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2013.09.01
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「ロケットDIY」は、子供が「まんがサイエンス」が好きなので購入してみた。
手に取ると表紙の帯には「ホリエモン」…。中身をみると「まんがじゃない」…。あぁ、失敗したなぁ。誰が読むのコレ?
「まんがサイエンス14」は子供向けではなくともマンガだったので子供が読んでいたが、ロケットDIYは「これは子供読まないでしょ」な本でした。
実際に、子供は「眠れなくなる素粒子」は手にとって時々読んでいるけれど、ロケットDIYは手に取ったのは1回でちょっと眺めただけ。
相方は「ホリエモンの本なんだ…」と言ったきり、読もうともせず。
まぁ、注文した責任をとって自分だけでも読まなくちゃと半分は義務感で読み始めたら面白い!
若かったら「夢中になって止まらなかった」「気がついたら読み終えていた」と言えそうなくらいでした(もう目が疲れちゃって一気読みは無理www)。
あさりよしとおらしい「簡易で平易な文章」で構成されていて、読みやすかった。
あさり氏のことだから口頭記述だの幽霊作家だのは使わずに、本人が書いて書き直して校正が入った文章なのでしょう。

表紙にあさり氏のイラストはないし、背表紙のデザインはどの年齢層に購入してもらおうとしているのか不明で、たぶん売れないと思う。
背表紙をみて、大人は「子供っぽぃな」と手に取らなさそうだし、親世代が「子供用かな」と思えば中身が文章でいっぱいで「大人向けか」と購入しなさそう。
自分もネットで中身がわからないで購入したが、現実店舗で手にとってパラパラと眺めたら購入しなかっただろう。
しかし、面白かった。

やりたいことが見つからずに、安い焼酎を先輩に勧められて急性アル中で死んでしまったり、バイト先の冷蔵庫に入ってネットに揚げたりしている若者が哀れになるほど、面白い本だった。
こども時代にたくさんの夢をみることができた世代だからこそ、大人になったのに夢を追いかけることができる。
宮崎駿は、もうこどもに夢をみせることに疲れてしまったのかもしれない。
ハイジやルパンtv版やカリオストロ城やパンダコパンダやナウシカやラピュタなどを製作・公開・発表してきた世代が大人になった姿をみて、空しくなったのかもしれない。
古代進が英雄の丘に建つ沖田艦長の銅像の前で「我々は何のために戦ってきたんでしょうか。今の地球が我々の求めるものだったんでしょうか」と言ったように…。

文化祭前夜に夢中になっている姿を、「時間の無駄」と言って馬鹿にして家路を急ぐ帰宅部の群れが、現在の若者なのだろうか。
「省エネで無駄なことはしない賢い生き方」を選択して、無駄で無謀な夢はみないほうが賢明だとしてしまったのは、夢に敗れた大人なのか。


それは、「夢のために何かを犠牲にしなくちゃいけないわけじゃない」「夢を追いかけるのはラクじゃないけど楽しい」ってこと。
山中教授がIP細胞作成を成功させるまでには、苦心・苦労があり、ラクなことなんて無かったと思うけど、楽しくなかったわけじゃないだろうなぁ。
そして、あさり氏は、「夏のロケット団-次世代」や「新・夏のロケット団」を楽しみにしていて、この本を書き上げたんだろう。
だから、この本は「夢を追いかけるHowTo本」でありながら、「具体的な試行錯誤」を記載している。
「いろんな問題点をこうやって克服したんだよ。楽しかったなぁ」という回想本でありながら、次の世代への道しるべとして書いている。







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最終更新日  2013.09.02 15:52:55
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