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2008年10月21日
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カテゴリ: こんなの聴いた!
フルート:エマニュエル・パユ
チェンバロ:トレヴァー・ピノック
チェロ:ジョナサン・マンソン
セカンドフルート:シルヴィア・カレッドゥ

パユが、満を持してバッハのソナタにがっつり取り組んだアルバム(10月8日リリースしたばかり)です。
録音は今年。2008年1月のベルリン。

はっきり言ってバッハに全く詳しくない、恥ずかしい私ですが、バッハの曲って、ただそこに流れているだけで「あ、バッハだ!」って分かる、唯一無二の存在のように思います。あ、唯一ではないです。モーツアルトもですね。

そこにあるだけで、会話の邪魔もしないし、仕事の邪魔もしないけど、確実な存在感があって部屋中がバッハに満たされる感じ。
バッハに関する薀蓄、バロックとは何ぞや、なんてほとんど知識のない私ですが、バッハを聞いてるとそんな満ち足りた気持ちになります。


とは言うものの、バッハなら誰が演奏したものでも良いわけではないのです。
このCDを聴いてると、パユのナチュラルかつ力強いフルートの音の粒が、チェンバロやチェロ、もう1本のフルートと絡まって空から降り注いでくるような感じがします。
そう。教会の天井から舞い降りてくる感じでしょうか。
別に、宗教曲ではないのですが。
そして、周りに満ち溢れてきます。
私はクリスチャンではないけど、教会の雰囲気とか、窓から差し込む光とか、音、そんなものが感じられて、とても気持ちが静かになります。
ちょっと涙も。

フランスものの曲にもフルートの名曲は多いし、パユの演奏でも素晴らしいものがたくさんあります。彼の母語がフランス語なんだな~、と感じさせる演奏でステキなんですが、バッハではまた違った音色を聞かせてくれます。
ベルリンで培ったドイツっぽいもの、でしょうか。
そういえば、彼はブラームスのクラリネットソナタもフルートで演奏してますね。

まあ、良き演奏の前では言葉は無力なものです。


パユがバッハのソナタを日本で演奏することがあれば、是非是非万難を排してチケットゲットしたいと思います。

このCDをきっかけに、もっとバッハをいろいろ聴きたいなと思っているところです。





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最終更新日  2008年10月21日 22時30分27秒
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聴いてみます  
雄一郎 さん
ここのところしばらく新しいCDを聴いたり、コンサートへ行ったりすることがなくて、耳がひからびかけていたので、聴いてみます。ニコレやグラーフが好きだったのですが、自分の中では、なんだか懐かしの演奏になってしまっているので、そっちも引っ張り出してみます。 (2008年11月04日 23時35分11秒)

ぜひ!  
さなえ1024  さん
雄一郎さん いらしゃいませ。

ニコレ、グラーフというと結構渋い路線ですね。
パユって華やかな軽やかなイメージもありますが、このバッハは違います。ニコレの弟子だけある、かもしれません。聴いたらご感想をぜひ。 (2008年11月07日 22時08分15秒)

聴きました!  
雄一郎 さん
いいですね。パユの笛が伸びやかで、でもさらりと流すのではなくて、一つ一つの音に心がこもっていて、ふくらみがあって、とってもあったかい気持ちになりました。これを聴く前に、ニコレとリヒターの古いLPを引っ張り出して久しぶりに聴いたのですが、もっとテンポが遅くて、そっけない演奏でした。これはこれで求道的なイメージがあってきらいではないのですが、ずいぶん違いますね。私は、音楽を演奏家の「顔」で判断する悪いくせがあって、パユのあのいたずらっぽい目がこの演奏を作っていると勝手に思っています。ニコレはやっぱりあの顔ですから、哲学的な音なのですよ。リヒターもしかり。EMIのブランド・イメージもあるのかもしれません。ピアノのリパッティのショパンが「天馬、空を行く」というイメージだったのですが、よく似た印象を持ちました。私が勝手に連想する、赤に白抜きのEMI文字イメージです。いろいろ楽しませてもらいました。すてきなCDを教えてもらって、感謝です。 (2008年11月11日 21時52分26秒)

感想ありがとうございます!  
さなえ1024  さん
雄一郎さん 早速聴かれたのですね。

フランスものの時は、もっと流れるような吹き方ですよね。おそらく、フランス語とドイツ語の言語特性の違いもあると思います。
ニコレは、求道者、哲学的という雄一郎さんの表現がぴったりだと思います。パユの師匠だし、同じスイス人なのに、面白いですね。
もっといろんな人のバッハを聴いてみたくなりました。
お勧めとかありましたら、ぜひぜひご紹介くださいませ。 (2008年11月12日 21時41分37秒)

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