2007年11月29日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「ワシントンDCまで車で1時間かかるが、家を買った。数年したらまた買い替えるけれどね」 

 米国に駐在していた2006年当時、エチオピアから数年前に米国に移住した知人のタクシードライバーの話題は、もっぱら住宅投資だった。

 1980年代後半の土地バブルを経験している身からみると、米国の住宅投資の熱狂はいつか破裂するだろうとの危うさを感じたものだが、今年になってやはり顕在化してしまった。彼のような低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)を借りていた人の多くが返済ができなくなって、住宅ローンの焦げ付きが発生した。

 だが、このバブル崩壊の影響が米国だけにとどまらないことが問題になっている。サブプライムローンを貸した金融機関は貸した資金を早めに回収したいから、無数の貸し倒れリスクの高い債権と低い債権をごちゃ混ぜにして新たなサブプライムローン債券に作り替えた上で、分割して米国内外の投資家に販売した。そして、サブプライムローンを借りた人々の多くが返済不能になったことで、債券を買った世界中の投資家が損失を被ってしまった。日本のバブル崩壊の時は、損を抱えたのは日本の金融機関などにほぼ限定されていたが、今回は世界中の投資家に損が広がったことが新しいリスクだ。

 サブプライムローン債券の貸し倒れ損失は最大で1500億ドル(16兆5000億円)とされる。いま、米国は金利を下げて今回の危機の広がりを抑えようと躍起になっている。

 だが、損をした投資家の不安は収まらない。サブプライムとは別の住宅ローンの貸し倒れも続くと予想し、米国への投資を控える動きが続いている。米国経済への懸念はドル売りを招く。ドル下落が続けば、米国債が売れなくなって長期金利が上がる。それは、米国の不況を深刻化する。米国の不況は一国だけに収まらない。

 伊藤忠商事の北井義久チーフエコノミストが描くシナリオは世界同時不況。「今度の大不況は、米国のイラク政策の失敗とあわせて米国の衰退の始まりとなる。世界の多極化を一段と促すことになるだろう」と予測は超悲観的だ。(気仙英郎)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年11月29日 11時15分01秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ぴこ店長

ぴこ店長

お気に入りブログ

限定360名2025登録型… New! えむ5678さん

日記 おで1101さん
株式投資で小遣い稼… たつみ@MAさん
わたしの株日記 さくら122500さん
外貨で、資産運用チ… iaoki2001さん

コメント新着

夢見る はるる @ こんばんは・・・。 だんだん天井が低くなりました。 的中で…
夢見る はるる @ 未来予想?! 書き込みをありがとうございますm(__)m …
夢見る はるる @ こんにちは(^o^)丿 暑中お見舞い申し上げます。 こんにちは♪…
夢見る はるる @ こんばんは・・・。 いかがお過ごしでしょうか? こちらは …
夢見る はるる @ (-_-;)なるほど・・・。 こんにちは…。為替の天井が下がり気味です…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: