2007年02月17日
カテゴリ： ぴかままの台所&ダイニング
前に melocotonさん
や ポプラさん
が、旨そうなあんきもの話を書いていらっしゃったのを覚えているかたもいるでしょう。
ベルリンであんきも食べようと思ったら、一番手っ取り早いのが、冬場ならば「ささや」に駆けつけることでしょう。大将の話だと、スペインあたりで揚がった鮟鱇の肝を取り寄せるのだとか。若い頃はフランス料理の修業をしていたというささやの大将ですので、ひたすら和食の道一本、寿司の道まっしぐらで来た人よりも、こっちの素材の流通状況に通じているのかもしれません。日本から取り寄せないと手に入らない素材も、こっちで流通しているもので代用すれば、味をあまり落とさずに安く出せる、とかいうことにかなり研究熱心です。
でも、この流通ルートは業務用。
一般ピーポーが仕入れようと思ってもちょっと難しい。
ポプラさんの記事によれば、いつもではないけれど、フランスでは魚屋でごろんと売られていることもあるというではないですか。
それにやっぱり高級食材ですから、普通に売ってたとしてもしょっちゅう手を出すわけにはいきません。やっぱりささやに食べに行くのが順当ということになります。
・・・でもね。
Dorschleber。鱈のレバー。
略して 「たられば」 でございます。
鱈のレバーに軽く塩を振ったものを容器に詰めて缶ごと加熱したもののようです。
内容量は115g。うちレバーは114g。あとは塩だそうな。
開けてみると、書いてある数字からすると「嘘っぱちなんじゃないの～？」と思っちゃうくらい、スカスカ。缶の中身の６割くらいがレバーで、残りはオイル。なんで？？？と思ったのですが、これはどうやら、鱈のレバー自身からしみ出した脂らしい。加熱をすることでレバーは縮み、脂分がしみ出して、こういうオイル漬けみたいな状態になるんですね。
ちょっぴり試食。
・・・おお！これはまさに あんきもそっくり
じゃありませんか！少なくとも、素人の舌には区別つかない・・・と思う。塩味はほとんどついていないも同然で、この先いろいろな味に加工するのにもってこいかも。
まずお醤油を少しかけて食べてみました。うん。いけますよこれ。
玉葱スライスと和えて柚子胡椒、なんてのも酒のつまみに良さそうだし、塩コショウ入れてペースト状にしてパンに塗っても旨そう。
許せる・・・と思う。この値段。
重量あたりの値段は、ポプラさんの買ったあんきもより高くなってしまうけど、すぐに食べられるし、いつでもどこでも買えるってのがポイントです。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
さて。昨日はもう一つ、こっちでは初めて買って食べるものを食べました。
とはいっても、ろくなモンではありません。
スーパーで売ってる、 出来合いのピッツァ
それも、冷凍の有名メーカー品とかじゃなくて、安～い、冷蔵のもの。
一枚1.99EURが定価、この日は特売で1.79EURでした・・・。
え～～～～っ、出来合いのピッツァ食べたことないの～？！あ～たどこの セレブ様 よ！？・・・と思ったかたもきっといるはず。なんたって、こっちで一人暮らし、自炊のドイツ人の食卓に登場する温かい料理のうち、もっとも頻度の高いものですからね。ドイツ人ばかりではなく、日本人でもこういうのにお世話になっているかたは多いはず。
・・・なんでこれまで買ったこと無かったかっていうと・・・
そもそも私、 イタリアンがあまり好みではない のです。
そんなことを言うと、 そりゃ旨いイタリアンを食ったことがないからだ 、と言われそう。 ・・・・・・ハイ、その通りです （爆）。
私ね、イタリアには２回しか行ったことがないんですが、行った先はどちらも都市部、旨いものを喰うために行ったワケではないしビンボー学生の頃だったので、現地でレストランに入った回数がほんの僅かなんですよ。記憶に残っているのは１回だけ、ローマで、フィレンツェに住む同業者に連れて行ってもらったところだけかな。
だから、私にとっての「イタリアン」は、ドイツのイタリア料理店で出てくる料理といって間違いはないでしょう。・・・ご想像下さいませ
ピッツァだって、出されれば食べるし、レストランに行って「ここはピッツァが旨いんだ」といわれれば喜んで注文します。でも、自宅でまで食べようとは思ったことがないんです。
それに、友人Teru氏の一番の得意料理が、生地もソースも自分で仕込むピッツァなんですよ。これがとっても美味しいの！だからピッツァはゲラのTeru家でご馳走になることにしているんです（爆）。
自分で買って焼いたことはないにしても、おそらく食べたことはあると思います。
ドイツ人の若者のパーティに行くと必ず出てきますからね。
でも、絶対に出来合いだとわかっているから、積極的には手を出さない。
つまり今回は、自分で出来合いのピッツァを買ってきて焼いて食べる初体験、ということになります。動機ですか？・・・単に、 食べてみたかったから としか言いようがありません・・・。
買ってきたそのままではあまりにも寂しい、と思ったので、同じ店に売っていた「ハーフドライトマトのアンティパスティ」を細長く切って散らしてみました。
・・・やっぱり、旨いモンではないですね
でも、お値段の割には食べられる、というのが正直な感想かも。
旨いピッツァなら人の分までとって食べようとするであろう大喰らいの私が、半分でギブアップ。まあ、残りは後で、ね
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ベルリンであんきも食べようと思ったら、一番手っ取り早いのが、冬場ならば「ささや」に駆けつけることでしょう。大将の話だと、スペインあたりで揚がった鮟鱇の肝を取り寄せるのだとか。若い頃はフランス料理の修業をしていたというささやの大将ですので、ひたすら和食の道一本、寿司の道まっしぐらで来た人よりも、こっちの素材の流通状況に通じているのかもしれません。日本から取り寄せないと手に入らない素材も、こっちで流通しているもので代用すれば、味をあまり落とさずに安く出せる、とかいうことにかなり研究熱心です。
でも、この流通ルートは業務用。
一般ピーポーが仕入れようと思ってもちょっと難しい。
ポプラさんの記事によれば、いつもではないけれど、フランスでは魚屋でごろんと売られていることもあるというではないですか。
それにやっぱり高級食材ですから、普通に売ってたとしてもしょっちゅう手を出すわけにはいきません。やっぱりささやに食べに行くのが順当ということになります。
・・・でもね。Dorschleber。鱈のレバー。
略して 「たられば」 でございます。
鱈のレバーに軽く塩を振ったものを容器に詰めて缶ごと加熱したもののようです。
内容量は115g。うちレバーは114g。あとは塩だそうな。
開けてみると、書いてある数字からすると「嘘っぱちなんじゃないの～？」と思っちゃうくらい、スカスカ。缶の中身の６割くらいがレバーで、残りはオイル。なんで？？？と思ったのですが、これはどうやら、鱈のレバー自身からしみ出した脂らしい。加熱をすることでレバーは縮み、脂分がしみ出して、こういうオイル漬けみたいな状態になるんですね。
ちょっぴり試食。・・・おお！これはまさに
まずお醤油を少しかけて食べてみました。うん。いけますよこれ。
玉葱スライスと和えて柚子胡椒、なんてのも酒のつまみに良さそうだし、塩コショウ入れてペースト状にしてパンに塗っても旨そう。
許せる・・・と思う。この値段。
重量あたりの値段は、ポプラさんの買ったあんきもより高くなってしまうけど、すぐに食べられるし、いつでもどこでも買えるってのがポイントです。
さて。昨日はもう一つ、こっちでは初めて買って食べるものを食べました。
とはいっても、ろくなモンではありません。
スーパーで売ってる、 出来合いのピッツァ
それも、冷凍の有名メーカー品とかじゃなくて、安～い、冷蔵のもの。
一枚1.99EURが定価、この日は特売で1.79EURでした・・・。
え～～～～っ、出来合いのピッツァ食べたことないの～？！あ～たどこの セレブ様 よ！？・・・と思ったかたもきっといるはず。なんたって、こっちで一人暮らし、自炊のドイツ人の食卓に登場する温かい料理のうち、もっとも頻度の高いものですからね。ドイツ人ばかりではなく、日本人でもこういうのにお世話になっているかたは多いはず。
・・・なんでこれまで買ったこと無かったかっていうと・・・
そもそも私、 イタリアンがあまり好みではない のです。
そんなことを言うと、 そりゃ旨いイタリアンを食ったことがないからだ 、と言われそう。 ・・・・・・ハイ、その通りです （爆）。
私ね、イタリアには２回しか行ったことがないんですが、行った先はどちらも都市部、旨いものを喰うために行ったワケではないしビンボー学生の頃だったので、現地でレストランに入った回数がほんの僅かなんですよ。記憶に残っているのは１回だけ、ローマで、フィレンツェに住む同業者に連れて行ってもらったところだけかな。
だから、私にとっての「イタリアン」は、ドイツのイタリア料理店で出てくる料理といって間違いはないでしょう。・・・ご想像下さいませ
ピッツァだって、出されれば食べるし、レストランに行って「ここはピッツァが旨いんだ」といわれれば喜んで注文します。でも、自宅でまで食べようとは思ったことがないんです。
それに、友人Teru氏の一番の得意料理が、生地もソースも自分で仕込むピッツァなんですよ。これがとっても美味しいの！だからピッツァはゲラのTeru家でご馳走になることにしているんです（爆）。
自分で買って焼いたことはないにしても、おそらく食べたことはあると思います。
ドイツ人の若者のパーティに行くと必ず出てきますからね。
でも、絶対に出来合いだとわかっているから、積極的には手を出さない。
つまり今回は、自分で出来合いのピッツァを買ってきて焼いて食べる初体験、ということになります。動機ですか？・・・単に、 食べてみたかったから としか言いようがありません・・・。
買ってきたそのままではあまりにも寂しい、と思ったので、同じ店に売っていた「ハーフドライトマトのアンティパスティ」を細長く切って散らしてみました。・・・やっぱり、旨いモンではないですね
でも、お値段の割には食べられる、というのが正直な感想かも。
旨いピッツァなら人の分までとって食べようとするであろう大喰らいの私が、半分でギブアップ。まあ、残りは後で、ね
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pikachumama
ぴかままです。オペラやコンサートで歌うソプラノ歌手です。15年と3ヶ月にわたったドイツ生活にピリオドを打ち、2008年の秋帰国しました。某大学にて「センセー」しながら活発な演奏活動をしています！あるときはB級グルメ料理を作って「旨い」と褒めることを強要し、あるときはひとんちの小学生と対等に遊び喧嘩をし、またあるときはオーラと超音波を発する舞台人、またあるときは若きぴよたちとぴよぴよ歌い、そしてまたあるときは酒呑んでまったりしている、そんな鳥類です。
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