ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 27, 2021
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「呑ませてくださいもう少し今夜は帰らない帰りたくない」

 去年(2020年)、ほんとだったら出演するはずだったのに中止になってしまった公演がいくつもあって、そのなかのひとつがミュージカル「キャバレー」。個人的にかなり楽しみにしており、譜面ももらって稽古に向けて着々と準備してた矢先の感染症大流行。残念無念。
 てか、ぼくがアメリカに住むようになって初めてブロードウェイで観劇した作品なので思い入れがある。あのときは会場もStudio 54というホンモノのキャバレーだった(劇場ではなく)。

 というわけで、このたびおうち時間を活用し、この演目を動画に合わせて最初から最後までバイオリンで演奏してみることに。
 作曲はジョン・キャンダーさん。彼は今だいぶご長寿。ぼくは氏の作品は「シカゴ」を弾いた経験あり。

 舞台はナチス禍のベルリン。夜の店に出入りするキャバ嬢やユダヤ人らのあれこれ。

 作品そのものは1960年代に作られ、映画版や再演版、再々演版とかいろんな版が混在。ぼくが持ってる譜面は1998年版。
 1998年版は全部で34の楽曲からなり、バイオリンの出番は20曲のみ。てか、ぶっちゃけ、バイオリンはなくてもなんとかなりそうな版で、実際、バイオリンの譜面に optional と書かれてある。


 バイオリン奏者的に楽しく弾けると感じたのは、第一幕「It Couldn't Please Me More」や「Maybe This Time」、そしてぼくが何より気に入ってるのは第二幕の序曲(アントラクト)。

 是非本番で演奏してみたかった。
 演出家によっては、楽団はオケピットではなく、キャバレー楽師という設定で舞台上で演奏することも多い演目。





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最終更新日  Jan 27, 2021 10:31:46 PM
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Re:ミュージカル:キャバレー Cabaret(01/27)  
LimeGreen  さん
Cabaretってそういえば見たことない。

なんとなくそのまんま…。

というか、Studio 54ってシアターとして存続してたのは知りませんでした~。54と54 Belowってのがあるんですね…。 (Jan 28, 2021 09:07:51 PM)

Re[1]:ミュージカル:キャバレー Cabaret(01/27)  
LimeGreenさん

ぼくもライザミネリの映画版は観たことありません。

54 Belowはぼくは中に入ったことないです。動画はときどき見ますけど、ピアノ弾きのマイケル・ファインスタイン主宰で古き良きアメリカ大衆音楽を専門に演奏するっのは、なかなかいー感じなのではないかと思ってます。




(Jan 28, 2021 10:00:53 PM)

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