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2017.09.08
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漢方ってときどき叩かれてる感じだけど、何だろうか?
前は「中国の汚染された生薬を使ってた」とかあったけど、あれも新潮だったっけ?

・厚労省が漢方薬を保険適応から外そうとして失敗したから、漢方薬が眼の敵にされてる?
・医療系で「世界標準の治療を目指す!」って人たちが、漢方薬を毛嫌いしてる?
・(もし新潮が重点的にツムラを叩いてるなら)新潮の編集部でor身内で、漢方薬の副作用で酷いめにあった人がいる?
・製薬会社が、ツムラを邪魔に思ってる?

なーんて、いろいろ邪推しちゃうね。


まぁ、今回の新潮の記事だけど、「大げさだけど概ね間違ってない(正しいとは言ってない)」って印象。
「様々な生薬がパッケージングされてる」っていうのはその通りだけど、そんなのは普通にある話。

「ツムラは保険適応なんですけどー」っていうなら、PL顆粒みたいな総合感冒薬だって保険適応だしね。

ただ、パッケージングで問題なのは、「生薬がかぶってる」って場合がある。
半夏xx湯とかで、名前が似ていれば、なんとなく気が付いたりするし、同じような効能が書いてあれば「一緒に飲んでも大丈夫?って思う。
だけど、芍薬甘草湯(筋肉のけいれん)と、温経湯(更年期障害)は、芍薬も甘草もかぶってるので、一緒に飲んだらダメだよね。
でも、気が付きにくい。
そして、「生薬は量が増えても排出されるので副作用が無い」「漢方は副作用が無い」みたいに中途半端に思い込んでるヒトっているんだよね。
これが、市販の総合感冒薬だったら患者から「一緒にのんでも大丈夫ですか?」って確認してくれるんだけどさ。

あと、新潮で言ってる「副作用」っていうのも重大なのを載せてるけど、軽い副作用ならもっと普通にある。
電解質異常なんかは、老人ではよくある。
新潮の「次号で」って言ってるのは、カリウム異状による不整脈とか、そんなのを取り上げるのかな?

ここで、「どんなクスリでも副作用はあるよ」って擁護もできるんだけど、「じゃあ、そこまでして漢方薬って必要なの?」って言うと難しい。

新潮が叩いてる黄連解毒湯も、アトピーの子ですごく良くなったりする。
自閉症の子でも、漢方薬で良くなる子とかいるし。

でも、個人的には「漢方は(安全な代替品によって)消えていく」と思ってる。
八角(トウシキミ)からタミフルが造られたように、有効な漢方成分は解明されて、化学物質になっていくんじゃないかなぁと。

自分は、花粉症の時期に鼻閉に対して、葛根湯加川弓シンイがよく効いてたんだけど、いまはオノン(抗ロイコトリエン拮抗薬)に切り替えてる。

以前は、アトピーの子に、抗ヒスタミン系の抗アレルギー薬の効きが悪い時に漢方薬を併用してたんだけど、今はオノンを併用してることが多い。

自閉症の児の治療には関わっていないけれど、てんかんを含む神経系のクスリの開発は日進月歩で、新世代薬なんかもよく出てる。
これまでは、「ほかにクスリもないし漢方薬の併用を試してみよう」って言われた症例でも、新しいクスリが用いられるんだろう。

まぁ、あらゆるクスリは、毒薬の延長線上にある。
「副作用の無いクスリは作用のないクスリ」ですよ。





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最終更新日  2017.09.08 17:10:08
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