2008年01月25日
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1月23日16時40分配信 サーチナ・中国情報局


グローバル投資のポイント 第86回-村田雅志

 1月21日付けの香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国の4大国有商業銀行の1つである中国銀行の昨年(2007年)の利益が減少する、と報じました。報道では、中国銀行はサブプライムローン関連投資によって、昨年10-12月期に巨額の評価損を計上する見通しで、昨年1年間の利益は赤字に転落する可能性もあると伝えています。

 報道の翌日(22日)、上海証券取引所は、中国銀行の国内投資家向けA株の売買を終日停止にしました。その理由として上海証券取引所は、重要事項が未発表であることを挙げており、香港紙の報道が関連するとみられています。

 中国銀行が売買停止となった日、中国株式市場は大きく下落しました。上海総合株価指数は前の日から7%以上下落し、過去10年で3番目の下落率を記録しました。中国株式市場の優良銘柄の代表的な存在である中国銀行が売買停止となったことが中国の株価を押し下げる要因になったと思われます。

 売買停止の翌日、中国銀行は、香港紙の報道について「報道はまったく根拠がない」と否定。また、昨年度の税引後利益は、サブプライム関連の損失を計上しても前年比プラスであり、開示すべき上は管理規定に基づき速やかに公開するともコメントしました。

 株価を押し下げた中国銀行に関する報道が、中国銀行自身によって否定されたのであれば、中国株が再び上昇基調を続けても不思議ではない気がします。しかし、中国銀行が報道を否定した日(23日)の上海総合指数は一時3%以上の上昇を示しましたが、その後は小幅ながらマイナスとなる場面もあるなど、以前のような力強い上昇がみられない状況です。

 中国だけでなく、米国、欧州、日本など主要株式市場で株価が下落しているだけに、中国株の上昇に力強さが見られないのも自然のことかもしれません。ただ、過去の中国株が合理的な水準を超えて淡々と上昇を続けてきたこと、つまりバブル化していたことが、今になって気になります。あくまで根拠もない印象論でしかありませんが、中国銀行の報道は、中国株市場で発生していたバブルを“パチン”とはじけさせる、針の役割を果たしたのかもしれません。(執筆者:村田雅志 株式会社GCIキャピタル・チーフエコノミスト)







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最終更新日  2008年01月26日 02時25分04秒
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