クッチーより愛をこめて

ちりとてちん第10回　無私の愛

自分を殺して家族のためになんでもする、世のお母さんたち。今頃になってなんですが、わが母よ、ありがとう・・・のクッチーです。   今朝のちりとてちん、ついに、キワモノへしこ丁稚羊羹が大炸裂！雑誌の取材中、落語「ちりとてちん」のお噺さながら、「京都の名物デザート」を捏造する小次郎おじさん。鼻持ちならない観光協会事務局長の竹谷さんに一泡吹かせようと、だまして食べさせようとして・・・（「ちりとてちん」は、自慢しいの知ったかぶりご近所さんに、腐った豆腐を、長崎名物と偽って、ほんまに食べさせちゃうお噺） お噺なら、食べたぁ～！大成功！溜飲が下がった！となるオチなのですが、そうは問屋が下ろしません・・・案の定、取材者であるフリーライター、緒方さんの口に入ってしまい・・・大騒ぎ。ああ、せっかくのチャンスが・・・・Ｔ０Ｔ「わしを殺す気か！！」平謝りの和田家。まったく当然のごとくカンカンな竹谷さんは、もともとお父さんが、お箸の技を継げるかどうか、ものすごく疑問だった様子。「大体、弟子筋から習ったとて、先代の魂まで受け継いだとはいえない。」「どうか見捨てないで下さい！」自分は何の落ち度もない（かつて出枯らしの茶は出したが）和久井ママ、元凶小次郎おじさんを押しのけて、竹谷さんに心底から、深々と土下座します・・・「一人前の職人になるまで、・・・どうか、力添えを、お願いします。お願いします。」 竹谷さんが困るほど、真摯に。 土下座には、ママとママの母、つまり喜代美ちゃんの母方のお祖母ちゃんのために、修行を途中で投げ出したお父さんへの想いが込められていて・・・。絶対に本物の箸職人になってもらう。そのために自分はなんでもする。そう、ママは覚悟を決めているのでした。お父さんは竹谷さんの言葉を重く受け止め、「和田の名に恥じない箸ができるまで、店を閉める」ときっぱり宣言。本物の塗り箸への、長い逡巡が始まりそうです・・・和久井ママの家族への想いは、当然、三味線ライブに出ることをあきらめた喜代美ちゃんにも向けられ・・・。結局、舞台を降りて、照明係となってしまったことに驚き、反対を押し切ってやりかけたことを、なぜに途中であきらめるのかと、我が事のように心配します。ほんとうに、親とはありがたいもの・・・（用意された喜代美応援用グッズ・・・横断幕と小旗「小浜の星」がすごかった・・・^^;）しかし、なかなか母の行動が理解できない喜代美ちゃん。なぜに自分のことは考えず、他人のことで一所懸命になるのかと・・・どうして自分のために笑ったり泣いたりしないのかと・・・親友野口さんにぼやきます。 確かに、まだ恋もしたことのない若い子には、理解しがたいこと・・・。これは恋人や伴侶や、子供や他の・・・本当に大事な、愛するものを持って、はじめて分かること、なのかな？  たとえ報われなくとも、その人のためになんでもする。無私の愛。 ほんまに素晴らしい、お母さんです・・・。   見習いたいぞ・・・☆☆☆☆☆　ちりとてちん第10回　無私の愛　☆☆☆☆☆　　　　　　・・・・で、ついに三味線ライブ、開幕！！Ａ子ちゃんは「小浜小町」と呼ばれているそうな・・・えらい声援、盛り上がってますわ・・・