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2022.05.21
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【異形でしかない者】
スピナーのような「異形でしかない者」をもっと描いて欲しかった。
スピナーたちは、現実世界で言えば「不細工なレズ」「ブサイクなゲイ」「なんら才能のない発達障害」なんだ。
「美人なレズ」は奇異な目で見られたとしても、受け容れられやすい。
「耽美なゲイ」は奇異な目で見られたとしても、受け容れられやすい。
ダウン症やADHDやASDといった発達障害者も、「でも彼らは(非常に稀に)特別な才能がある(こともある)」ときには受け容れられやすい。
しかし、多くは「異形でしかない者」たちだ。


ヒロアカの世界では、「才能ある個性」はヒーローとして生きられる。
しかし、「秀でた才能はなく、姿かたちだけの異形」は生きにくいだろう。



ダウン症の児だからといって、心が綺麗なことはなく、もし心根の優しいダウン症の児がいたならば、それはその両親や環境や本人の性格であって…そこ児は健常で生まれたとしても心根の優しい子だろう。
身体障碍者だから性格が良いことはなく、性格の悪い身体障碍者もいれば、性格の良い身体障碍者もいる。
健常肢体の音楽家もいれば、盲目のピアニストもいる。
なんら才能に恵まれず、環境にも恵まれず、ただ異形なだけのー社会において異物なだけの異形の者たち。ヴィランとなるだけの才能や能力に恵まれず、ただ偏見に晒されて生きている者たち。


スピナー・伊口秀一がヒロアカの世界にいる理由は、なんだったのか。
無個性の緑谷よりも、別の意味で生きづらかった者として描かれるためだったのだと思っていた。





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最終更新日  2022.05.24 10:58:00
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