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私は、今の日本の社会において一番欠けている
のはほんの少しの思いやりだと思っています。
学校での不登校やいじめ、ひきこもり、リストラを
苦にしての自殺、過労死や過労自殺、DVや幼児虐
待など・・・
現代の日本でこのようなことが起こるのは、他人
に対するほんの少しのおもいやりが、社会全体を通
して欠如している表れだと思います。
いじめや不登校、ひきこもりの問題も無視するこ
との出来ない大問題です。しかし、それよりも私が更
に悲惨に感じるのは、中高年の多くの男性が死の苦
しみに追いやられていることです。会社の倒産やリス
トラを苦にしての自殺、あるいはサービス残業や休日
出勤などの過剰労働で、過労死や過労自殺に追いや
られる人が後を絶ちません。また、親から虐待を受け
て幼児が殺されたり、食事を与えられず餓死させられ
たり・・・まさに発展途上国における難民の行き倒れや
餓死にも匹敵する苦しみと悲惨さです。これらの全てに
共通する原因はほんの少しの思いやりが欠如している
ことです。相手の立場になって考えればこういう問題は
起きないと思うのです。リストラと過労死の問題は、給
料が少しくらい減ったとしても、みんなで仕事を分かち
あえば良いのです。そうすればリストラも過労死も防げ
ると思います。会社の方針だから仕方のないところもあ
ると思いますが、他人がリストラに合っても、自分が会
社に残れば良いという全体的な雰囲気が、会社側にう
まく利用されている気がします。
皆が、少し給料が減るのを我慢して仕事を分かちあえ
ば、全員が楽に、しかも幸福になれるのです。
そして、仕事を失ってしまった人たちに対しては、社会
的な偏見を捨て、暖かい眼差しをむけなければならない
と思います。真面目に一生懸命に働く一方で、仕事を失
った人たちに対しては、落ちこぼれとか人間失格という
ような偏見が強いのかもしれない。そのような偏見や冷
酷さが、今度は自分の身に降りかかってくるのです。
現代の日本に不足しているのは、他人に対するほんの
少しの思いやりです。このほんの少しの思いやりは水や
空気のようなものです。水や空気が十分あるとその有難さ
をあまり感じませんが、少しでも不足すると地獄の苦しみ
です。今の日本に不足しているのはほんの少しのおもいや
りなのです。本当に、本当に、それがほんの少しでもあれ
ば日本の大勢の人たちの命が助かるのです。
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