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ガーベラ@ Re:幸福を人と分かち合えば、それは減るどころか更に増大するのです 初コメントお邪魔致します少なからずや…自…
H4O@ Re:どう思いますか?(10/24) 病院だけのせいにするのはおかしいのでは…
まさみ2240 @ 日本脳炎 三年前のワクチン積極勧奨中止のきっかけ…
Apr 22, 2009
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 7月25日の夕刻、その自治会が主催する夏祭りが始まった。

 家族連れで、友達同士で、楽しいひとときになるはずだった。

 地域の主婦らが作ったカレーの香りが、会場に三々五々集まっ

てきた人々の食欲を刺激していた。

 間もなく、カレーを食べた住民から吐き気を訴えたり、嘔吐

(おうと)したりする人が相次ぎ、会場は大混乱に陥る。

 翌朝にかけ4人が急性ヒ素中毒のために死亡、63人が病院で

手当てを受けた。

 亡くなったのは自治会会長と副会長、小学4年の男子児童、高



 彼らが唐突に死ななくてはならない理由など、みじんもなかっ

た。

 1998年夏、約70世帯が暮らす和歌山市内の地域コミュニ

ティー「園部第十四自治会」で起き、社会を震撼(しんかん)さ

せた毒物カレー事件である。

 この事件で殺人罪などに問われた林真須美被告に対し、最高裁

が被告の上告を棄却する判決を言い渡した。

 死刑が確定する。

 被告が犯行を否認して無罪を主張、動機が不明という難しい裁

判だった。

 最高裁判決は「被告が犯人であることは、状況証拠を総合する



長年にわたった保険金詐欺に絡む殺人未遂など複数の犯行にも触

れて「犯罪性向は根深い」と指摘した。

 一審で、カレーに含まれていたヒ素と、被告宅の台所から発見

された微量のヒ素を、最新の放射光施設「SPring(スプリ

ング)8」で科学鑑定し、「同一」とする結果が出たことも、裁



 一審の初公判から10年近い歳月を費やした裁判で、私たちが

最も知りたかったのは、なぜ何ら罪のない人々を無差別的に殺傷

しようとしたのか、標的を定めない殺意が、一体どのようにして

生まれたのかだった。

 その点が十分に解明できなかったのは残念だ。

 この事件後、各地で模倣犯とみられる事件が相次いだ。

 社会には、格差の拡大や孤立感の深まりなど、さまざまな理由

で方向性を持たない不満や怒り、憎しみなど負の感情が積もって

おり、毒物カレー事件が引き金になって、それが連鎖的に噴き出

した感があった。

 現代社会の底に潜むこのようなつかみどころのない破壊衝動が、

例えば昨年6月に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件のように、

様相を変えながら時折表面化しているように思えてならない。

 ところで、毒物カレー事件が発生した当時、マスコミ各社の取

材陣が現地に大挙して押し寄せ、メディアスクラム(集団的過熱

取材)と呼ばれる状態が生じたことを、私たちは覚えている。

 いかに衝撃的な事件であろうとも、被害者、容疑者、地元住民

などすべての人の人権を侵害するようなことがあってはならない

と思う。

 この事件は、報道のあり方を考え直す一契機にもなったのでは

ないだろうか。





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Last updated  Apr 22, 2009 07:07:47 PM
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