ほんやく☆こんにゃく

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ちゃしー

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December 26, 2010
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カテゴリ: 調べもの
昨日から帰省先でパントマイムについての
調べものをしています。

パントマイムの第一人者と言われる人たちの著書は
東京の図書館で借りて(予約して)あるので、
こちらでは「表現」について調べものです。

図書館で借りた本はインド舞踊、日本の舞踊(能や歌舞伎)、
バレエ、演技、演出、身体感覚、コミュニケーション。
手話にもおもしろそうな本があったのですが、貸出冊数を
超えてしまったので今回はおあずけ。


手に取ったときは「パントマイムにつながるようなこと、
インド舞踊にあるのかな~?」と思っていましたが、
読んでみてびっくり。
パントマイムとバラタナティアムでは、その根本的なところに
とても共通点が多いのです。

パントマイムで参考にしたのは
おしゃべりなパントマイム (カンジヤマ・マイム著)

引用します。
 「形だけのふりではなく、いつも必ず正直で自然であること。
  無理に身体を動かそうとせずに、まずは自分のなかで
  その状況をじっくりと感じ、積み上げ、自然に表現になって

 「表面の模倣ですませて、お決まりのしぐさなどを使うのなら
  だれでもできますが、マイムはそのものになりきらねば
  なりません」

また、パントマイムでは頭の先から足の先まで、眉も目も鼻も、
あらゆる部位を使うのだということも読みとることができました。





バラタナティアムを踊る

書いてあったのは
 「完全なバラタナティアムの舞踊家になるためには、
  幾年も心身の修行を積み、観客の心と踊り手の心を
  一体にし、更に、人間の身体を通してその人間の身体
  以上の世界を作りあげなければならない」
 「世界中のあらゆる舞踊の中でも、インド舞踊ほど全身を
  くまなく使うものはない。フットワークはもちろん、
  上半身、頭、首、顔の表現、頬や鼻まで動かさなければ
  ならない。こうして全身自在にコントロールすることに
  よって、踊りのラサ(感動)を呼ぶのがインド舞踊の
  醍醐味であると考えられている」


書き方は違いますが、パントマイムとバラタナティアム、
どちらも体の隅々に至るまで形を作り、そのうえに
表現(心、気持ち)を重ねていくのだということがわかります。


おしゃべりなパントマイム から引用。
 「すべての国にはそれぞれ固有の芸能があり、そのそれぞれの
  芸能のなかには本質的にパントマイムと呼ばれるべき要素が
  かならず存在しています。
  日本においてもまさにその通りで、歌舞伎などにも、たとえば
  「だんまり」というマイム的要素がありますし、能、狂言などに
  いたっては日本的パントマイムの末裔といってもよいかも
  しれません」


日本では能、狂言が日本的パントマイムの末裔であり、
それがインドではバラタナティアムなのかもしれませんね。


この発見も本をタイトルだけで判断せず、中をパラパラ見たおかげ。
思わぬ掘り出しものでした


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Last updated  December 26, 2010 04:17:00 PM
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