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2008.01.26
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木曜日に、 東宝ミュージカルの ファントム を観に行ってきました
…ということで、いつもながらに『時々登場する観劇日記』です(笑)
興味のないかたは、適当にスルーしてくださいね




ファントムというのは、有名な『オペラ座の怪人』の別脚本のお話。
『オペラ座~』は、
クリスティーヌをめぐるファントムと伯爵のロマンスに焦点を当てたストーリー
になっているのに比べ、
『ファントム』は、
閉鎖された『人間ファントム(エリック)』の内情により寄り添ったストーリー
になっています。


『ファントム』は宝塚歌劇で、今までにも演じられています。

私は両方好きなので、かなりリピして今までも観ていましたが、
今回は、キャストが余り興味なかったので (ごめんなさい)
最近までチケットは取っていませんでした。

ところが…
元宝塚宙組トップの姿月あさとさんが、
『ファントムの産みの母役で映像出演 & アフターライブ&トークショー決定!!』
なんてメルマガがぴあから届いたので、びっくりして観に行ってきました(笑)

今回の舞台は夜の部だったので、普段だととても行けなかったのですが、
タイミングよくパパさんが休みの木曜で、相談したところ快く子守を引き受けてくれたので、
無事にチケット手配→出かけることが出来ました




まずは舞台のほう。。

メインキャストのうち、ファントムの大沢たかおさん、クリスティーヌの徳永えりさん、
カルロッタの大西ゆかりさん、キャリエールの伊藤ヨタロヲさんまでもが、
ミュージカル初挑戦! だったそうなんです

大沢さんは特に、歌に心配を抱えていたようで、以前メイキング番組を見たときにも
『ミュージカルはいくら芝居がよくても、歌で盛り上がりも盛り下がりもする。
 観終わって『よかったね~』程度の感想しかもらえないなら、しないほうがマシ。
 何か受け止め、感じて帰ってもらえるような舞台にしたい』

と仰っていたので、



全般的によかったのは、 とにかく演出!!
『空間を立体的に使った演出をしたい』と、仰られていただけあって、
1階だけではなく2階客席までも使って、通路を縦横無尽にキャストの方たちが動き回り、
 (街中の風景の時や、ファントムが劇場に現れて、観客が逃げ惑う時など)
ワイヤーワークで大沢ファントムは空中を飛び、
死体 (←もちろん人形ですが、人間的な重みを持っていました) が天井から降ってきて、
本気で驚いてしまったり…

他にも照明や音響も凝っていて、
音が左右のスピーカーから時差で聞こえてきて、凄く奥行きのある感じがしたり、
とにかく素晴らしかったです



主演の ファントムの大沢さん は、TVや映画にもよく出ているので皆さんご存知ですよね。
私はあまり作品を見たことがなかったのですが、
何となく 『繊細でナイーブな男性』 の印象を持っていました。
そしてメイキングを見て 『凄く役にのめりこむタイプの俳優さん』 なんだな。。
と、思いました。

明るいパリの街の場面から一転して、オペラ座の地下、
ファントムの住処である地下墓地に場面が移り変わり、
舞台にはうずくまって歌うファントム1人が居るのですが、
しゃべらなくても歌わなくても、背中を向けてうずくまっているだけでファントム
なんです!!

雰囲気が…オーラが…なんというか凄くて、
背中だけで、雰囲気だけで、辛い運命を背負って全て諦めて育って、
でも光を渇望して切なくて仕方ないファントムの思いがにじみ出るようで、
舞台が全て終わるまで、普段の大沢さんのイメージとは全く被らず、
そこにいるのはファントム でした。

私はちょこちょこ舞台を観ますが、
『○○さんのファントム』とか思ってやっぱり観る事が多いんですよね。
『前に演じた××さんとは、雰囲気違うなぁ…』とか。。
でも、今回は観ている間ずっと、『大沢さんのファントム』とは思わず、
『ファントム』でした


正直歌唱力は…気になりました(苦笑)
低音部や、声量を抑えたところはよかったのですが、
やっぱり肺活量? 声量不足は否めずxx
盛り上がって、 ここで パ~ン と歌い上げて欲しい~!! という部分で、
盛り上がりきれないんです
何度も観ていて劇中歌を殆ど知っていたのもあって、
途中からは『この次は辛いなぁ…』なんてつい思いながら、
歌の場面になると、肩に力が入りながら観てしまいました



ヒロインのクリスティーヌは『歌姫』の役ですが、
こちらを演じた徳永さんは『フラガール』等に出ていたそう。
私は存じ上げませんでした。

この方も…『役者さん』ですね
可憐でけなげで一途なヒロイン、とってもよく演じられていました
…同じく歌唱力はやや難ありで、
特に『歌姫』の役なので、若干気になりはしましたが



伯爵役はウィーン版エリザベートで皇太子ルドルフ役をしたり、
ロミオとジュリエットのロミオ役を、ウィーンでロングランでされている ルカス と、
韓国のミュージカルスターで、日本でも四季に在籍したり、
東宝版エリザベートで同じくルドルフの経験のある パク・トンハ とのWキャスト
今回はルカスでした

日本語でのミュージカル出演は初めて、とのことで、
外国語なまりの日本語でしたが、
『伯爵』という、ストーリーの中で他のキャストとカラーの違う役だったこともあり、
あまり違和感はありませんでした。
やっぱりミュージカルに出慣れている方なので、安心して観れました。
とにかく…ハンサムです



私が楽しみにしていたのは、 カルロッタ役の大西さん
この役は オペラ座を買収して乗り込んでくる新支配人夫人でプリマ。
でも歌が下手なので、才能の有るクリスティーヌに嫉妬して嫌がらせをする役
です。
ミュージカルは初めてですが、元々シンガーなので期待していました

カルロッタといえば、私の中では 『出雲綾さん ←宝塚 なのですが、
それに勝るとも劣らない、素晴らしくパワフルで存在感もユーモアもある、
ナイスなカルロッタでした



今回、演出自体が宝塚版とは別だったので、あちこち違うところもありましたが、
時代の闇や人間の心の闇、
本当に『怪人』なのは、果たしてファントムなのか、
それとも妬みや欲、自己庇護に明け暮れる『地上の人間』なのか。。
など、考えさせられる内容になっていました。

また、当時オペラ座の地下には本当に処刑場所や処刑された人用に地下墓地があり、
水路もあったということなど、
今まで知らなかった『現実にあったファントムがいた地下の世界』のことも知り、
改めて色々思いました。

…ファントムがクリスティーヌを船に乗せて地下を逃げるシーンがオペラ座版にありますが、
あの水路は実在するのですね!


とってもいい舞台でしたので、再演があれば是非もう1度2度、
観たいと思いました




そして、舞台の余韻も覚めやらぬまま、アフターのライブ

…と思ったら、1曲だけでした(涙)

もちろんおまけだし、タダなんだし、姿月さん見れるだけで嬉しいのですが。。


母親のベラドーヴァ役の扮装で、
劇中の回想シーンで映像出演して歌っていた歌を、
マイクの前で生で歌ってくれました

曲は…宝塚版ではキャリエールが『自分がファントムの実の父だ』とうちあける時に、
キャリエールとファントムが掛け合いで歌っていた曲で、
今回はこの曲を歌詞を替えて、ベラドーヴァが子守唄として歌っていました。


歌は残念ながら1曲だけでしたが、
その後のトークは…爆笑トークでした
進行? 相方さんが堺市出身の大阪人だったのもあって、
大阪人同士でかなり砕けた話しっぷりで、

『映像出演だから練習に来なくてもよかったけど、雰囲気をつかんでおきたくて
 練習場にしょっちゅう出没していたベラ姉さん』

だとか。。
(『ベラドーヴァ』なので『ベラ姉さん』と呼ばれていたらしい・笑)


『ヨタロヲさんの楽屋に挨拶に行ったのにいなかったから、
 洗濯物用のかごの中に小さくなって潜んでいて、驚かせて遊んでいたベラ姉さん』

だとか。。
楽屋トークもあって笑えました

ついでに『ベラ姉さん』と呼ばれて、『早く人間になりたい~!』とおどけてケラケラ笑ってました
  →妖怪人間ベラ (爆)



姿月さんの後はルカスのトーク…というか質問コーナーもありましたが、
こちらは次回の来日コンサートの宣伝、って感じでした




で…
全部済んで帰ろうと思い、
会場を出てロビーを通り過ぎようと思ったら、花輪の前にジェンヌさんらしき一団が

何だか見覚えのあるようなお顔??…と思ったら、
私がいつもご贔屓にしている、すっしーさん本人でした
思わぬところで遭遇して、お互いにびっくり
『今日は見に来てたんだ~! 演出よかったね~!』
なんて言いながら、ちょっとだけ立ち話してきました

今は次回の大劇場公演に向けてのお稽古中でしょうし、
姿月さんの在籍していた組なので、出演にあわせていらしたのでしょうね
組長のマリエさんもいましたし、他にも…数名居ましたが、宙組メンバーかしら??
誰なのか分かりませんでした


帰宅したのは11時半頃。。
すっかり遅くなってしまいましたが、
いい舞台を観て、姿月さんの歌と爆笑トークを聞けて、
シメにすっしーさんにまで会えて、本当にいい1日でした





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Last updated  2008.01.26 17:32:54
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