ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 23, 2006
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「目覚めよと呼ぶ声あり」

 合宿二日めの朝。二日酔い……。
 昨夜は、いきなりギター弾きまでもが乱入し、エレキバイオリンでカントリー&ウェスタン音楽ごっこをして騒ぎまくってた人たちがいたような気がするけど、あんまり記憶なし(笑)。
 果たして、ここはやはり「ピンクのモーツァルト」覚醒効果?に頼るしかないというわけで、朝っぱらからピアノとのデュオ。

1楽章: モーツァルトの変ホ長調って、 譜面を目の前に置くだけで 爽やかに目が覚めてしまう魔力を持っている。この曲も音楽の教科書に載りそうなぐらい正統派。しつこいぐらいに「ソナタとはこういうものです」と言ってる感じ(特に後半)。

2楽章: 彼のト短調の名曲がこんなところに隠れてたとは。感激のあまり一気に目が覚める。

あまりに難しすぎて、やはり目が覚める。今までに自分が弾いたモーツァルトのソナタのなかでたぶん一番の難曲。音の跳躍とか細かい音符の粒とか、譜面づらでは簡単そうでも、実際に音を出すと全然弾けない。

 猛練習が必要な曲だと痛感した。弾きこなせたらほんとに気持ちいいだろうなと思う。


* * * * *

 2006年弾き納め合宿はまだまだ続く。弾く人、聴く人、いろんな人がやって来ては、勝手にワインを空けている。

 どんな人種が集まってるかと言うと、例えば、生粋の室内楽おたく、近所の暇な野次馬さん、ただの酔っ払い、クリスマスを祝う必然性のない宗教の人、クリスマスを祝いたいのに「恋人か女房があればいいが」な人、などなど……。

 途中、調律師さんがやってきて、我々が呑み喰いしている間にピアノを調えてくれたが、彼までもがそのまま観客として居座ってた。勝手に横になってくつろいでるし。





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最終更新日  Dec 25, 2006 01:50:24 PM
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