追求が原因で起こったも
のです。このように根源的な苦が原因で起こる無限の欲望は
、人類の悲劇の根源ともいえるのです。しかしながら一方で、
人類の無限の欲望は、人類の無限の発展の原動力でもある
のです。人類は無限の欲望を持つからこそ、文明や科学や芸
術を作り上げることができたのです。
無限の欲望が存在することが悪いのではなく、無限の欲望
を苦しみの増大に向けることが悪いのです。
無限の欲望を人類や生命全体に貢献する活動に向ければ
良いのです。例えば、平和の維持、飢えや貧困の根絶、医療の
充実、教育の普及、文化や芸術、学術研究の発展、野生動物や
自然環境の保護これらのものに無限の欲望を向ければ良いの
です。正しい方向に向けられた無限の欲望は決して悪いもので
はありません。むしろ非常に良いものであり、大切なものです。
良い方向に向けられた無限の欲望は生命の発展の原動力
だと思います。
Freepage List
Category