ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 8, 2019
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「今から一緒にこれから一緒に殴りに行こうかヤーヤーヤー」(評価 ★★★★★ 満点五つ星)

 ぼくは実は、「アルゼンチン映画とイラン映画とイスラエル映画にはハズレがない」とマジで信じてるので、この映画も素晴らしいに違いないと勝手に期待して鑑賞に臨む。
 日本公開時のサイトは、 https://web.archive.org/web/20180519143142/http://www.waraukokyo.com/

 ノーベル賞文学賞を受賞したスペイン在住の作家が、何十年ぶりかでアルゼンチンの田舎に帰郷する話。一応「名誉市民」の称号を授与されるのだけれど、ややこしい地元民も多く、気がつくと多くの人に嫌われていた。

<感想>
 予想通りとっても気に入ったので花マル。
 ま、万人ウケする作品とは思えない。幸せな結末ではないからアメリカの視聴者は納得なさらないだろうし、銀幕映えするお若い美男美女とか癒し系風景とかの要素がないから日本人にもウケないであろう。
 そもそも主人公が良い人なんだか悪い人なんだかわかりづらい。登場人物の誰に感情移入すればいいのかわからない。
 で、個人的には主人公には妙に親近感を持てた。彼は異国でがむしゃらに頑張ってきたに違いないのに、故郷を捨て母国を捨てた裏切り者として扱われてる。自分自身と照らし合わせて、ぼくはちょっと感傷的になってしまう場面もあったわけで。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jul 11, 2019 08:24:46 AM
コメント(1) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:映画:笑う故郷 El ciudadano ilustre(2016年アルゼンチン)(07/08)  
>故郷を捨て母国を捨てた裏切り者として扱われてる。自分自身と照らし合わせて、ぼくはちょっと感傷的になってしまう場面もあったわけで。

それ私も分かります。
日本人扱いしてもらえないことが何回かあって。

参議院選、郵便で投票用紙を、今日送ります。
しかしバカにならない郵便代だなぁ…。 (Jul 12, 2019 06:58:02 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: